最近、ツイッターのユーザーが増えている。140字以内の文字数制限があるが、それがかえってブログなどより、発言の垣根を低くしており、どんな人でも持っていると思われるマズローの言う「承認の欲求」だとか「自己実現の欲求」といったものを満たしてくれそうな幻想を持つことができるからであろう。「Twitter使いこなし術」(根岸智幸:アスキー・メディアワークス)は、そのツイッターの仕組みや便利なツールなどについて要領よく概説したものである。


Twitter使いこなし術
  • 根岸智幸
  • アスキー・メディアワークス
  • 780円
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書評



 どんなネット上のサービスを使うにしても、最初はなかなか仕様が分からないので、戸惑うことが多い。この本は、仕様面を中心にして、ツイッターの使い方が分かりやすく書かれており、初心者がTwitterデビューする前に入門書として読んだり、使う時にハンドブックとして手元に置いたりするのには適しているだろう。ただ、既にある程度使いこなしている人には、知っていると思われることも多いので、少し物足らないかも知れない。しかし、それはきっと、読者をセグメント分けして、初心者層に重点を置くという戦略なのだろう。戦略論からは、そういった戦略はもちろん「あり」だ。

 ひとつ残念だったことがある。上記と関係していることなのだが、実は私自身、最近ツイッターに行き詰まり(いや、マンネリ化による飽きか?)を感じている。だから、「使いこなし」とか「100人の「技」」といったタイトルの言葉から、どのような内容的にオリジナリティ溢れるような使い方が紹介されていることを期待していた。私自身、いわゆる「IT系のひと」ではないので、仕様がどうだとか、ツールがどうだと言う話にはあまり興味が湧かない。とりあえず使えればよく、使う目的によって、必要ならツールを選ぶというスタンスなのである。だから、「どうやって」使うかよりも、「どのように」使われているかの方に興味がいく。次は、ぜひ、こちらにも焦点をあてたものを期待したい。

 なお、この本は、「本が好き!」さまを通じて献本していただいたものです。お礼申し上げます。


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