豚インフル


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わざと感染!?インフルエンザ・パーティー
新型インフルエンザ、第2波が猛威をふるう可能性
インフル警戒水準5へ、そして発症分布と対策
ついに新型?豚インフルエンザ大流行?@アメリカ大陸
要注意!新型インフルエンザ発生?@アメリカ大陸


May 13, 2009

わざと感染!?インフルエンザ・パーティー

インフルエンザ…当然のように、日本にも感染拡大しましたね。どんなに水際対策をとった所で、世界への感染拡大を防ぐ事は不可能と言う専門家も居ましたし、いずれ出るとは思っていたけれど…。やっぱり不安ですよね。

現在の豚インフルエンザ感染分布図はこちら。
(最新版はリンク先をクリック)
【Flu Trucker】
http://flutracker.rhizalabs.com/
flutrucker
(↑5月12日現在のキャプチャです)

このように広がってくると、早くワクチンが欲しいと思うものですけれど…、開発は急がれているものの北半球の冬の時期に間に合うかどうか、というところらしく。また、ワクチン接種そのものを避けたい考えの方もおられ。アメリカでは「豚インフルエンザにみんなで感染しようパーティー」の話が6日前のニュースに出てましたの。

+++ +++ +++
'Swine flu party' a bad idea: US health official】

Thu May 7, 2:20 pm ET WASHINGTON (AFP) — Cancel plans for that "swine flu party": a top US health official says deliberately trying to get infected with the A(H1N1) flu virus as protection against a future more virulent strain is a bad idea.
ワシントン(AFP)—その「豚インフルエンザパーティー」の計画を取り消してください:米国の厚生担当トップは、将来発生するかもしれない伝染力の強いウイルスから身を守るためにA(H1N1)インフルエンザウイルスに感染し、備えようとするのは、悪い考えであると言います。

Having "swine flu party" is "a big mistake," said Richard Besser, the acting head of the US Centers for Disease Control and Prevention (CDC)."This is a new, emerging infection, and we're learning more about it each day," Besser said.
「豚インフルエンザパーティー」を開くことは「大間違い」である、とリチャードBesser(米国疾病管理予防センター(CDC)の代理長)は言いました。 「これは新しく出現した伝染病です。また、私たちは日々研究をしているところです」。

+++ +++ +++

アメリカでは、ワクチン接種と自閉症などの関連性を気にして、または、ワクチンそのものの有効性に疑問がある、宗教信条的な理由などから、一切予防接種をさせないと言う親も居るそうです(日本でも増えてきているそうですね)。

そうした親が、さはさりながら、感染症に大きくなって感染すると重症化しやすいから、小さいうちに貰って済ませておこう!的な考え方で、comes from "chickenpox parties" と記事にあるように、水痘パーティーをしてきた。日本でも、おたふく風邪や水疱瘡などを昔は「貰いに行った」なんて話もあります。

そうした思考回路から、小さい頃に済ませるが吉とされる水痘などと「同様」に、今回の豚インフルエンザも今のうちに、となったのでしょうけれど。同様じゃないよね?とマドは思いますの。

すでにワクチンの開発が終わり、症状への対処法も確立されている伝染病と、今回初めて世界に広がった新しいインフルエンザ、それももしかすると更に変化する可能性を秘めているものとを同じように捉えるのは、危険と言うものです。

マド家はワクチン開発まで待ちたいと思います。
そして、手洗いうがいと予防に努めます。
みなさまも、どうぞどうぞ、よく考えて行動なさってくださいまし。

***

アメリカのchickenpox partiesに関して、Babies Onlineに
記事が出ていましたので、ご参考までにリンクを。
●Chicken Pox Parties水痘パーティー/Babies Online
(livedoorの翻訳ページにリンク。原文機械日本語訳が出ます)

物事にはいい面と悪い面がそれぞれあるものですけれど、
やっぱり、死ぬほどのリスクをおかしてやるべきなのか?
考え込んじゃいますわね…。

自然が一番いい、という気持ちも分かるけれど、
ずっと自然だけだったら生きていけないのが現代でもあり。

madoatberkeley at 02:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

May 05, 2009

新型インフルエンザ、第2波が猛威をふるう可能性

世界的に感染拡大している新型の豚インフルエンザ。その感染の仕方や病状が分かってくるにつれ、落ち着きつつあるように見えますが、やっぱりまだ気は抜けないというのは事実のようで…。


記事曰く、WHOの事務局長が新型インフルエンザの感染について「いったん沈静化の兆しをみせた後で、より強力化して致死性の高まった状態で再拡大する可能性がある」「新型インフルによる死亡者数は低下しているように見えるが、これは必ずしも終息に向かっていることを意味しない」「北半球で通常のインフルエンザが流行する季節が終われば感染の拡大はいったん収まるが、第2波が猛威をふるう可能性があり、その場合はより致死率が高まり、21世紀最大の大流行になるだろう」と語ったとのこと。

恐怖感を煽りたいわけじゃありませんの。
ただ、インフルエンザの季節が過ぎたから、感染拡大がおさまったから…と、なかったことにするんじゃなく、出来る範囲の事を習慣化して予防をし続けるより他ありませんわよ!と言うことをお伝えしたいんですの。

今回の豚インフルの症状は次の通り。
潜伏期間は個人差があるが、家族間などで感染時期が特定できるケースから推定すると、感染後3〜7日たって発症する。39度程度の高熱とともにせきや鼻水が出て、頭痛や筋肉痛、腹痛や下痢症状を訴える。緑か黄色のたん、場合によっては血の混ざったたんが出る。発症後72時間後ごろから、肺炎を併発して重症化、特に重い場合は多臓器不全を起こして死亡に至る例が多いという。発症して7日以内の抗ウイルス剤タミフル投与などの治療は明らかに有効だとした。ただし、心臓病や糖尿病など他の病気を患っている場合はタミフルが効かない例もみられたという。(from:発症7日以内に治療すれば大半回復 メキシコの専門医/asahi.com/05052009)


インフルエンザの予防法おさらい。
・外出しない:これが一番効果的
・外出する場合は、他人と2m以上離れる
・マスクをする*:サージカルマスク(手術用)で十分
・手袋をする*
・エプロンをする*:ウイルスを運ばないため
・手洗いとうがいをマメにする
・規則正しい生活をする:免疫力を高めることが大事
・メガネ(伊達でもいい)、サングラス、ゴーグル着用
*マスクは食事ごとに交換する。エプロンも同様。手袋はトイレや手洗いのたびに交換する。手袋は1日10枚くらい使うといい。手洗いとうがいはまめにするのも大事。

というわけで、母上がとりあえず買ってきたのは
wash your hands
手洗いソープ類
15秒から30秒はしっかり洗いましょう!

殺菌ジェルや、お手拭、喉の乾燥を防ぐ飴
サニタライザー他
外出先で手を洗いたいけど手洗い場が見当たらない時とか、こまめに使えていいわね。《ただ…大入りボトルはもう売り切れてたのだけれどね…》

…そして、肝心のマスクはどこにもなかった!
ドラッグストア3軒回りましたけど、どこでも「ないよー」「なくなったよー」「うーん昨日売り切れたよ」と。その割には外でマスクをしているアメリカ人など、まったく見かけませんの。果たして、一体、売れたマスクはどこにあるんでしょう?備蓄されてるのかしらね?

アメリカでの報道を見ている限りでは「マスクをするよりも、まず手洗いが一番重要」という論調でマスクを重要視していないようですが《マスク売り切れによるパニックを防ごうとしているのかな?》、人ごみに出かけるときは、マスク…ないなら何か布で口や鼻を覆うのはアリだと思うマドでございます。スキー用の目だし帽とかどうかしらね?《アメリカの銀行で、目だし帽は駄目よ!撃たれるから!》

さて、世界の新型豚インフルエンザ発症分布図はと言うと。
google上のMapが、イッパイイッパイになっちゃって、更新が一面で出来なくなってました(H1N1 Swine Flu in 2009)。そこで、別途サイトを立ち上げてこちらに情報を一括収集しているようです。googleでのmapと同じ方が管理されています。

【Flu Trucker】
http://flutracker.rhizalabs.com/
swineflu map
(キャプチャ画です)
分かりやすいので確認するのに便利です。

エジプトなど、強毒性の鳥インフルエンザが流行っている国では豚インフルエンザにも大変ナーバスで豚をすべて処分するという話も出ているようですが…、とりあえず豚肉は加熱して食べる限りでは問題はないはず。とにかく飛まつ感染、接触での感染が怖いわけですから、みなさまもお気をつけください!

今までにマドが書いた記事はこちらでございます。
要注意!新型?豚インフルエンザ発生?@アメリカ大陸
ついに新型?豚インフルエンザ大流行?@アメリカ大陸
新型?豚インフルエンザ発症分布図と対策
郵便局前のカフェと、マスクのつけ方
インフル警戒水準5へ、そして発症分布と対策

ご参考まで!

madoatberkeley at 02:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

May 01, 2009

インフル警戒水準5へ、そして発症分布と対策

WHOが今回の「新型(豚)インフルエンザ」の警戒水準をフェーズ5に上げましたね。この機に乗じて危機感を煽り儲けようなんて業者も出てきてるみたいですし、もう一度このブログでは「落ち着いて、現状正しいとされる情報を集め、理解した上で、必要な対策をしましょう」と申し上げておきたいと思います。

今日はいつもに増して長い記事になりますの。
でも、読んでくださいますわね?
お役に立ちます。きっと。

まず、
【フェーズ5の意味は?】
WHOによると「フェーズ(過程)5とは、1つのWHOの地域の少なくとも2か国の中で人間から人間によってウイルスが広がっている状態を指します。ほとんどの国々がこの段階で影響されない一方、フェーズ5の宣言は、病気の大流行が迫っている事も意味します。《ざっくり訳。本文と機械日本語訳を読みたい方は、次のリンクをクリックしてください→「WHOのパンデミックアラートページ(livedoor機械翻訳つき」》

つまり、一部の流行ではない。人間の間で感染が広がっている事が確認された。これ以上の感染拡大を防ぐ手立てを講じるには時間が限られており、対策が急がれる状態。と言うこと。今は多少大げさでも拙速でもいいから、出来る対策をし続けるより他ありませんの。

さて、対策を講じるために現状把握をしましょう。

【世界で発症が確認された人数と、死者数】

この記事には「新型豚インフルエンザと確認された人」の数と、死者数が載っています《4月30日現在》。つまり一般的に報道されている「感染者2000人」等とは違い、今回の豚インフルエンザへの感染・死亡が確定した人しか載っていません

ここでマドが申し上げたいのは、豚インフルエンザでの死者と断定されたのはアメリカで1名《メキシコから治療の為に渡米していた子ども》だけですが、アメリカでは、今年の1月からすでに1万3千人が死んでいるインフルエンザが別に存在する、と言う事実です。

その恐怖のインフルエンザは…
普通のインフルエンザ」なんですの。

CNNの「Regular flu has killed thousands since January」という記事(機械翻訳日本語つき原文リンクはこちら→●)によると、Worldwide annual death from the flu estimated between 250,000 and 500,000(世界では毎年25万〜50万人がインフルエンザで死亡)している。年代は65歳以上高齢者が9割だそうですが、残りの1割は?50万人の1割って何人?5万人ですわね?若い世代も5万人死んでるんですの。今回の豚インフルエンザ感染がどのようにこれから作用するかは分かりませんが、現状では「豚インフルだけに目を奪われていないで、普通のインフルエンザにも、気をつけて!」な状況なのはお分かりいただけたでしょうか?

…と、いう話は実はマドの母上のお友達マツモトケイジさんのHP【Keizi web】から頂いてきたお話なんですけど、分かりやすくて、とっても為になるから是非皆様にも読んでいただきたいですの。

●今日のトンフル情報 医療コンサル&CNN編

ケイジさんのリンク先には、医療コンサルタントのKさんのお話も出てきます。そのお話が大変実用的なまとめになってます。インフルエンザと新型インフルエンザの違い、ワクチンと治療薬のこと、予防法、その他みんながきっと疑問に思ってる事Q&Aが載ってますから…必読です。

【インフルエンザ予防法】
に関しては、急ぐ方の為にポイントを抜粋しておきます。
***
インフルエンザは飛沫感染だ。つまり、ウイルスは水分なしでは存在できないため、唾液などと一緒に存在する。端的にいえば、くしゃみやせきで感染する。空気感染はしない。飛沫は飛んでも1.5mなので、離れていれば問題ない。

具体的なインフルエンザの予防法は以下の通りだ
・外出しない:これが一番効果的
・外出する場合は、他人と2m以上離れる
・マスクをする:サージカルマスク(手術用)で十分
・手袋をする
・エプロンをする:ウイルスを運ばないため
・手洗いとうがいをマメにする
・規則正しい生活をする:免疫力を高めることが大事
・メガネ(伊達でもいい)、サングラス、ゴーグル着用
 《マド追記》

マスクは食事ごとに交換する。エプロンも同様。手袋はトイレや手洗いのたびに交換する。手袋は1日10枚くらい使うといい。手洗いとうがいはまめにするのも大事だ。
***

日本でも、普通のインフルエンザはまだまだ流行中ですから、
みなさま手洗いうがいと人ごみではマスク推奨ですわよ!
【国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ】
https://hasseidoko.mhlw.go.jp/Hasseidoko/Levelmap/
日本国内での、感染状況、分布図が出てますからご一覧ください。


そういえば、先日の記事「新型?豚インフルエンザ発症分布図と対策 / April 27, 2009」で触れたgoogle上のMapが、次のようになっています。
H1N1 Swine Flu in 2009

View H1N1 Swine Flu in a larger map
一見更新が止まったかに見えますが、続いています。あまりにも報道と発症が多くて一つのページに収まらなくなったようです。最新情報は、リンク先のgoogle画面左側の発症履歴をずっとスクロールした下にある「Next」をクリックすると出てきます。Comment欄を見ると、ちょっと変な事を言う輩も沸いてますけど、基本的には情報が発せられ次第すぐに投稿され、更新されていますの。【追記】その後、別途サイトを立ち上げてこちらに情報を一括収集しているようです。『Flu Trucker』http://flutracker.rhizalabs.com/

さて、日本でもA型発症者が確認されました。

果たしてコレが今回の豚インフルエンザなのか、普通のインフルエンザなのかは分かりません。【追記】この女性は、遺伝子検査を行ったところ、A香港型で新型インフルエンザではないことが判明しました。代わりにカナダに修学旅行へ行った高校生に疑いありみたいですけれど【追記】これまた関係なかった…まだ日本で新型の発症例はないようです(5月5日)。

この様子では、インフルエンザ警戒水準もフェーズ6に引き上げられる日が近いかもしれません。これだけ見ると、浮き足立っていてもたっても居られない気分になるけれど…、フェーズ5と6の違いは感染地域が拡大しているという点。そんなもの、とっくの昔にみんな気づいて居た事。世界はすっかり近くなりました。

今、大事なのは、今回の豚インフルエンザは早めに治療すれば治る、あくまでも飛まつと接触により感染するのであって、空気感染ではないので普通のインフルエンザのように予防が可能ということ。食糧(最低2週間分は…と言っても日本では地震対策ですでに備蓄のある人が多数ですわね)と、医薬品&マスクのストックをしておきましょう。

マドブログをお読みくださった方は、もうお分かりのように、何よりもまず、落ち着いて正しい予防法をとるのが一番でございます。気をつけて予防をしていたのに、高熱が出て吐き気がするなどのインフルエンザ症状が出たら、まずは病院へ電話をして、指示を仰ぎましょう!

最後に、読み物として面白かったのでWIREDの記事を。
●新型インフルは「ヒト・鳥混合型ではない」+発生源をめぐる論争



madoatberkeley at 01:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

April 26, 2009

ついに新型?豚インフルエンザ大流行?@アメリカ大陸

昨日もインフルエンザのお話を書きましたけれど。その後、ニュースが気になって気になって仕方なく、一日中情報収集をしてしまいました。一晩明けた今朝から、またアメリカの主要テレビ局ではやっぱり豚インフルエンザについて全力特集中です。

また、昨日はマドブログへたくさんの方が検索からお越しくださったようで、少しでもお役に立てたらと思って、Berkeleyではまたニュースはないけれど、今日もインフルエンザの流行について書きたいと思います。



まず昨日の記事のタイトルに「?」を挿入しました。何故って、まだ日本の厚生労働省は新型インフルエンザが発生したとは言っていないからです(2009年4月25日現在「厚生労働省・新型インフルエンザ対策関連情報」参照)。つまり、今回の豚インフルエンザ(すでに人の間でうつると確認されていますが)については、新型と認めるに至っていないと。新型と言うのは、人の間で感染が広まり、さらに誰一人耐性を持たないものと定義されるようです。でも今までにないミックス型であることは間違いなさそうですが…。

新型インフルエンザが恐れられるのには理由があります。新型には誰も耐性を持たない故に、被害が拡大する。有効な治療の手立てがないままに一気に広がり、潜伏期(1-10日)無意識のうちの接触で感染が爆発する可能性が高いのです。感染爆発状態をパンデミックと言います。現状ではWHOのアラートでは「New Virus causes human causes(人-人の感染)の「3」(Not or very limited human-to-human transmission」のレベルにあるようです。WHOのトップがニュースで「状況は深刻だがまだパンデミックとなるか判断するには早すぎる段階で観察が必要」なんて言ってました《でももう4では?って思うんですけれど…》。日本ではまだ人−人が確認されてませんので3です。国立感染症研究所のHPでは、事前対策計画用チェックリストなどもダウンロードできます《2005年のものですけどね…》。

過去に世界で大流行し、多数の死者が出たのは、
1918年 H1N1 スペインかぜ
1946年 H1N1 イタリアかぜ
1957年 H2N2 アジアかぜ
1968年 H3N2 香港かぜ
1977年 H1N1 ソ連かぜ(※研究所の冷蔵庫からの流出事故)

現在、人体感染が確認され警戒されるインフルエンザは、

【鳥インフルエンザ(H5N1)】
症状は高熱、身体の痛み、吐血、歯茎などからの出血。幼児や高齢者の死者が多い。強毒性で致死率が高い。ベトナムでは今までに110名の感染事例が報告されており、そのうち55名が死亡し、エジプトでは今までに63名の感染事例が報告されており、そのうち23名が死亡しています。(日本厚生労働省・感染情報より)他にはインドネシアなどでも毎年死亡報告が出てます。

【豚インフルエンザ(H1N1)】
Human cases of swine influenza A (H1N1) virus
上に挙げた鳥インフルエンザと比べると毒性は弱いものの、逆にそれが感染のチャンスを広げてしまっているのかもしれません。症状は通常のインフルエンザに類似し、高熱嘔吐などです。今回メキシコでは1000人が感染したとされ、70人近くが死亡しています。問題なのは、この死亡者が20から40代に集中していること。H1N1のインフルエンザ予防接種はアメリカでは一般的ですが果たしてそれが今回の人に感染する豚インフルへも有効かは不明。高熱が出たらタミフル(耐性がある可能性がある)か、リレンザなどを処方されることになると思われます。強毒性の鳥インフルエンザが猛威を振るっているアジア圏では(含日本)、H5N1型に対応したワクチン開発を進めてきたものの、豚インフルエンザは想定外であったようで、これから対応が急がれます。

アメリカでもまだまだ情報が交錯しています。カリフォルニアやテキサスだけではなく、ニューヨークの私立学園の学生75人がインフルエンザに掛かってるのではないかというニュースまで出てきました。追記:検査の結果、8人が豚インフルエンザに感染しているのが確認されました。休暇中にメキシコへ行った学生も居たようです。

ニュースではアウトブレイクOutbreakやエピデミックEpidemic(パンデミック前)という単語を使っているように警戒水準はかなり高いままです。米国CDCは「CDC has NOT recommended that people avoid travel at this time.」と言う事で渡航禁止まではしないが、この時期に旅行をするのは薦めない…という言い回しをしています。

日本はゴールデンウイークに突入ですね。
日本・外務省の「海外安全ホームページ」には、メキシコの死亡者のうち豚インフルエンザが原因であることが確認された20人の内訳についてメキシコシティ13人、サン・ルイス・ポトシ州4人、バハ・カリフォルニア州2人、オアハカ州1人と書かれています《12月に訪れたカンクンのあるキンタナ・ロー州では死者が出ていると聞きませんが…ダウンタウンや人ごみを避けてビーチで過ごすだけなら安全でも、結局飛行機の乗り継ぎなどで確実にメキシコシティかテキサスを経由する訳で…》。できればこれらの地域へは渡航しないほうが身のためでしょう。もしどうしても渡航せざるを得ないのであれば、
(1)十分な水・食糧の備蓄を行い不要不急の外出は控える。
(2)外出する際は人混みを避ける。また、咳やくしゃみ等による
  感染を防ぐため、マスクを着用する。
(3)積極的に手洗いやうがいを行う。
(4)発熱や咳などインフルエンザと似た症状がみられた場合には、
  迷わず現地の医療機関の診療を受ける。
ことで感染を防ぎ、身を守りましょうと書いてあります。もちろんメキシコなどへ渡航しない場合も、やっぱり結局同様のことが言えますよね。

アメリカにおいては…
メキシコとは地続きのアメリカ。アメリカとメキシコを行き来する人の数は60万人とも言われ、年間100万人もの不法滞在者も増えていると言われています。今回メキシコの患者12人から検出されたウイルスは、米カリフォルニア州(のメキシコと国境を隔ててすぐ隣の地域)とテキサス州で計8人が感染したウイルスH1N1型と遺伝学的に同種の新型の豚インフルエンザとみられるように、一蓮托生状態になっていると言っても過言ではないと思います。水際で食い止める段階にはなく、あとはどうやって被害拡大を抑えるか…という段階のようです。テキサスでは、豚インフルに感染したと思われる学生の家族は全員家から出ないように命じられ、隔離されるなどしているようです

自衛手段は限られます。下のCNNのビデオにもあるように、そして上に転載した日本・外務省の注意にもあったように、不要不急の外出は控え、人ごみを避け、席やくしゃみをする人との接触後は良く手洗いうがいをし、疑わしい場合は医師にすぐに相談。これしかないようです。

パニックになってもしょうがありません。
まずは、できることから着々と…ですわね。


CNNの報道


最後に。厚生労働省のサイトを読んでたら「ウエストナイル熱に注意」と出てました…。ウエストナイル熱は、蚊を媒介して人も感染します。サイトによると「ほとんどの人(約80%)は無症状です。感染した人のうち、2割程度がウエストナイル熱になると考えられており、発熱、頭痛、筋肉痛や、時に発疹、リンパ節の腫れが見られますが、症状は軽度です。ですが、ウエストナイル脳炎になり重症化すると、激しい頭痛、意識障害、痙攣、筋力低下、麻痺などを示します。」とのこと。「症状が出るまでの期間は、2〜14日(普通2〜6日)」。ご参考まで…。


madoatberkeley at 02:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

April 25, 2009

要注意!新型インフルエンザ発生?@アメリカ大陸

去年の11月の記事「インフルエンザ流行情報@アメリカ / November 16, 2008」と、今年の1月の記事「インフルエンザに効く薬@アメリカ / January 17, 2009」でも書いたように、インフルエンザは冬に猛威を振るうことから、時々googleのサイト(http://www.google.org/flutrends/)でチェックをしてきました。

4月に入ってからは、こんな感じで
flu2009-04
もう山を越え、収束に向かっている風だったのですが。

ここ数日TVで流れる沢山のニュースには

・エジプトで鳥インフルエンザ感染68人/MSN
 (子どもを中心に死亡者も出ている)

・Investigators in swine flu outbreak look to Mexico/CNN
 (メキシコで豚インフルエンザにより60人死亡)

・アメリカで豚インフルエンザ感染7人確認 / CNNjp
 (San DiegoとEl Paso5人、Texas2人)

まだまだインフルエンザ関連が出てくる出てくる。
それも、広がり方が激しく、新種のものまで。

エジプトのものは、H5N1型で強毒性。人が感染すると、38度以上の発熱、下痢、鼻血、歯肉出血、血痰、呼吸困難など、激烈な症状を起こし、強毒性のため、致死率が(一般の人インフルエンザと比較して)高いそうです。同じ型のインフルエンザでベトナムでも死者が出ています。どちらも幼児が多い。

が、メキシコで発見された豚インフルエンザでの死亡者は、若者から壮年層がほとんどで、幼児などは含まれて居ない。それって今までの予防接種推奨層と逆のような…。すでに800人以上が感染していて、60人が死亡。アメリカで発見されたものと同様のH1N1型(WHO調べ)であり、確かこれはタミフル耐性なのです…。

アメリカのケースは幸い全員回復しているそうですが、発見された豚インフルエンザから分離されたウイルスには、「人」と「鳥」と「豚」のインフルエンザの遺伝子が「混在」。しかも「北米」「欧州」「アジア」のウイルスの遺伝子までもが混じっており、大陸間にわたる混在が確認された初のケースとのこと。他のCNNのニュースにはThere is no danger from contracting the virus from eating pork products.と書いてはありますが、鳥のことを考えると…。何より、豚との接触がない人が罹患していることから人と人の間での感染が可能な訳で、食べる食べないはまったく関係なく…。

アメリカでやたらとインフルエンザ予防接種に積極的(無料で受けられたりする)な理由が、分かってきたような…。沢山の人が住み、世界中と交流がある国ですから、ウイルスの流入も流出も防ぐのに限度がある、それならば予防接種しかない。と言うことなのね。

とは言え、今のワクチンは新型のものには対応していないし、新型が流行る前に防ぐためのプレパンデミックワクチンなどの導入にはそれなりに色々と検討せねばならないことも沢山あるし。日本では確か鳥インフルエンザを想定してワクチン開発をしていたはずで、ここに豚も入ってくるとなるともう、やること満載。人とインフルエンザとの戦いはずっと続くのか…。

最後にCDC(The Centers for Disease Control and Prevention)からCaliforniaとTexas住人への注意警告文を抜粋しておきたいと思います。

***
CDC has identified human cases of swine influenza A (H1N1) virus infection in people in these areas. CDC is working with local and state health agencies to investigate these cases. We have determined that this virus is contagious and is spreading from human to human. However, at this time, we have not determined how easily the virus spreads between people. As with any infectious disease, we are recommending precautionary measures for people residing in these areas.

*Cover your nose and mouth with a tissue when you cough or sneeze. Throw the tissue in the trash after you use it.
*Wash your hands often with soap and water, especially after you cough or sneeze. Alcohol-based hands cleaners are also effective.
*Try to avoid close contact with sick people.
*If you get sick, CDC recommends that you stay home from work or school and limit contact with others to keep from infecting them.
*Avoid touching your eyes, nose or mouth. Germs spread that way.

There is no vaccine available at this time, so it is important for people living in these areas to take steps to prevent spreading the virus to others. If people are ill, they should attempt to stay at home and limit contact with others. Healthy residents living in these areas should take everyday preventive actions.

People who live in these areas who develop an illness with fever and respiratory symptoms, such as cough and runny nose, and possibly other symptoms, such as body aches, nausea, or vomiting or diarrhea, should contact their health care provider. Their health care provider will determine whether influenza testing is needed.
***

曰く「病気の時は外に出るな、人と接触するな。広げないことが肝要。熱、咳、鼻水など呼吸器の症状と、体の痛み、吐き気、嘔吐、下痢などの他の症状が出たときは、医者に行くこと。医者は必要に応じてインフルエンザテストをする」という事で。つまるところ、今の所、防御はしようがないから、出たら広げないでねー…ということですの。

みなさまも、人ごみの中に出かけるときはご用心!
本当に本当に要注意ですの。


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こんにちは、マドです。
2005年10月生まれ。
今度はUSA上陸です。

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