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 ジョージア州チカモーガ古戦場


同じジョージア州のアトランタから北へドライブして約2時間、チカモーガの古戦場があります。

アメリカのミュージシャンによく言われることのひとつ、

「ブルーグラスやオールドタイムなど、アメリカン・ルーツに根ざした音楽を演奏する人であれば、ぜひその歴史的、文化的背景も知っておいてほしい」

という訳で、今回の旅行で久々に訪れた古戦場のひとつはこのチカモーガ。

古戦場の北側にあるビジターセンターには資料館や、チカモーガの戦いを描いたショートフィルムの上映などが行われています。

2時間はたっぷり見れそうな充実の展示ながら、なんと入場無料です。

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館内では、戦いで使われた野営テントなどが再現されています。

 戦いの歴史


南北戦争期、西部戦線で重要視されたエリアのひとつがこのチカモーガ。

1863年9月、この場所で、南軍7万と北軍5万7千、つまり両軍合わせた総兵力12万以上の兵士が激突します。

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合わせて3万5千人の死傷者が出しながらも、ここでの戦いは南軍が勝利。

しかし、「チカモーガの岩」と言われた北軍・トーマス少将の必死の防戦もあって、決定打を与えるに至らなかっそうです。

結局、テネシー州側のチャタヌーガへ一旦逃れた北軍はその後、第三次チャタヌーガの戦いで南軍に勝利し、その後のアトランタ方面作戦へと繋がっていきます。

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資料館では戦いの変遷が時系列で紹介されていました。

 関連する文学作品や映画


 ビアス


アンブローズ・ビアスの短編小説、「チカモーガの戦場で」。

本人も北軍の兵士として南北戦争に参加しているだけに、文章にリアリティがあります。

今回の旅に合わせてビアスの短編を読んだ後だったので、どの辺りを描いたんだろうと想像しながら古戦場を歩きました。

ビアス自身はあの有名な「悪魔の辞典」の著者でもあります。

 ミッチェル


マーガレット・ミッチェルの代表作「風と共に去りぬ」では、北軍のアトランタ作戦に巻き込まれていく様子も描かれています。

映画でのスカーレット役だったヴィヴィアン・リーさん、今見ても美しい方ですね。
アトランタ市内にミッチェル記念館があります。

 古戦場そのものは現在は公園に

古戦場は今は大きな公園になっています。戦いのあった箇所を示すパネルや、州ごとの部隊のモニュメントなどがあちこちに置いてあります。

戦場だったくらいですから、かなり広さがある公園です。駐車できるエリアも随所にあり、散策も可能です。

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車でも周囲をひと回りできるので、ちょっとしたドライブにも良い雰囲気でした。