2022年04月28日

自分にとってちょうどいい?

こんにちは。まどかレディースクリニックの竹原です。

お久しぶりです。

 

札幌は気持ちの良い快晴。

大通公園の花壇では昨日花の植え込み作業をしていましたし、

桜やモクレンの花が咲き始めているようです。

 

コロナ対策が日常となり、マスクなしのお顔を知らぬままの相手も増えてきたなと思う今日この頃

クリニックのスタッフでも、コロナ禍が始まってから働き始めた人はマスクなしの顔をお互いにみることはほとんどなく過ぎています。

こんなに長くマスク生活が続くとは、当初は思っていませんでした。

 

そこに加え、何かと落ち着かない社会情勢

気持ちの良いお天気とは裏腹に、何となく不安や落ち込みを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

何か大きな事故や災害が起きたとき、

個人差はありますが精神的な影響を受けるものです。

今はテレビだけでなく、スマートフォンを見れば24時間新しい情報が流れています。

そういう情報の波に飲み込まれてしまうと、

精神的な安定が崩されてしまうことが良くあります。

 

そこを防ぐために

何かあるたびに患者さんにもお伝えするのですが、

ニュース等に触れる時間や場面に枠決めをすることがお勧めです。

テレビでもスマートフォンでも、一度見始めると次々と情報が飛び込んできます。

心が抱え、消化できる量をすぐに超えてしまいます。

ちょっとしんどいなと思ったら、

○○時のニュースだけは見る。

スマホチェックは通勤電車の中だけ。

のように、自分にとって「ちょうどいい」情報収集のルールを決めてみるといいですよ。

 

私は通勤時の地下鉄の中でラインニュースのタイトルをチェックすると決めています。

カウンセリングの中で話題に出たことについては、職場で確認することはありますが、

基本的なルールを決めて、最小限にしています。

社会人としてどうかと思うこともありますが、

今の自分が処理して抱えられる量はそのくらいかなと思っていますし、

特に困ることはないので、当分はこのルールでやっていこうと思います。

 

何事も「今の自分にとってちょうどいいか」を確認しながら、

そして、時々修正しながら過ごしてみるといいですね。

 

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まどかレディースクリニックは女性のからだとこころに寄り添う婦人科クリニックです

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2021年06月03日

あっという間に過ぎる時間

こんにちは。まどかレディースクリニック心理士の竹原です。

今週は青空がきれいな日が続いていますね。

我が家のベランダでは5月に植えた朝顔の芽がようやくニョキニョキ出てきました。

後から植えたミニひまわりやリーフレタスの方が先に発芽していたので、

朝顔はどうしちゃったのかしらとちょっと心配していましたが、

ちゃんと自分たちのペースで発芽してくれるんだなと安心。

芽の上にかぶったままの土をそっとはらってみたりして、大事に育てています。

 

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気づけば2021年も半分。いつものことながらあっという間です。

あっという間ということはきっと毎日充実しているという事なんでしょうね。

ありがたいことです。

 

カウンセリング場面では、

初期は「次回はまだかな」と次の回までの期間を長く感じると話されていたものが、

徐々にお元気になり、活動的になり、自分の中で様々な気持ちを消化ができるようになると、

「あっという間でした」と語られる方が多いように思います。

 

時間の流れをどう感じるかはその時の状況によって本当に違いますね。

 

私が「あっという間」に時間が過ぎると感じるときは「本を読んでいる時。」です。

小さいころから本が大好きで、小説もエッセイも漫画もとにかく大好き。

毎月祖母が買ってくれる少女コミック「りぼん」の発売日が楽しみでした。

 

今日は最近読んで「あっという間に」読み終わってしまった本をご紹介。

 

「お探し物は図書室まで」 青山美智子作  です。


2021年の本屋大賞2位の作品。

本当は1位の「52ヘルツのクジラたち」を買おうと思って本屋さんに行きましたが、

そこで、出会った「お探し物は図書室まで」を買って帰ってきました。

普段は文庫化されてから買っているので、単行本で買うのはちょっとしたご褒美気分。

本当はゆっくりと、単行本の重みを味わって読みたかったのですが、、、

読み始めたら止まらなくなり、あっという間に読み切ってしまいました

読み終わった後、温かい気持ちになる作品でした。

見えないところ、知らないところで人はつながっているんだなと感じさせてくれる作品でした。

 

やっぱり本に日々触れている本屋の店員さんが選ぶってすごいんだ!と感動し

「52ヘルツのクジラたち」も購入することを決意した次第です
 近々、またご報告します。

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2020年12月28日

2020年、お世話になりました

こんにちは。まどかレディースクリニック心理士の竹原です。

あっという間に年の瀬…。あっという間に1年が過ぎた感覚です。皆さんはこの年末年始をどう過ごされるのでしょうか?

 

今年はこれまでの「当たり前」が当たり前ではなくなった1年でした。「普通」であったことが普通ではなくなり、「日常」が非日常となりました。いつも以上に、1年を通して色々なことを感じ、考えたという方が多いのではないでしょうか。

 

何が「日常」「当たり前」のことなのか、よくわからなくなってきますが、色々な変化にさらされることは大きなストレスとなります。心の疲れを感じていらっしゃる方も多いと思います。

 

以前、「いつもと変わらない風景」を探してみましょうとご紹介したのですが、この年末年始は、「いつもと違う一年で自分が頑張ったところ」を探してみるのはどうでしょうか。特別なことを探す必要はありません。

 

いつもと違う一年の中で、変わらずにやり続けたこと。

いつもと違う一年を乗り切るために、いつもとは違う方法をためしてみたこと。

いつもと違う一年の中だからこそ気づけたこと。

 

私は……

いつもと同じようにカウンセリングルームを整えて、皆さんと向き合いました。

換気のために夏も冬も窓は開けていたし、マスクもずっとつけていたので最初はカウンセリング中の感覚がこれまでと違って少し戸惑いましたが、目元だけしか見えなくてもお互いの表情はわかること、いつもと違う世界の中でいつもと同じカウンセリングルームを守ることの意味を考える一年となりました。

 

来年以降、状況はまた変化していくことと思います。今新しく「当たり前」となったことが、また「当たり前ではなくなる時」がくると思います。そこでもまた、私たちは大きな変化を感じることになります。その時に心理士としてできることをまたその都度考えていきたいと思っています。

 

2020年を共に過ごしたすべての人に感謝しています。

どのような形であれ、皆さんが心穏やかな年末年始を過ごされることを心より祈っております。どうぞ来年もよろしくお願いいたします。

 

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