大ヒットした、岩崎夏海の同名小説を原作とした映画「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」




 主人公の川島みなみは、都立程久保高校2年生の少女。野球を嫌っていたみなみだが、入院中の親友・宮田夕紀に頼まれて、野球部のマネージャーを引き受けることになる。しかし、いったいマネージャーとはどんなことをするのか。書店でマネージャーに関する本を探していると、勧められたて買ったのがなんとドラッカーの「マネジメント」。最初は、「なにこれ!?」といった感じのみなみだったが、本の内容が野球部のマネジメントにも使えることに気付く。

 この作品のいいところは、精神論、根性論のない高校野球を扱った作品となっていることだろう。もちろん、これは原作の方とも共通することだ。坊主頭のような時代錯誤のスタイル、送りバントや満塁策などのパターン化された作戦。そこでは、英語で言うと”Control"という管理が行われているのではないか。ところが、この作品で行われているのは”Management2という管理なのである。いかに、組織としての活力を発揮させ、イノベーションを起こすか。この作品は、今の高校野球に対するアンチテーゼとして見ると面白い。

 映画版の方には、原作にないシーンもちょこちょこと挿入されており、既に原作の方を読んだ方は、違いを意識しながら観るのも楽しいと思う。もちろん、映画の方から先に入っても十分楽しめるだろう。


(原作)
・岩崎夏海

(監督)
・田中誠

(出演)
・前田敦子(川島 みなみ)
・川口春奈(宮田 夕紀)
・峯岸みなみ(峯岸みなみ) ほか




○関連過去記事
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(原作)
もしドラの岩崎夏海さんの講演会を聴いた (「文理両道」記事)

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