今日紹介する本も「本が好き!プロジェクト」から献本いただいたものだ。この場を借りて御礼申し上げたい。

 献本いただいたのは「男のための自分探し」(伊藤健太郎:一万年堂出版)という本である。写真でも分かるとおり、あずき色の表紙がかなり目を引く。近所の書店にも、何冊か置いてあったが、しっかりと目立っていた。

 この本の題名からは、男が、いかにして、自分のアイデンティティを確立していくかといった内容だと想像していた。何しろ、男とは、会社勤めをしている時は、会社一筋、定年になっても会社離れができなかったり、濡れ落ち葉になったりする生き物なのである。だから、しっかりアイデンティティを確立して、自分の人生を生きていかなくてはならないのだ。

 しかし、読んでみると、中身は思っていたこととはかなり違っていた。大雑把に言うと、前半は、結局男ってこんなものさと言ったことで、後半は、男に限らず、人間って最後は結局死んじゃうんだから、幸福な人生を生きなくちゃいけないねといったようなことが書いてある。

 しかし、この「幸福に生きる」というのが、なかなか難しいのであるが、この先は哲学を超える問題と締めくくられているのは、ちょっと残念。まあ、後は自分の頭で考えろということだろうが。

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