穴MAFIA+

まあ色々と適当に。最近では「さわやか工廠」というサークル名で同人誌を出していたりします。

もうすぐ10月、季節はすっかり秋ですね。
秋といえば皆さん何を思い浮かべますか?スポーツの秋、食欲の秋、そしてもちろん「物鬼の敵撃滅の秋」(読売新聞1944年7月16日朝刊)ですね!...恥ずかしながら、「秋」を「存亡危急の時」という意味で「とき」と読むことがあるというのを初めて知りました…。

戦前から戦後にかけて幅広い分野で活躍したタレントの徳川夢声は、太平洋戦争開戦から終戦後までの日記を『夢声戦争日記』として出版しています。単行本で5冊、もしくは中公文庫で7冊の分量ですが、最近になって戦争末期だけ(『夢声戦争日記 抄―敗戦の記』)や抜粋版(『夢声戦中日記』)と微妙に復刊されています。

大富豪ではないにしても、既に有名芸能人でお金も名声もあり、旧制中学卒業で学も観察眼もあった開戦時47歳の夢声の体験はとても面白いので、抜粋版ではなくフルバージョンをお薦めしたいですが、冒頭の「物鬼の敵撃滅の秋」は文庫本の第5巻、1944年下巻編に登場します。

朝刊でこの記事(正確な見出しは「物鬼の敵撃滅の秋 瀕死『闘魂の一弾』 保身の米兵とは霄壌の差」)を読んだ夢声は憤慨します。日記に登場する某中佐の体験談調の記事の内容はおおよそ以下の通りです。



こちらの航空基地に来襲する米軍の航空機は、海に墜落すれば一瞬だけ機体が浮かび上がって搭乗員は脱出、同時に無線信号とインクで位置を通報、飛行艇が直ちに飛来してゴムボートを投下、その後付近に着水して搭乗員を救出して飛び立つ。これほど命を失うことを恐れる笑止アメリカ軍と比較して、わが軍の兵士は死を全く恐れず、小銃と気迫だけで数でも物量でも勝るアメリカ軍を寄せ付けなかった。



…という論調の記事に対して夢声は、何回でも命が助かって出撃する方が良いに決まっているのだから、日本軍も当然米軍と同じような救助体制が整備できるならばそうすべきである。重要なのは戦争に勝つことであって、命を捨てる勇士を量産することではない、と述べています。
夢声は1937年のジョージ6世戴冠記念観艦式に向かう重巡「足柄」に便乗するなど軍関係の仕事も多かったのですが、1942年11月にシンガポール方面に慰問に行ってから軍への印象が著しく悪化(詐欺同然に日本から連れてこられて、現地の偕行社で将校の夜の相手をさせられているという女性の話を聞いたり、慰問団の女性に同じことをさせようとされれば当然ですね…。)しており、彼の反応に違和感はありません。
ちなみに、学研の『妙高型重巡―欧米列強を刮目させた条約型巡洋艦の奮闘』には、雑誌『陸と空』1937年9月号に掲載された「足柄」でイギリスに行った時の旅行記全文が掲載されています。旅行記では経由地シンガポールについての記述はそっけないですが、日記を見る限り実際はとても感動したようで、1942年に再度訪れた際は、日本軍に占領されてしまったことを残念がっています。

戦後生まれの私にとっても夢声の反応は親和性が高いのですが、せっかくなのでと当時の新聞記事(読売新聞1944年7月16日朝刊3面)をきちんと読んでみたところ、これはこれで別の印象を抱かせるものでした。
実際の記事(そこそこ長い特集記事)では某中佐がいたのはニューギニア、航空基地はウエワクと明示されています。米軍の救難飛行艇は航空基地の高射砲射程外を飛行するため、劣勢な航空戦力で基地自体を1日3回襲撃する戦闘機や爆撃機に対応するのが精一杯の日本軍はこれを追い払えないという戦況です。その後の内容はおおむね日記にあったものと同じ(死を恐れない日本軍兵士の事例はブナ、ラエ、サラモアといったニューギニアの各戦線の患者部隊です…。)ですが、最後の結論は興味深いです。



命を失うことを恐れるアメリカ兵が戦場で勇敢に行動するのは、飛行艇をはじめ自軍の救助体制への信頼があるからだ。その飛行艇を一掃し、鬼神のごとき日本兵の精神力と百発百中の技量で敵に勝利するためにも、航空機の増産が急務である。



自陣営の劣勢を認めて奮起を促すというのはプロパガンダの一手法ではあるものの、結論は夢声の怒りと似ています。あるいは前線の航空戦の劣勢と敵の救命体制の充実をこの目で見た中佐もしくは中佐の名を借りた誰かの心の叫びのような記事だったのかもしれません。
なお、記事には米軍兵士の認識として、たとえ撃墜されても海に落ちれば命は助かる、その後捕虜になっても命は無事だし、捕虜になることは彼らにとって立派な名誉であるとの記載もあります。当時の人たちはこれを読んでどう思ったのでしょう?まあ今でもよくあるように、「よそはよそ、うちはうち」という反応かもしれませんが…。
ちなみにこの特集のサブ記事として室蘭に漂着した米軍の救命艇を分析した文章があるのですが、そちらの見出しは「パンや飲料水まで 笑止・敵の救命筏 漂流品に見るアメリカ兵気質」です。内容は見出しそのままで、米軍の救命艇が救命のための装備や食料を多数搭載する一方、日本海軍の救命艇はいざとなれば敵潜水艦に体当たりするらしいです…。これらの記事を合わせ読んだ夢声が怒るのも無理はありません。
記事を読んだ後でちょっと調べてみたのですが、アメリカ軍を含む連合軍機がこの新聞記事にあるような機能(墜落位置を示すインクや救助無線発信機)を備えていたかはわかりませんでした。インクについては単に墜落時に燃料やオイルなどが漏れ出しているだけ、ということも考えられる気もします。

タイトルの通り、冬のコミケで本を出します。
スペースは4日目(8月12日(月))の西館、け36b「さわやか工廠」になります。
新刊のタイトルは『兵器実験隊-その活動と華南の鹵獲火砲-』です。

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中国で展示されている「功臣号」塗装の九七式中戦車に関する写真集です。
国共内戦期の初期に共産党軍が国民党軍から満州で鹵獲した1両の九七式中戦車(47mm砲搭載型)は、貴重な装甲戦力として数々の戦役を戦い抜き、中華人民共和国建国後の天安門での軍事パレードにも参加しました。この功臣号の塗装を施された九七式中戦車が、北京、天津、錦州の博物館で展示されています。パレードに参加した車両は現存していても1両のはずなので、残りは別の車両を塗装したか、車両自体もレプリカということになります。今回の写真集では、これらの博物館に展示されている3両の功臣号の写真をカラーで掲載しています。

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当日は、既刊の『兵器実験隊-その活動と華南の鹵獲火砲-』『現存する日本戦車写真集-インドネシア編-』『ソ連宇宙往還機「ブラン」試験機 OK-GLI写真集』、それに(悲しいことにRopkey戦車博物館は既に閉館してしまっていますが)『現存する日本戦車写真集 -Ropkey戦車博物館編-』も持っていきます。

夏の暑い盛り、かつ会場が散らばったコミケではありますが、興味がある方や近くを通る方はお体に気を付けつつ是非お越しください。

久しぶりに書評でも書きましょうか。
本日紹介するのは、『老兵記』です。


著者は戦車や牽引車などの修理を行う野戦自動車廠装軌修理班の班長で、終戦時は大尉でした。
そんな著者の視点から、1944年のインパール作戦以降のビルマ戦線が描かれます。
なお、本書のうちインパール作戦部分を抜粋したものが、光人社NF文庫の短編戦記集『勇猛「烈」兵団ビルマ激闘記』に「密林機動戦の主役 戦車連隊を救出せよ!」として収録されています。


著者は小樽高等商業学校を卒業したインテリで、第一線の後方で修理を部隊をまとめる一方、崩壊していくビルマ戦線で軍の上級幹部の腐敗や無能とも向き合う必要があり、その怒りは本書の随所から感じられます。

野戦自動車廠装軌車修理班というかなり特殊な部隊を率いていたため、その方面の記述もいくつかあります。インパール作戦の雨季突入後に真っ先に欠乏した物資がバッテリー充電用の硫酸液だったという話や、戦車に比べ野戦重砲を牽引する牽引車は仮設橋や細い道を通る際に直進させるのが難しく操縦が困難という話などは興味深いです。

もちろんインパール作戦の悲惨さは、第一線の後方にいる著者でも十分に感じられるものでした。前線への補充部隊がチンドウィン川を渡ったところで前進も後退もできなくなりバタバタと死んでいく様子は読んでいて辛くなります。また、第十五軍が雨季を過小評価した結果、チンドウィン川を越えて集積された貴重なトラックが雨季で後退できなくなり、輸送隊の隊員たちが車両を破壊して後退したと思われる大量のトラックを発見するというシーンもあります。

インパール作戦以降のビルマ戦線の崩壊は様々な書籍が出ていますが、本書においても著者の部隊から派遣された班を放置して撤退する第十五軍野戦自動車廠の副官や、同じく著者の部隊から派遣された小隊を自らの逃走の時間稼ぎのためだけに、友軍が来ると嘘までついて英連邦軍との戦闘に投入した支廠長などが登場します。これらは単に著者の個人的偏見というわけではなく、後述の『やうちゃの足跡』にも似たようなエピソードが載っていたりします。

なお、著者が所属する部隊について、本書の奥付では第十五軍野戦自動車廠装軌車修理班としていますがこれは誤りで、実際にはビルマ方面軍野戦自動車廠装軌車修理班を率いています。インパール作戦時は第十五軍野戦自動車廠を支援するために派遣されていたようです。なお、インパール作戦失敗後、第十五軍野戦自動車廠はビルマ方面軍野戦自動車廠に吸収されます。このあたりの変遷については、第十五軍野戦自動車廠及びビルマ方面軍野戦自動車廠の戦誌『やうちゃの足跡』(国立国会図書館データベース)で説明されています。


個人の戦記などでメイクテーラへのイギリス軍空挺部隊降下など事実誤認と思われる個所もありますが、値段もそれほど高くありませんし、戦車の整備や整備部隊に興味がある方にも、ビルマ戦線に興味がある方にもお薦めの一冊です。

先日の冬のコミケで頒布した『兵器実験隊-その活動と華南の鹵獲火砲-』につきまして、以下の通り訂正がございます。
購入いただいた方にはお詫び申し上げます。
訂正

いい加減記事の幅が狭い気がしてきたので、ブログのデザインを変更しました。
しかし狭い幅を何となく前提に書いてしまうので、スカスカな感じがしますね…。

さて、タイトルの通り、冬のコミケで本を出します。
スペースは3日目(12月31日(月))の西館、た16b「さわやか工廠」になります。
新刊のタイトルは『兵器実験隊-その活動と華南の鹵獲火砲-』です。

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この本では、日中戦争期に広東(広州)を占領した第二十一軍隷下の鹵獲兵器試験隊である兵器実験隊の活動と、彼らが試験した火砲や車両の概要を紹介しています。
内外の敵に対抗するために、日中戦争期までの中国は多種多様な火砲を輸入したり生産したりしてきました。その結果、20世紀初めのものから1930年代の新鋭火砲まで、様々な火砲が日本軍に鹵獲されました。
戦争や戦闘の趨勢と、個々の兵器の性能は別問題です。兵器実験隊が調査した火砲の中には、鹵獲砲が定数装備として部隊に配備されたボ式山砲(ボフォースM1930 75mm山砲)や、ほぼそのまま模倣して日本軍で九九式十糎山砲として制式採用されたシュナイダーM1928 105mm山砲など、優秀な火砲も少なくありませんでした。さらには、実戦データを得るため広東周辺での戦闘に投入することが研究計画に記されたラインメタル製15cm榴弾砲(ボ式十五糎長榴弾砲)もありました。鹵獲兵器を実験目的で実戦投入…わくわくする話ではありませんか?

今回の新刊は以下の書店さまの通販及び店頭で委託販売していただく予定です。

・とらのあな様
https://ec.toranoana.shop/tora/ec/item/040030694725/

・メロンブックス様
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=460069

・Hobbymodellbau MAXIM様
http://www.maxim-tank.com/

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当日は、既刊の『現存する日本戦車写真集-インドネシア編-』『武装舟艇隊奮戦記 -広東作戦と陸軍舟艇の一断面-』、それに『ソ連宇宙往還機「ブラン」試験機 OK-GLI写真集』も持っていきます。
ちなみにですが、武装舟艇隊の隊長と兵器実験隊の初代隊長は同じ矢嶋砲兵少佐が任命されています。ということで、この2冊は矢嶋少佐シリーズと言えなくもないかも…?

年末の忙しく、かつ寒い時期ではありますが、興味がある方や近くを通る方はお体に気を付けつつ是非お越しください。

タイトルの通り、夏のコミケで本を出します。
同名記事が増えてきたのでイベント回数をタイトルに付けました。

サークルとしては落選しましたが、スペースは3日目(8月12日(日))の東館、V51bの「カダス戦車博物館」さんで委託していただけることになりました。当日は私も参加する予定です。
新刊のタイトルは『現存する日本戦車写真集-インドネシア編-』です。

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この本ではインドネシアのマランの博物館で展示されている九七式中戦車のほか、ジャカルタ及びバンドンの博物館に展示されているOvervalwagen Braat装甲車の写真を、内部を含めカラーで掲載しています。また、インドネシア駐留オランダ軍が開発し、蘭印作戦で日本軍に立ち向かったOvervalwagen Braat装甲車の簡単な概要についても記載しています。

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当日は、既刊の『現存する日本戦車写真集-フィリピン・マレーシア編-』『現存する日本戦車写真集 -Ropkey戦車博物館編-』も持っていきます。
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また、『ソ連宇宙往還機「ブラン」試験機 OK-GLI写真集』については、3日目の東館、P52bの「寺見屋ラボ」さんに委託する予定です。
夏の暑い盛りではありますが、興味がある方や近くを通る方はお体に気を付けつつ是非お越しください。

タイトルの通り、夏のコミケで本を出します。
スペースは2日目(8月12日(土)の東館、ム25bになります。
タイトルは『現存する日本戦車写真集-フィリピン・マレーシア編-』です。
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この本では以下の博物館に展示されている八九式中戦車の写真を、内部を含めカラーで掲載しています。
Villa Escudero博物館(フィリピン)
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ケソン州にある総合リゾート施設、Villa Escuderoの敷地内にある博物館で、
数種類の旧日本軍の火砲やAT-28「トロージャン」に混じって、八九式中戦車の甲型後期型が展示されています。
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機関室上面が丸々失われていますが、それ以外は比較的良好な状態で展示されています。
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▲泪譟璽轡軍事博物館(マレーシア)
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クアラルンプール近郊にあるリゾート地、ポートディクソンの一角にある軍事博物館です。
スルタン時代から現在まで、マレー半島に関する軍事史や関連する装備の展示が行われていますが、その中に八九式中戦車の新型砲塔が展示されています。
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一目見てわかる通り、砲塔を上下に重ねた非常に独特な展示方法ですが、これはこの状態で発見されたため(正確には下部の砲塔は地中に埋まっていた)ためです。
残念ながら、この砲塔たちがどうしてこのような形になるに至ったのか詳細は判明していませんが、ともあれ好きな人にとっては一粒で二度おいしい展示であることは間違いないでしょう。
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既刊の『ソ連宇宙往還機「ブラン」試験機 OK-GLI写真集』『武装舟艇隊奮戦記 -広東作戦と陸軍舟艇の一断面-』『現存する日本戦車写真集 -Ropkey戦車博物館編-』も持っていきます。
夏の暑い盛りではありますが、興味がある方や近くを通る方は是非お越しください。

今回は普段あまり書かないジャンルの話を…。

私はスマートフォンの中では今や相当マイナーになってしまったBlackberryを数年前から使っています。
今年の3月まではNTT Docomoが発売していたBlackberry Bold 9900という機種を4年以上使っていました。

(下に書いたように、すでに日本では通常の使用が困難ですのでご注意ください)
Blackberryは昔からパソコン型のキーボードを端末に搭載しているので、キーが小さくても使いやすく、それにトラックパッドやタッチパネルが合わさってとても使いやすい端末でした。

Blackberryのスマートフォンは、このBold 9900くらいまで(OSはBlackberry OS7)特殊な接続方式でインターネットに接続しており、日本ではドコモだけがサービスを提供していたのですが、3月いっぱいでこのサービスが打ち切られてしまいました。

「ブラックベリーサービス」の新規受付停止及びサービス終了について
https://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/150528_00_m.html

Bold 9900よりも新しいBlackberryはドコモのサービス契約が不要なので、私は2年くらい前に発売されたBlackberry Classicという機種を別に購入し、格安SIMを入れて使っていたのですが、この3月で契約を切り替えて、ドコモのSIMをBlackberry Classic(OSはBlackberry OS10)に入れるようにしました。

費用が掛かるドコモSIMをSIMフリーのBlackberryで使う人はあまりいないようで情報が少ないため、ここにいくつか豆知識を書いておこうと思います。

mopera U契約は必須ではない
2015年の秋ごろまではspモードというドコモ標準のスマホ契約はドコモから発売されている機種限定だったので、OS10のBlackberryのようなSIMフリー端末でドコモ回線を使う場合、mopera Uというサービスを代わりに契約する必要がありました。
spモード
https://www.nttdocomo.co.jp/service/spmode/index.html

mopera U
http://www.mopera.net/

しかし2015年の秋ごろにこの制限が撤廃されたようで、現在ではSIMフリー端末をspモードのドコモ回線で使うことも可能になっています。私のClassicはメールも含め普通に使用できています。
もちろんドコモは動作保証をしていないので、接続できなかったり認識されずに高額の課金が発生しても自己責任です。ご注意ください。

docomo wifiへの自動接続方法
ドコモには駅やお店などで使えるwifiサービスがあり、現在は回線契約があると永年無料で使うことができます。

docomo Wi-Fi永年無料キャンペーン
https://www.nttdocomo.co.jp/campaign_event/wireless_lan/index.html

docomo Wi-Fiにはアクセスポイント接続後にユーザー名とパスワードを入力してから接続する「0000docomo」と、SIMを認識して自動で接続する「0001docomo」の二種類のアクセスポイントがあります。
当然自動接続の方が便利なのですが、docomoのサイトでは自動接続の設定の際に、wifiのセキュリティを「802.1xEAP」に、EAP方式を「AKA」にせよという指示があります。

Androidスマートフォン/タブレットのWi-Fi設定方法
https://www.nttdocomo.co.jp/service/wifi/docomo_wifi/usage/android/index.html

Classicにはこの項目自体はありませんが、「802.1xEAP」の代わりに「WPA/WPA2エンタープライズ」を選択すれば大丈夫です。

(4/22追記)
セキュリティで「WPA/WPA2エンタープライズ」を選択したあとは、以下のブログ記事のようにセキュリティの認証方式を設定する必要があるようです。この記事ではセキュリティを「802.1xEAP」にせよと書いてありますが、そこを「WPA/WPA2エンタープライズ」と読み替えれば他の設定は同じです。
http://androidlover.net/smartphone/docomo-wi-fi-0001docomo-simfree-device.html
http://androidlover.net/smartphone/docomo-wi-fi-0001docomo-simfree-device.html
ドコモのホームページにある「AKA」という認証方式にはClassicも対応しているようなのですが、これを選択しても正しく認証されず、接続できませんでした。
こちらも利用は自己責任ですのでご注意ください。

つらつらと書いてきましたが、もうBlackberry OS搭載機種は絶滅寸前で、最近はAndroid搭載のBlackberryがいくつか出ています。そのうちキーボードを搭載した機種が下のBlackberry Privです。私は5月ごろに出るらしいBlackberry KEYONEを買おうかちょっと悩んでいます。

最近告知記事ばかりで申し訳ないですが…。

タイトルの通り、冬のコミケで本を出します。
スペースは2日目(12月30日(金)の東館、h23aになります。
場所は新しくできた東7ホールで、ちょっと楽しみです。
タイトルは『ソ連宇宙往還機「ブラン」試験機 OK-GLI写真集』です。
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ソ連版スペースシャトルとも言われるソ連の宇宙船「ブラン」の飛行試験機であり、現在はドイツの博物館に展示されているOK-GLIの写真と簡単な解説を載せた本です。
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人を乗せて地球と宇宙を往復できる宇宙往還機として有名、というか代名詞になっているのはアメリカのスペースシャトルですが、実はソ連も同じようなコンセプトの機体を開発していました。それが「ブラン(吹雪)」です。
ブランの形状はスペースシャトルとは全く違うオリジナリティ溢れる形状…と言いたいところですが、大まかな外観はスペースシャトルによく似ています。上の写真がブラン、下の写真がスペースシャトルですが、国旗マークがなければすぐに識別するのはむつかしいでしょう。後発のブランはNASAの公開情報を参考にしていたほか、同じ物理法則の下で設計するのだから、ある程度同じ形になるのはやむを得ないというソ連当局者などの発言もあります…。とはいえもちろんスペースシャトルの完全な模倣ではなく、推進システムが異なるなどいろいろな違いがありました。
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そんなブランを開発するために製作されたのがOK-GLIです。製作の目的は大気圏内における飛行データの取得と、自動操縦装置の実験でした。
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スペースシャトルでも同じ目的でエンタープライズ号が製作されていますが、無動力のため上空まで輸送機で運んでもらうエンタープライズとは異なり、OK-GLIはジェットエンジンを搭載していたので滑走路から離陸することができました。
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OK-GLIは飛行試験を順調にこなし、ブラン計画終了後はロシアで保管されていましたが、紆余曲折と長旅を経て、現存するブラン計画の機体で唯一CIS諸国ではないドイツのシュパイヤー技術博物館に、ボーイング747やAn-22といった大型機に並ぶ博物館の目玉として展示されています。
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今回の写真集の内容はこの機体の写真と、ブラン計画及びOK-GLIの解説です。肯定的な評価が多いとは言えないブラン計画ですが、それはそれとしてソ連が少なくないリソースを注いだ開発計画は興味深いものなのです。
ちなみに今回この本を書こうと思ったきっかけは、『バイコヌール宇宙基地の廃墟』という本を読んだことでした。バイコヌール宇宙基地にあるブランの地上試験器OK-MTやブラン2号機「ブーリャ(嵐)」などの綺麗な写真が載っています。


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既刊の『武装舟艇隊奮戦記 -広東作戦と陸軍舟艇の一断面-』『現存する日本戦車写真集 -Ropkey戦車博物館編-』も持っていきます。
年末ではありますが、興味がある方や近くを通る方は是非お越しください。

前回の記事で紹介した夏のコミケにお越しいただいた皆さま、ありがとうございました!
そして完売後にお越しいただいた皆さまには申し訳ありませんでした…。

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コミケで頒布した『武装舟艇隊奮戦記 -広東作戦と陸軍舟艇の一断面-』については、以下の書店さまの通販及び店頭で委託販売していただいております。

・COMIC ZIN様
http://shop.comiczin.jp/products/detail.php?product_id=29864

・とらのあな様
https://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/45/15/040030451523.html

完売で入手できなかったという方や、イベントなどに行くことができないという方は、ぜひこちらの方で購入いただければと思います!

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(2017年4月15日追記)
とらのあな様の在庫は完売していますが、COMIC ZIN様の方はまだ在庫があります。
また、軍事選書堂様でも小数部取り扱いを行っていただいておりますので、手に取っていただければと思います!
・軍事選書堂様
https://secure02.blue.shared-server.net/www.chickenhead.co.jp/cgi-bin/goodslist.cgi?mode=view_detail&this_num_genre=&this_num_goods=&genre_id=00000196&goods_id=00000187&sort=

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