ここ数年メーカーサイドからの完成品のリリースが増えてきました。というかもう新製品のほとんどが完成品です。それはそれで悪い事だとは言いません。いえ、本格的な仕上りの完成品が安く購入できるのですからユーザー側にしてみればむしろ喜ばしい事とも言えるでしょう。

確かに仕上がりという点で見れば、大は等身大フィギュアから小は食玩やカプセルトーイまで、昨今の彩色技術には目を見張るものがあります。今は肌やコスチュームなど材質の違いでちゃんとツヤを変えていて、昔のように全面テカテカなんてフィギュアはほとんどありませんからね(^^;

ですが、需要と供給の関係と申しましょうか・・それに比例してキットのリリースが減ってきているのも事実です。これは私のように作ることを楽しんでいる者にしてみると正直少し寂しい気がします。

何故なら元々ガレージキットとは原型師の方々が素晴らしい作品をキット(素材)として提供して下さり、それに作り手が命を吹き込む・・。つまり原型師の方の個性と作り手の個性とのコラボレーションによって完成させるべき物だと考えるからです。

そうやって完成させた作品はたとえ同じキットでも二つと同じものはありません。作り手によって表情や雰囲気も微妙に違ったものとなります。

そしてそれらは」大量生産品には出しえない一種美術品にも似た趣がある・・と、僕は思うのです。