昔懐かしい怪獣映画。我が国が誇る、ゴジラと並ぶ大怪獣ガメラの第1作目、「大怪獣ガメラ」。 公開は、1965年(昭和40)で、もちろんモノクロ映画である。核爆発により、北極の氷の下に眠っていたアトランティス大陸の怪獣ガメラが目覚めて暴れまわると言う設定だ。登場のきっかけは、ゴジラとよく似ている。ゴジラのデビューが1954年(昭和29)だから、約10年遅れで目覚めたことになる。

 ゴジラの場合は、第五福竜丸事件をきっかけに、核兵器に対する批判が込められていたというのは有名な話だ。このガメラもそうかなと思ったが、ガメラ攻撃のために、米軍に核ミサイル攻撃を要請しかけた場面があり、ちょっと違うようだ。結局、この攻撃は、エネルギーを食べるガメラを元気づけるだけということで中止になっていた。このガメラ、エネルギーを餌として吸収するので、どんな攻撃も通用しないからだ。つまり、攻撃すればするほど元気になると言うまったく手の打ちようがない怪獣なのである。

 しかし、今改めて観ると、特撮のセットが、考えられない位チープな作りだったのに驚く。いかにもおもちゃだと言う感じの船や飛行機は、つい笑ってしまいそうになる位のできなのだが、昔はこれでも十分迫力を感じていたのだ。しかし、そのチープな作りが、昔の田舎の映画館の記憶を甦らせ、懐かしさを感じさせてくれる。

この映画のガメラは、大暴れして破壊の限りを尽くすだけだ。最近のガメラのように人類を脅かす怪獣と戦ってくれるような正義の味方ではない。しかし、一度だけ、高所から落下する子供を助ける場面があり、後の子供好き怪獣の片鱗もみせている。今一番思うのは、ぜひゴジラとの対決を観たいということだ。これは、会社の違いを乗り越えて、ぜひ実現させて欲しい。きっと久しぶりに映画界に活気が戻るだろう。

(監督)
・湯浅憲明

(出演)
・船越英二(日高教授)
・霧立はるみ(山本京子)
・山下洵一郎(青柳カメラマン) ほか


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