2006年03月
2006年03月31日
Leica DIGITAL-MODUL-R⇒ファームウェア更新、だが...
このニュースを読んでなんだか可笑しいような物悲しいような複雑な気分になった。
「独Leica、DIGITAL-MODUL-Rのファームウェアを更新 〜ただし、液晶に色カブリの不具合発生」
抜粋:
「(...)なお、Ver.1.2への更新後に、本体液晶モニターで画像を再生すると色カブリが発生する場合がある不具合が発見されている。同社では早期に不具合を修正したバージョンを提供するが、当面の対策として、Ver.1.1も再度ダウンロードできるようにされている。」
なんだかなあ...
「独Leica、DIGITAL-MODUL-Rのファームウェアを更新 〜ただし、液晶に色カブリの不具合発生」
抜粋:
「(...)なお、Ver.1.2への更新後に、本体液晶モニターで画像を再生すると色カブリが発生する場合がある不具合が発見されている。同社では早期に不具合を修正したバージョンを提供するが、当面の対策として、Ver.1.1も再度ダウンロードできるようにされている。」
なんだかなあ...
2006年03月30日
これは進化なのか?⇒P-SHARAN IYS-35 M-1
SHARANがピンホールカメラキットのニューモデルを発表した。
価格は2500円(送料無料)
紙製の組立キットでこの立体的ボディを実現したのだから進化なのだろうが、
なんというか、一眼レフカメラに擬しているところが、ちょっと...
組み立てる楽しみを味わうカメラなんだろうな、コレは。
追記:
底部に三脚ネジ穴が付いたのは良。
2006年03月27日
吉田秀和の批評に意外にも賛意を表した
くりかえし聴く、くりかえし読む―新・音楽展望1997‐1999
たとえ世界が不条理だったとしても―新・音楽展望2000‐2004
改めて、また満たされる喜び―新・音楽展望 1994‐1996
敬して遠ざけてきた吉田秀和の批評。
まとめて何冊か読んだ。
意外にも、意外にも賛同できる批評が多かった...
以下いくつか引用。
テレビ
⇒「私はふだんTVをあまりみない」
嫌いな音
⇒「空の静けさをかき乱してゆく時の飛行機の音」「電話の「お待ちください」と言われて、鳴りだす「音楽」」
ウェーベルン
⇒「かつて前衛と呼ばれた芸術の中で、これこそは自然に一番近い音楽ではなかったろうか」
N響
⇒「出てくる音楽はとかく堅くて魅力が乏しい」
シャルル・デュトワ
⇒「少し愛想が良すぎる」
日本の音楽家へ
⇒「音楽家は自分のしていることがどういうものかを、好い加減のところでお茶を濁すのではなく、真正面から受け止め、はっきり自覚的に対処する必要がある」
日本のオペラ
⇒「舞台に匂やかさ、薫りといったものが希薄」
小澤征爾のウィーン国立歌劇場音楽監督就任
⇒「果たして名実ともに第一級の指揮者であるかどうか、こんどの職場はそれをきめる正念場となるだろう」
日本の作曲家とオペラ
⇒「遥かなる時代と場所から英雄たちをかりてきて、民族の始原につながるオペラを書きたがるというのは、どういうことなのだろう? 芸術家にとって、民族の始原への関心は抜きがたいということか。でも、これは19世紀では国民主義、国家主義と強く結びついていたことだった。新しい世紀でも同じことがくりかえされるのかしら」(1999年9月21日)
20世紀のすごいピアニストたち
⇒「ただし二十一世紀にもこういう「すごいピアニストたち」が出てくるかどうか。あんまり楽観的にはなれない」
20世紀
⇒「搾取なき公平平等の社会を追ってゆくうち少数絶対独裁に行きついた。人権の尊重、言論の自由 つまりは違う意見のものが互いに認め合い、必要なら助け合うような仕組みを作ろうと知恵をしぼり、働いているうちに、非情極まりない大量殺人に到達した世紀だったのである。
本当に、こうでなければならないのだろうか。」(1999年4月20日)
たとえ世界が不条理だったとしても―新・音楽展望2000‐2004
改めて、また満たされる喜び―新・音楽展望 1994‐1996
敬して遠ざけてきた吉田秀和の批評。
まとめて何冊か読んだ。
意外にも、意外にも賛同できる批評が多かった...
以下いくつか引用。
テレビ
⇒「私はふだんTVをあまりみない」
嫌いな音
⇒「空の静けさをかき乱してゆく時の飛行機の音」「電話の「お待ちください」と言われて、鳴りだす「音楽」」
ウェーベルン
⇒「かつて前衛と呼ばれた芸術の中で、これこそは自然に一番近い音楽ではなかったろうか」
N響
⇒「出てくる音楽はとかく堅くて魅力が乏しい」
シャルル・デュトワ
⇒「少し愛想が良すぎる」
日本の音楽家へ
⇒「音楽家は自分のしていることがどういうものかを、好い加減のところでお茶を濁すのではなく、真正面から受け止め、はっきり自覚的に対処する必要がある」
日本のオペラ
⇒「舞台に匂やかさ、薫りといったものが希薄」
小澤征爾のウィーン国立歌劇場音楽監督就任
⇒「果たして名実ともに第一級の指揮者であるかどうか、こんどの職場はそれをきめる正念場となるだろう」
日本の作曲家とオペラ
⇒「遥かなる時代と場所から英雄たちをかりてきて、民族の始原につながるオペラを書きたがるというのは、どういうことなのだろう? 芸術家にとって、民族の始原への関心は抜きがたいということか。でも、これは19世紀では国民主義、国家主義と強く結びついていたことだった。新しい世紀でも同じことがくりかえされるのかしら」(1999年9月21日)
20世紀のすごいピアニストたち
⇒「ただし二十一世紀にもこういう「すごいピアニストたち」が出てくるかどうか。あんまり楽観的にはなれない」
20世紀
⇒「搾取なき公平平等の社会を追ってゆくうち少数絶対独裁に行きついた。人権の尊重、言論の自由 つまりは違う意見のものが互いに認め合い、必要なら助け合うような仕組みを作ろうと知恵をしぼり、働いているうちに、非情極まりない大量殺人に到達した世紀だったのである。
本当に、こうでなければならないのだろうか。」(1999年4月20日)
2006年03月25日
PSE⇒済崩し
検査機器の不足という建前でPSEマークのない中古品も「レンタル」とみなし4月以降も暫定措置として販売できるらしい。
同法の改正は考えていないと経済産業省はいっているが、もはや済し崩し的にこの法律の中古品への適用は空無化する気配。
<PSE>マークなしでも販売認める 経産省が4月以降も
PSEマーク 坂本龍一さんら音楽家が制度の見直し訴え
PSE法の理念とは結局なんだったのか。
昨年末になって示された、中古品へも同法が適用されるとの法解釈は、如何なる経緯によるものだったのか。
電気用品安全法のページ(経済産業省)
2006年03月24日
BESSA R2M⇒フォクトレンダー・ジュビリーセット
PIEが始まったが、PIEに出展していないコシナ(フォクトレンダー)からいつのまにかこんなのが出てた。
フォクトレンダー250周年記念モデルとしてレンズとセットで限定発売(1300セット)されるらしい。
ボディーカラーはシルバーとブラックがあるようだ。
付属のレンズはHeliar Classic 50mm / F2.0。
3群5枚構成。
日本でも販売されるのか?
価格は?
2006年03月23日
エクソシスト講座が始まりペルーで巨大滝が発見される
バチカン公認。
昨年開設され話題になったが、livedoorが2月18日に配信したこのニュース記事が何故いまになってランク上位に姿を現したのか、謎だ。
それよりもこのニュース
既に2002年に発見されていたらしいが、21世紀になっても地理上の発見があるとは。
2006年03月22日
なんと次のピアノ講師はミシェル・ベロフ!
知らなかった。
先日も書いたがNHK教育でやってる「スーパーピアノレッスン」。
4〜7月の講師は、ななななんとミシェル・ベロフ!!!
課題曲はもちろんドビュッシー&ラヴェル。
ベロフ・ファンとしてはテレビにかぶりつきで視るしかない。
メシアンの難曲『幼児イエスに注ぐ24のまなざし』をEMIに録音したとき、ベロフはまだ19歳だった。
いま聴いてもあまりの切れ味の凄さに眩暈がするような演奏だ。
しかし1980年代に入り、ベロフの右手は動かなくなる。
故障といわれているが、心因性だったという話もきく。
復活後のコンサートを聴きに行ったのは何年前だったか。
雨の日で、開演してまもなくはホール内の湿度が高く、ピアノの響きは悪かった。
しかしプログラムが進むにつれ俄然ピアノの音は良くなり、それとともにベロフの調子も上がってきて、最後まで圧倒されっぱなしのコンサートだった。
コンサートに復帰して後、ベロフは新たにドビュッシーの曲集を録音し直した。