風竜胆の書評

コミックスから専門書まで、あらゆる本を読みます。元エネルギー企業の専任部長。現在は、ライター・書評家を標榜する自由人w 時に書評が過激になるのは、長州人の血? 現在「シミルボン」と「本が好き!」でも活動中。 執筆依頼、献本等歓迎します。右欄のメッセージ機能にてご連絡ください。 旧ブログ名:本の宇宙(そら)

美少女

非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが……(1)〜(4)4



・非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが……(1)〜(4)
・(絵)草壁レイ、(原作)滝沢慧、(キャラクター原案)睦茸
・KADOKAWA


 同名のラノベのコミカライズ版。エロゲに嵌っている男子高校生の小田切一真。そんな小田切君に彼女ができた。彼女は水崎萌香といい、無口な才色兼備の優等生。普通なら絶対に彼女になんてできないところだが、実は、中学のころ電車の中で痴漢にあっていた萌香を小田切が助けたということから、萌香の方から小田切に告白。もちろん小田切君に否はない。

 要するに、才色兼備の優等生だが、食いしん坊で、時々ポンコツな彼女との間に繰り広げられるラブコメなわけだが、これに小田切君のことを好きな幼馴染の四ノ宮瑠璃が絡んできて、小田切君両手に花状態。瑠璃は、ちょっと派手な感じだが、コミュ力が高く、なかなか可愛らしい。いやこんな可愛らしい女子たちに迫られたら、普通の男はどちらにしようか迷うと思うのだが、そこは真面目な小田切君、萌香一筋。ちょっと瑠璃には辛いかな。

 ちなみにサブカルチャー研究部(実態はエロゲ部)の部長は笹井結奈という女子。姉はオタ向けエロ小説家。どちらも結構可愛い。

 この4巻でちょうどいい区切りとなっているので、これで完結かと思っていたら、続きが出ていた。さて、ここからどのように展開していくのか楽しみだ。

続きを読む

捜査一課 美少女部 部長 花園美玲(1)〜(4)4



・捜査一課 美少女部 部長 花園美玲(1)〜(4)
・窪リオン
・Amazon Services International, Inc.

 表紙イラストからもわかるように、絵は最近の漫画家さんと比べると決してうまいとは言えないのだが、どこか味がある。本作品は、捜査1課に作られた美少女部という組織の部長である花園美玲の物語のはずだが、なぜかその部下の喜多川鏡子の方が目立っている。

 作中でも突っ込まれているが、なぜ課の下に部があるのか謎だ。ひょっとすると、学校のクラブ活動の野球部とか美術部といった感じなのだろうか。それに美少女部が置かれているのは、ネオン東京KABUKI−CITY2丁目署なのだ。もちろん名前は架空のものだが、署というから所轄だ。しかし、捜査一課は警視庁(本庁)の組織である。所轄ならあるのは刑事課だと思うが、このあたりの関係がよく分からない。

 美少女と銘打っているが、この部長、決して「少女」という年齢ではない。花園部長の階級は警部だそうだ。キャリアだったら全員23歳(浪人してないものとする)でなれるのだが、ノンキャリアだったら最速で30歳くらい(まずそんな人はいないようだが)のはずである。それに、1巻によると、美少女部には他にも部員がいたはずだが、鏡子が部室を訪れた際に出てきただけで、それ以降、花園部長はいつも鏡子といっしょに行動して事件を解決している。

 絵は鉛筆書きなのだろうか。どうも下書きを読んでいるようで少し読みにくい。これは手持ちのKindleでカラーページを読むときにこんな感じになるので、念のためPCで確認してみた。Kindleよりははっきりして見えるものの、別にカラーという訳ではない。やはり最初からこんな感じで描かれているようだ。

 でも鏡子が犯人を逮捕する際に見せる必殺技はなかなか面白い。読者サービスも行き届いているのではないだろうか。でももっと絵がうまければと惜しい面もある。まあ、ストーリー自体は結構面白いと思う。

桐谷さん ちょっそれ食うんすか!? 15


・桐谷さん ちょっそれ食うんすか!? 1
・ぽんとごたんだ
・アクションコミックス

 ヒロインは桐谷祥子という美少女JK。立てば芍薬、座れば牡丹。黙っていれば百合の花だそうだ。そう黙っていれば(笑)何しろ彼女は人並み以上の雑食少女なのだ。いや雑食と言うと表現が綺麗すぎる。要するにゲテモノ食いだ。なにしろ、学校で飼っているうさぎや錦鯉などは、彼女の眼には美味しそうな食材に写るくらいなのである。

 本書の内容は、彼女と彼女の通う高校の教師で昔からのご近所さんである榊伸一の二人で色々なゲテモノを料理していくというもの。でも榊先生、別にゲテモノが好きと言うわけではない。桐谷さんに巻き込まれて無理やり付き合わされているという感じだ。

 祥子ちゃんがゲテモノをさばくとき、なんとも手際が良い。無駄に女子力を使っている気も・・・(笑)。

 今回料理されるのが、ウシガエル、マムシ、野ゴイ、サソリ、ずいき、タナカゲンゲそして豚の睾丸。ウシガエル、野ゴイくらいは分かるが、なんだよサソリのから揚げを食べた時の感想が、かっぱさそせんって。

 少しタナカゲンゲについて説明しよう。これは、祥子の兄祥馬の送ってきた鳥取の隠れた名物である。深海魚の一種で地元ではババアとかババちゃんと呼ばれており、鍋にすると美味いらしい。私も鳥取に住んでいたことがあり、機会があれば味わってみたいと思っていたが、残念ながら機会がなかった。

 一つリクエストがある。オオゲジを料理して欲しいということだ。実は、実家で風呂に入ろうとすると、10儖幣紊呂△襪世蹐Εオゲジが、私の足を登っていて卒倒しそうになった(びっくりして転んだ拍子に腰を打った)。現在この漫画7巻まで出ているようだが、どうもまだオオゲジは出てきてないようだ。ぜひ料理して、私の敵討ちをして欲しいものである。



続きを読む

猛獣性少年少女 35


・猛獣性少年少女 3
・中田ゆみ
・秋田書店

 背の低いことがコンプレックスの草食系男子・宇佐美亨と、黒豹の特性を持った、長身美少女・綾部玲里の織り成すラブコメもこれが最終巻。二人は幼馴染で相思相愛。「チャンピオンRED」に連載されていた作品だ。二人は、とにかくいちゃいちゃ、ラブラブ。

 ちょっとエッチな場面もあるが、ABC分類で行けばBまで。Cまでいこうとするとお邪魔虫が出てくるのはお約束。それより、なんといっても絵柄がきれいなので私のお気に入り。実は雑誌連載時に、話は全部読んでいるのだが、コミックスも買ってしまった。こういうのは、私の場合結構珍しい。

 やはり猛獣の特性を持った幼馴染の江田島天乃(フクロウ)やギャルぽい伊勢崎蘭佳(狼)といった美少女も、なぜか亨に惹かれているが、亨の一番はなんといっても玲里ちゃん。ちなみに、玲里の方が、亨より身長が20cm高い。長身でスタイル抜群の美少女なのだ。話の中に、少し他校の猛獣性美少女が出てきた。本当は彼女たちとの絡みも見たかったのだが、この3巻で終わってしまったのは本当に残念である。

〇関連レビュー
猛獣性少年少女1,2


続きを読む

私、能力は平均値でって言ったよね!(1),(2)5


・私、能力は平均値でって言ったよね!(1),(2)
・(原作)FUNA、亜方逸樹、(絵)ねこみんと
・アース・スターコミックス

 なろう系異世界ものといえば、主人公が異世界へ転生もしくは転移して無双するというものが定番である。その中で特に気に入っているのがこれ。

 主人公のマイルは、元栗原海里(みさと)という日本の女の子。高校の卒業式の日に小さな少女を助けようとして、トラックに弾かれて死んでしまう。ところが彼女が助けた子が将来人類のために偉大な貢献をするということで、神様からお礼として異世界に転生させてもらった。

 前世では皆から優秀だと思われて、それが彼女の孤独感につながっていた。だから今度生まれ変わる時は、能力は平均値でとお願いしたのだが、これが大間違い。なんと人間の平均ではなく、最も強い古竜と最小の者の平均で、それは人間の平均値の6800倍にあたるらしい。こうして、マイルの無双が始まる。

 実はマイルは元々アデルという名で、子爵家の正当後継者として生まれた。しかし、父と後妻に疎まれ、厄介払いの形で下級貴族の3男以降が通うエクランド学園に入れられてしまう。仕送りは一切なしで休みの日事にパン屋でアルバイト。絵にかいたような貧しい生活だ。

 そこで、彼女は初めての友達ができる。そこはドジっ子マイルのこと。やっぱりやらかしてしまって、アデルからマイルと名を変え、逃げるように他の国に逃げることになる。ハンターとして生きていこうと、ハンター養成所に入ったが、そこで後にパーティを組むことになる、メーヴィス、レーナ、ポーリンの3人と出会った。

 元は、webに連載中の小説で、このユーモラスな語り口がお気に入りなのだ。コミックス版はそれほどこれがあまり出ていないようだが、その代わり、登場人物が生き生き動いている。おまけに美少女ばかり。これはこれでありかも(笑)。


続きを読む

奴隷エルフ解放戦争 姫騎士と呪いの首輪4



・奴隷エルフ解放戦争 姫騎士と呪いの首輪
・内田弘樹、(イラスト)ななお
・美少女文庫


 主要な登場人物は、エルフの姫騎士・アイシャと帝国の将軍・マルクス。ただし二人とも「元」がつき、現在は剣闘奴隷。アイシャは帝国に侵略され、マルクスは皇帝の不興を買ったためだ。しかし二人は反乱を企てる。武器は、アイシャの力とマルクスの知略と。

 アイシャは強大な力を持つのだが、皇帝によりそれを「呪いの輪装」という6つの魔道具により封じられている。首にひとつ、手にひとつ、太腿にひとつ、足首にひとつ、両耳にひとつづつ。一見アクセサリーにしか見えないが、アイシャ本来の力を取り戻すには、それを全部外すしかない。そして、その解呪条件は、いかにも美少女文庫らしく、その条件にあったHをすること。

 この皇帝というのがとんだエロおやじで、自分からエロエロを求めないと、「呪いの輪装」をしたままだんだん強いやつと闘わせるというのだ。要するに死にたくなければ、自分からエロエロなおねだりしろと言うわけである。

 なにしろアイシャはこれまでに、そんな経験がなかったのだが、マルクスと魔道具を外すためにいろいろ試して、あんなことやこんなことや、次第に二人は、いちゃいちゃラブラブ。「昨日の敵は今日の友」、いや「友」を通り過ぎて、いちゃいちゃラブラブ。おまけにマルクスの元部下までエルフさんとカップルになりいちゃいちゃ。魔道具を全部外すことが、反乱が成功するための大きな条件なのだが、とにかくいちゃいちゃラブラブ。

 もちろんアイシャは、エルフなので超絶美少女と言う設定だ。おまけに若干ツンデレかも。エルフ萌え、美少女萌えの人にはいいと思う。
続きを読む

我が家のリリアナさんと夏休み!4


・我が家のリリアナさんと夏休み!
・山口陽、(原作、イラスト)葵渚
・美少女文庫

 本書は、一口で言えば官能小説、つまりはエロ小説だ。だからストーリーはどうでもいいのか、いろいろ予備知識がないとこれまでのいきさつが分からない。

 まず、このリリアナさんというのは結構聞いたことがあるので、たぶんネットで調べれば分かるだろうと思ったが、これが大間違い。結局よく分からなかった。いったいこのリリアナさんって何者? 褐色肌でものすごくスタイルのいい美人。耳を見るとダークエルフということでもないらしい。なにより魔法が使えない?

 限られた情報から推理したことを述べてみると、元々はイラストを描いている葵渚さんのコミックスのノベライズ化されたもの? 世の中には褐色美少女萌えというジャンルがあるらしいこと。

 また内容から、どうもリリアナさんには姉がいるということ、二人の出会いは、路頭に迷っていたリリアナさんを主人公の達也君が助けたことのようだ。

 内容は、リリアナさんと達也君(高校生くらいか?)がひたすらいちゃいちゃするというもの。何しろ二人はラブラブなのだ。おまけに達也君は若い。若き血潮が一点に集まりやすいうえに時期は夏休み。二人はいっしょに暮らしているんだから、いきおいそうゆうことになってしまう。そんな場面のオンパレードだ。

 でも作品として楽しみたいのなら、このようなシチュエーションになったいきさつを簡単に纏めて最初にでも書いて欲しかった。

続きを読む
livedoor プロフィール

風竜胆

記事検索
Archives
訪問者数
  • 累計:

メッセージ
Recent Comments
「最新トラックバック」は提供を終了しました。
Blogチャート
メディア掲載等

H23.3:書評コミュニティ「本が好き!」より「免許皆伝」称号を受ける

H23.3.16:読売新聞朝刊“読者のホンネ”に「カラスと髑髏―世界史の「闇」のとびらを開く」の100字書評掲載

H25.10.26発売の図書新聞(3132号、2013年11月2日号)に「泥棒は几帳面であるべし」の書評掲載

H26.6,28発売の図書新聞(3165号、2014年7月5日号)に、「市場主義のたそがれ―新自由主義の光と影」の書評掲載

H28.8頃より「シミルボン」への投稿開始

H29.7.4「彗星パンスペルミア」の書評が「新刊JP]に掲載

H29.10.19「ハンナ・アーレント - 「戦争の世紀」を生きた政治哲学者」の書評が「新刊JP」に掲載

H29.11.24「ペンギン・ハイウエィ」の書評が「新刊JP」に掲載

H29.12.26.「ニッポンの奇祭」の書評が「新刊JP」に掲載

H30.1.18.「問題解決大全――ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール」の書評が「新刊JP」に掲載

H30.4.26.「メゾン刻の湯」の書評が「新刊JP」に掲載

H30.7.20.「極道ピンポン」の書評が「新刊JP」に掲載

H30.7.26.「シミルボン」にインタビュー記事掲載

2019.2.23.「本が好き!」×「書店フェア」で「あなたの街で本と出会う Vol.2」に「こころを彩る徒然草」のレビュー掲載

2019.04.28.【本が好き!×カドブン】コラボレビュー!第4回『皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。』の書評が掲載

2020.01.24.「貧乏大名“やりくり”物語 たった五千石! 名門・喜連川藩の奮闘」が「新刊JP」に掲載

2020.02.04.『どんなことからも立ち直れる人』の書評が「新刊JP」に掲載
本が好き!免許皆伝レビュアー風竜胆
  • ライブドアブログ