レビュープラスより、デジタルコンテンツで「週間ダイヤモンド2009/09/14発売号」の献本を受けた。この号の特集は、「給料全比較」となっている。この特集は3部構成で、大まかには以下のような内容だ。

週刊ダイヤモンド2009/0914


Part.1 消えた給料
 この10年で失われた給料は約20兆円にものぼり、下落傾向はまだまだ続く。

Part.2 官民格差
 人事院の調査対象は、全労働者の1割でしかなく、同様の仕事でも民間と比べ1.5倍の格差がある。

Part.3 大手企業の給料
 昨年秋来の急速な景気悪化で、今夏のボーナスは大きく減少した。

 サラリーマンの一人としては、常々実感していることであり、身につまされる思いだ。だが、書かれていることには、いくつか注文したい点がある。例えば、人事院調査のカラクリとして、調査に労働者全体の62%を占める従業員50人未満の事業所で働いている労働者が入っていないことが問題であるような書き方がされている。民間の同じような業務に従事する労働者との格差が1.5倍もあるというのは直感的にはおかしいと思うが、国家公務員の給料として果たして何をベースにすべきかは、仕事の内容を考慮して決めるべきであろう。どういった基準で決めるべきかをもっと突っ込んで書いてほしかった。

 また、大手企業の給料として、ボーナスに給料に関して色々なランキングが掲載されているが、単に数字を並べるだけでなく、上がったところ、下がったところにはどのような要因があったのかなどをもっと分析して欲しい。
 
 ところで、何事も経験ということで、今回初めてデジタルコンテンツで献本を受けた。しかしやはり私には読み難い。画面で読むと、大きくすると画面をはみ出すし、小さくすると字が読めない。それほど暇ではないので、ちょこちょこと用事の間に読むことになる。これが神の媒体なら簡単なのだが、PCではなかなかそうもいかないし、寝転がって読むこともできない。

 「ウェブは○○と暇人のもの」という本が話題になっていたが、デジタルコンテンツで雑誌を読むのは、よほど暇人でないと難しいのではないのだろうか。それとも私が時代に乗り遅れているのか。

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