「ミュージシャンが保険とか年金てwww守りに入って、なんてやってらんねーぜwww」

とか全く言うこともなく、

「いずれみんな年は取るものじゃよ」

などと、ズズズっとお茶を飲みつつ、現実を見ながら生きているmaedolinです。

こんにちは。

パートナーと過ごしながら音楽を仕事としても続けたいけど、

「アナタ、保険は?年金は?仕事柄どうせ・・・」

みたいなのを言われますよね。私も経験アリアリです。いまだに大してよくも知らない人にいきなり言われたりしますが(笑)

そんな状況の若いミュージシャンの方もおられますでしょうか。あるいは、これからの音楽人としての自分として、いち社会人として、お金にまつわる生活のたしなみ編!ということで、今日は保険と年金についてお話してみたいと思います。

なお、本文は、内容そのものの分かりやすさを優先するため、私見や詳細の相違、異論などがあるかもしれませんが、ご容赦下さい。


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生命保険はどうしてる?



まずは生命保険について。

大人のたしなみのように、何となく入ることが当たり前に見える生命保険ですが、健康状態に問題がなければ、生命的に危険であったり、事故のリスクがある環境でもない限り、加入の必要はないかもしれません。

生命保険を「不幸くじ」と言ってしまうこともあるようですが、分からないでもないです。実際、60歳までの生存率、約95%です。20人に1人が亡くなっている計算だと、なんだか多いようにも思えますが、生まれてすぐ亡くなった、などの乳幼児もカウントされていますから、実感的にはもっと少ない感じでしょうか。

厚生労働省のホームページによると、20〜30代の死因は「自殺」がトップ。次に多いのが「不慮の事故」となっています。70歳時点の生存率でも男性82.9%、女性は91%です。生存率が半分を切るのは男性で83歳、女性で90歳。

自分が95%の側の人間であると仮定して、一般的に医療費が増えてくる60代後半や70代以降になって、まだ子どもが経済的に自立していない、あまりに生活資金力がない、ということも確率論的には少ないだろうと思います。

また2015年時点では64.6%が共働き世帯ですから、就労状況によっては、どちらか一人減って家計が一気に困窮状態になる訳ではないかもしれません。夫婦フルタイム共働きで、どちらかの給料で生活して、後は貯金してます、というカップルならその後の貯金ペースはともかく、生計そのものは大丈夫でしょう。パートナーが専業主婦(夫)であればこの限りではないです。

整理すると、生命保険は・・・


 1.独身・既婚関係なく、健康に自信があるなら生保加入しなくてもOK

 2.生命危険度が高い仕事(バイト含む)であったり、パートナーが専業主婦(夫)なら加入を考えても良いかも。(それでも健康体なら確率的には95%の側ですが)



医療保険はどう考える?


一方で、病気や怪我などに対する保険は掛けておいても良いでしょう。掛け捨てですが、県民共済で十分カバーできそうです。健康に自信があるなら月額1,000円からでも加入できます。しかも小額ながら、死亡保険金がついていることも。

国民健康保険プラス、大きな病気、怪我のときは高額療養費制度で、と考える方もいらっしゃるようです。

高額療養費制度

医療費の自己負担額が、ひと月で一定額を超えた場合に、その超えた金額が支給される制度。


ミュージシャンという仕事柄、生活リズムが世間一般的なものと大きく異なる方も多いですから、不健康である状態を自覚している方もいらっしゃるでしょう。ご自身のシチュエーションに合わせてベターな選択をしてみてください。

自動車保険は?


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楽器の運搬に、ツアー移動に、地方在住なら生活の足にと、何かと必須のクルマですが、ネット販売の自動車保険だとかなりコストを抑えられます。保険では余裕で上限オーバーな年間走行距離で、何かと割高な私ですが、対面販売では年間5万円台だったものが、ネット契約だと3万円台になりました。

コスト的にお得なネット保険会社もありますので、サービス重視だと、自分の乗り方にあった一括見積もりなどをしてみるのをおすすめします。

事故を起こして、「任意保険がなかった、保障できません」というのはいろいろマズイかと。長距離を走ることが想定できるミュージシャンなら、お守りのつもりで、契約しておいた方が良いでしょう。

国民年金保険料について


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自営業ミュージシャンの方は、国民年金を支払うことになります。

将来年金がもらえる、もらえないで、数十年来続く議論もありますよね。受給開始年齢が引き上げられたり、受給額に変化があることは予想されるものの、現役世代からお金を集めて、老齢世代に分配する仕送り式構造なので、制度そのものはなくならないだろうと思います。

所得の関係などによる保険料支払の減免はできるので、各自治体にある年金事務所に問い合わせてみてください。生活が苦しくても、「免除」にしてもらえれば、年金は受け取ることができます。障害年金、遺族年金もこれに含まれるという点では、ある種の生命保険的な役割にもなりますね。

未納、未加入の状態が結果、一番損します。

個人年金はどうなの?


個人事業主ミュージシャンは、会社からの退職金がもらえる訳ではないですし、老後にもらえるのは国民年金が頼り、ということになるかもしれません。プラスアルファ分として、少額でも個人年金は掛けていても悪くないと思います。

ただし途中で解約すると元本割れするケースもあるので、ご注意を。

確定申告時には控除の対象にもなります。

小規模企業共済で積み立てる方法も


自分で積み立てて退職金を作ることができます。自分で確定申告をしているミュージシャン向けの方法のひとつ。

メリットとしては、支払った掛金は全額所得控除になり、節税効果があります。ただし積み立てを始めて20年未満で任意解約した場合は元本割れします。60歳でリタイアしたいなら、40歳までに積み立てをスタートしておくイメージです。

40代以下なら個人型確定拠出年金(iDeCo)


演奏的に、フィジカル的にきつくなってくる60才でひとまずリタイアすると仮定して、50歳以下の方が有利にできる年金対策としてはiDeCoでしょう。

下記、3つの節税メリットは大きいです。

  1.積立金はすべて所得控除の対象で、所得税・住民税が節税対象に。
  2.運用で得た利息が非課税。
  3.受け取るとき控除の対象に。

10年以上の通算加入者等期間が必要で、60歳まで引き出せない、元本割れする可能性といったデメリットなどがあります。しかし、節税優遇メリット、長期の老後の資産形成には向いています。

その資産形成に投資信託を使うあたり、大雑把には形を変えた「つみたてNISA」と同じお金の増やし方論理と思って良いでしょう。長期投資という点では、若い世代の人たちにとっては、税制優遇期間が長く続く優れた制度です。

まとめ


私自身は保険関係と個人年金は掛けていますが、小規模共済は加入していません。iDeCoのように、他を加入してしまった随分後からできた制度もあったりして、様子見のものもあります。その後、制度改正や新たに別の制度なりができて、今までに使ってしまったコスト、価値以上のメリットが見込めるなら乗り換えもあるかもしれません。

それぞれのライフスタイルに合わせて、必要なものを選択していきましょう。