2006年10月14日

新ブログのご紹介

すっかり放置しているこのブログですが、音楽レビューに関しては、他のブログに移行します。
それぞれにテーマを儲けていますが、興味のある人はご覧下さい。

Ready Steady Go!……60年代のイギリスを中心としたモッズ・ミュージックに関するレビュー

雨は手のひらにいっぱい……ジャパニーズ・シティ・ポップを中心にしたレビュー  
Posted by magical_pop at 06:23Comments(0)TrackBack(0)

2006年05月13日

■杉真理「STARGAZER」

杉真理「STARGAZER」自分が杉真理と言う人を意識したのは、松尾清憲らと組んだバンド、BOXの1stを聞いてから。
自分が、BOXを最初に聞いたのは、確か94〜95年頃だが、その頃の興味は、ブリティッシュなメロディーメーカー、松尾の方に傾いていた。
その後、色々な音楽を聞いていき、当然のごとく一連の大瀧詠一作品に触れ、その際に出会った「ナイアガラ・トライアングル vol.2」で、再び杉のボーカルと再会。
そこで「夢見る渚」を聞いてから、「なかなか良いじゃないか!」と思うようになり、杉のソロも聞くようになった。

そんな感じで出会った杉真理だが、自分が持っている杉のアルバムの中で、一番好きな作品と言っていいのが、杉真理のソロ3作目の「STARGAZER」。1983年作。
初期の杉の代表作と言われるのも納得の、ポップスのエッセンスがギュッと詰まった12曲。

オーバーチュア的な01「SHOW GOES ON」に続いて、杉のポップ・エッセンスの詰まった、02の「スキニー・ボーイ」。
鈴木茂のギター・カッティングと、岡沢章のチョッパーベースがいいアクセントになっている心地良いポップチューン。
ジョージ・ハリスン的なスライド・ギターが印象的な06「内気なジュリエット」(ギターは鈴木茂)は、メロディーとアレンジが、杉のビートルズ好きな一面を感じる、マージービート風のナンバー。後のBOXにも通じる部分を感じる1曲とも言える。
ビートルズ的、と言う視点で語るならば、08「懐かしき80's」は、「Martha My Dear」あたりに通じるメロディーラインを持っているし、続く09「春が来て君は…」なども、「I Will」あたりを彷彿とさせるアコースティック・ナンバー。

そして、杉の代表作の一つ、10の「バカンスはいつも雨」。
「雨」と言う事で、カスケーズの「悲しき雨音」などを連想する、オールディーズ風のメロディーを持ったポップナンバー。
アレンジ面では、マージービート風なサウンドを、80年代に甦らせた雰囲気もなかなかの好感触(時おりビートルズを彷彿とさせるフレーズがチラリ……)。
当時、ポッキーのCMにもなったと言う事で、そういう面でもポピュラリティを持った1曲なのではないでしょうか。

改めて聞き直してみると、80年代中期的なサウンドに、上手い具合にマージービートを潜り込ませたアルバムなのだなぁ、と言う印象もある1枚。
11の「スクールベルを鳴らせ!」のように、アメリカンなポップ・サウンドも聞かせている曲もあるけれど、マージービートの影響を端々に伺わせるアルバムであるのは間違いない。

そう言う耳で聞いてみると、ラストを飾る12「君は天使じゃない」も、ホワイト・アルバムに収録の「Good Night」の影響下にある曲のような……。


【収録曲】
01. SHOW GOES ON
02. スキニー・ボーイ
03. 素敵なサマーディズ
04. OH CANDY
05. 風の季節
06. 内気なジュリエット
07. サスピション
08. 懐かしき80's
09. 春がきて君は…
10. バカンスはいつも雨
11. スクールベルを鳴らせ!
12. 君は天使じゃない  
Posted by magical_pop at 01:52Comments(0)TrackBack(0)シティポップ 

2006年04月03日

■カーナビーツ「ファースト・アルバム&モア」 - アイ高野氏を偲んで

カーナビーツ・ファースト・アルバムカーナビーツのドラム&ボーカルであり、カーナビーツ解散後は、ゴールデンカップスやクリエーションにも在籍したアイ高野さんが、心不全のために亡くなった(公式サイト)。
55歳と言う若さと、2週間ほど前にNHK-BSで唄っている姿を見てただけに、その急な死に驚いている。
そんな高野氏への哀悼の意味を込めて、カーナビーツの1stにボーナストラックを満載した「カーナビーツ・ファースト・アルバム&モア」を紹介したい。

やはり、このアルバムの中で耳をひくのは「好きさ 好きさ 好きさ」。
ゾンビーズの「I LOVE YOU」の日本語カバーなのだが、漣健児による絶妙な訳詞に、アイ高野がドラムスティックで前方を指差しながら「♪お前のすべてぇー!」と唄うアクションも含めて、カーナビーツの代表作と言える1曲。
ゾンビーズのオリジナルとアレンジや音像を比べてみると、個人的にはカーナビーツの方が好きだな。

そして、特筆すべき楽曲は、海外のガレージコンピにも収録されていると言う、「裏」代表作「すてきなサンデイ」。
ポップなメロディーに、ファズ・ギター全開のリフが絡み合う、ガレージ・モードのカーナビーツの決定版。
自分は、この曲を聞いて、グッとカーナビーツに引きつけられたのは、間違いない。

その他にも、このアルバムには、同時代のビートバンド〜ガレージバンドの雰囲気に満ち満ちている、魅力的な曲が多く収録されている。
すぎやまこういちが作曲した、「チュッ!チュッ!チュッ!」は、ビートルズの「Paperback Writer」的な激しいリフとビートが印象的なガレージ・ナンバー。
カナダのマイナーバンド、グレイト・スコッツのカバー「お前に夢中さ」なども、イントロからゴキゲンで、張りのある臼井のボーカルがキマっている。
彼らの2ndシングルだった「恋をしようよジェニー」も、「好きさ 好きさ 好きさ」を継承するようなマイナー調のロック・サウンドが心地良い。
ゲイリー・ウォーカーの「トゥインキー・リー」も、ファズ・ギター全開のギターソロなど、ガレージ度高めでカッコイイ1曲。

ガレージ・サウンド的な側面以外でも、デイヴ・ディー・グループのカバー「オーケイ!」などは、親しみやすいメロディーとモッチン(=アイ高野)の可愛らしいボーカルが(当時16歳!)なかなか楽しい。
その他、「アナベラ」、「夕陽が沈む町」、「吹きすさぶ風」と言ったのマイナー調の曲も、あくまでも「ロックバンド然」としている部分がカーナビーツのカッコ良さか。
ゾンビーズの「She's Not There」を、ノン・キーボードでカッコよくカバーしていたり、ボビー・ヘブの「Sunny」も、リズム隊が全面に出たロック風なアレンジにしていたり、さりげない所でカーナビーツらしさを感じさせてくれる。
その他ビートルズの「Sgt. Pepper's〜」と「Get Back」のカバーも収録(このアルバムに入ってないが、彼らには「O-b-la-di O-b-la-da」の日本語カバーもある)。

改めて、ドラムを意識してカーナビーツを聞き直してみたが、キース・ムーンに影響を受けたと言う、パワフルなドラミングと、絶妙なオカズがかなりカッコ良く、アイ高野というドラマーが、カーナビーツ解散後も様々なバンドを渡り歩けたのも、基本的な部分がしっかりしていたからなのだろう。
ボーカルの面を見てみても、モッチンの線が細いながらも味のあるボーカルと、臼井の張りのあるボーカルとが、上手い具合に使い分けられていて、そこら辺もカーナビーツの魅力の一つだったんだろうなぁ、と再認識。
しかし、アイ高野氏の死に触れて、再びカーナビーツの魅力を認識するなんて、皮肉なもんだ。
ご冥福をお祈りします。  
Posted by magical_pop at 23:37Comments(0)TrackBack(0)GS関連 

2006年02月15日

ハロー!コンピ

某所で公開したのだけれど、誰からの反応もなかったので転載。
先月のイベントで流したプレイリストを元にして、自分なりのコンピレーションを作ってみた。
イベント当日は、なんだか不完全燃焼に終ってしまったが、この流れで流せたら、もう少しはマシな感じだったかな、と思ってしまった。
まぁ、家で聞くのとフロアでかけるのは、違うんでしょうけど。
と言うことで曲目。


 01. メロン記念日「告白記念日」
 02. 角松敏生「The Best Of Love」
 03. The Shamrock「five - 僕がいた夏」
 04. モーニング娘。「くちづけのその後」
 05. 桑名晴子「Down Town」
 06. 吉田美奈子「Light'n Up」
 07. 藤本美貴「Let's Do 大発見!」
 08. 山下達郎「Funky Flushin'」
 09. モーニング娘。「恋の始発列車 (Album Version)」
 10. 鈴木茂「微熱少年」
 11. 森高千里「Romantic」
 12. 櫛引彩香「妄想」
 13. 五島良子「Swingin' The Swing」
 14. 美勇伝「銀杏〜秋の空と私の心〜」


本当は、mixCDにして、ノンストップで繋ぎたい所だけれども、自分にはそう言う腕も機材も無い……。
でも、これを機会に第2弾、第3弾と作っていきたい気分ではある。

なんだかハロー!には色々ありますが、一ファンとして長い目で見ていきたい所存であります。  
Posted by magical_pop at 23:34Comments(1)TrackBack(0)自作コンピレーション 

2006年02月01日

■Perfume「コンピューターシティ」

d9f46d7d.jpg先日、All Abou Japan のテクノポップガイドで、「テクノなアイドル」として紹介されていたPefrume。
ちょっと気になったので徳間ジャパンのサイトで試聴してみたら、思いのほか気に入ってしまい、記事を読んだ翌日に即購入。

Capsule の中田ヤスタカがプロデュースを手がけた、メジャー2ndシングル。
曲のメロディーやアレンジは、同じようなフレーズを繰り返すミニマル的な音作りであるのだけれど、コンプレッサーかけまくりって感じのボーカルが作り出す、独特な雰囲気が魅力的。
ボーカル自体も、最近流行りの「ディーヴァ系」とは180度違う、抑揚がほとんど無く唄う無機質さ加減が、バックのチープな打ち込みサウンドと相まって、なかなか心地いい。

Capsule の音は、嫌いではないのだけれど、いまひとつハマらなかったのに、Pefume の唄は、なぜかハマってしまった。
Capsule のラウンジっぽい要素が一切排除されて、ボーカルを含めて全編無機質なサウンドでぬり固められている所が心地良いんだろうか?
まぁ、ボーカル自体の声が、全然違うから、印象も違うのだろうけれど。

彼女たちの公式サイトで試聴できたインディーズ時代のシングルも(こちらも中田プロデュース)、なかなか心地良い。
ちゃんと聞いてみたいけど、手に入るのかなぁ?  
Posted by magical_pop at 22:35Comments(0)TrackBack(0)アイドル・ポップ