2005年11月27日

■Fun & Games 「Elephant Candy」

230cc79f.jpg一時期ほど、熱心に集めなくはなったけれども、やっぱりソフトロック好きは相変わらず。
ということで、最近 Rev-Olaからめでたくリイシュー されたファン&ゲームスのアルバム「Elephant Candy」です。

イエロー・バルーンなどで知られるゲイリー・ゼクリーのプロデュース作品で、長らくコンピレーションなどでしか聞けなかったグループだったけれども、ようやくのリイシュー。
イエローバルーンとは少し趣きが異なり、バブルガムポップ一直線というような雰囲気のアルバム。

1曲目の「The Grooviest Girl In The World」(なんてステキなタイトルだ!)から、ゴキゲンなナンバー。
「Bubblegum Classics」と言うコンピ盤にも収録されていた、タイトルチューンの「Elephant Candy」は、「これぞバブルガムポップ!」と言うような雰囲気が、とても楽しい。
ビーチボーイズの「Don't Worry Baby」のカバーも収録されていて、サークルのようなソフトロック風にアレンジ。ちょっと軽めだけれど、これはこれでいい感じ。
ちょっとビートルズの「Getting Better」っぽい「Something I Wrote」も自分好みのポップサイケ風の小品。
ボーナストラックとして収録された「We」は、優しげなメロディーとストリングスの音色が心地良いソフトロック。

「傑作!」と言う感じではないけれど、ソフトロック〜バブルガムポップ好きには、愛すべき小品が詰まった1枚と言えるかもしれない。  

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2005年11月25日

■吉川忠英「吉川忠英 ベスト・アルバム」

e35727fe.jpgアコースティック・ギターの名手として名を馳せている、吉川忠英のベストアルバム。
初期4枚のボーカルアルバムから選ばれた18曲が収録されている。
ギタリストとして名前を聞くことの方が多かったけれども、そのソフトなボーカルも、なかなか魅力的。
ギタリストのアルバムだからと言っても、決してギターが主役ではなく、ボーカル主体のナンバーが並んでいるところも好感が持てる。

曲ごとのクレジットがないので、詳細は不明だが、参加ミュージシャンのリストを見ると、細野晴臣、鈴木茂、松任谷正隆、林立夫といったティンパンアレーのメンバーや、後藤次利、浜口茂外也、駒沢裕城などのティンパンファミリー、その他にも、ムーンライダースやラストショウのメンバーなどが名を連ねている。

ティンパン勢がバッキングを努めたと言う「今だけは」は、ファンキーな味付けがカッコイイ。
ラストショウがバッキングを手がけた「らぶれたあ」なども、マンドリンの音色が印象的なフォーキーなポップナンバー。
吉田美奈子がコーラスに参加している「悲しい歌は唄わない」は、スティーブン・スティルスあたりのアメリカンな雰囲気を感じさせてくれる1曲。
他にも、ペダルスティールがイイ味を出している「日曜日の午後」や、「喫茶ロック」のコンピにも収録されていた「古い時計の」など、優しげなメロディーが心地よい(「古い時計の」のバックもティンパンアレーだと言う)。

「HOSONO HOUSE」や初期の小坂忠が好きだったら、確実に気に入るだろうなぁ、と思える、フォーキーな1枚。  
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2005年11月23日

■永作博美「Here and Now」

ac3dea48.jpg永作博美の2ndアルバム「Here and Now」。
サウンドプロデュースは、現在、東京事変のベーシストとして活動し、平井堅やスピッツのプロデュースでも知られる亀田誠司。

中でも、ストレートにボサノヴァを唄っている「恋と微笑みと花」が無茶苦茶良い。
作詞作曲は、当時窪田晴男とケルカンというボッサ・ユニットを組んでいた木村恵子。
アルバムの中では異色な雰囲気を漂わせているけれど、この曲は心地よいボッサで、永作のボーカルも、なかなかハマっている。

他には、ボッサのリズムを取り入れた「Drivin'」も心地よい1曲。
「恋と微笑みと花」のような本格ボッサではないけれど、ポップなメロディーにボッサのリズムがハマっている。
タイトル通り、まさにドライブでもしながら夏の海辺を疾走すると気持ちよさそう。
久保田洋司が作曲した「エアメイル」は、ミディアムテンポのしっとりとした曲で、優しげに歌う永作のボーカルが、なかなか良い。
「天使が胸に降りる時」は、ハープや鐘の音を中心としたアンサンブルが、これからの季節にピッタリであるような雰囲気。

L⇔Rの黒沢健一による「Without You」も収録されているけれど、健一の曲ならば、前作「N」に収録された「My Home Town」の方が、何倍も素晴らしい出来。

とか何とか言いながら、このアルバムは「恋と微笑みと花」に尽きるなぁ。

  
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2005年11月20日

■The Shamrock「five - 僕がいた夏」

c9c8c2ed.jpg高橋一路と山森正之の二人によるユニット、シャムロック
彼らが、ポニーキャニオンに残した最後のシングル「five-僕がいた夏」。
フルートをフィーチャーしたイントロ、ポップで爽やかなメロディーライン、グルーヴィーにハネるリズム、シャムロックのポップ・サイドの集大成とも言えそうな出来映え。
EPIC ソニー移籍後は、アシッド・ジャズ的なテイストを取り入れたナンバーを連発する彼らだけれど、そう言う雰囲気を漂うわせながらも、city pop 風の軽やかなナンバーに仕上げている点に好感が持てる。

カップリングの「微笑みの瞬間」は、なぜか作詞に吉田美奈子が参加している曲。
ボーカルをとった、ジェフ(山森)らしい、ちょっとノスタルジーを感じさせてくれるポップソング。
後にオレンジズを結成するジェフならではの曲、と言ってもいいかもしれない。
「five」とは対照的な雰囲気ながらも、こっちの曲はこっちの曲で魅力的。

それにしても、「five」がシングルのみのリリースというのは、少々残念。
自分も、中古盤屋を長年探し歩いてようやく手に入れられたものだったし(アルバムは比較的よく見かけるのだけど)。
今後、シャムロックの再評価が高まって、シングルベストのリリース……なんてことはないだろうな……。  
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2005年11月14日

■小坂忠&ウルトラ「気まぐれ天使」

39a6cc6a.jpg石立鉄男主演のテレビドラマ「気まぐれ天使」のサントラ。
大野雄二が手がけたインスト7曲と、小坂忠によるボーカルものが4曲という構成。
インスト部分も良いけれど、やっぱり小坂忠のボーカル曲が、たまらない。
大野雄二とのコラボレーションだけあって、「ほうろう」などで聞かせていた雰囲気とは、ちょっと違うけれども、それがまた「味」になっているアルバム。

中でも「オレンジの夕暮れ」が最高。
AORっぽい雰囲気の曲で、ソフト&メロウな小坂忠を堪能できる1曲。
ドラマの主題歌だった「気まぐれ天使」も、同系統のメロウな路線で、シンガーズ・スリー(だと思われる)のコーラスも、その雰囲気作りに一役買っている。
「旅ごころ」も、メロウな感じで、大野雄二のストリングス・アレンジが、ロマンティックな雰囲気に花を添えている。

インストもので言うと、「いつも宙返り」は、シンセとオルガンが交互にリードをとるボッサなインストで、軽めな雰囲気がイイ感じ。
大野雄二らしいインストでいえば、「僕はチャンピオン」や「気まぐれパーティー」は、フュージョンテイスト全開の曲で、後に「ルパン3世」を手がける萌芽を感じる。
1曲、小坂忠が作曲した「天使のサンバ」と言うインストがあるが、大野雄二のとは雰囲気が違って、フルートをフィーチャーした明るめのインスト・ボッサで、これもなかなか良かった。

小坂忠というと「ほうろう」ばかり取り上げられるけれども、ソフト&メロウな感じで歌う小坂忠も、味があっていい。  
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2005年11月09日

■歌謡曲 名曲名盤ガイド1970's

02c7c8cd.jpg60〜70年代の日本のポップスや映画を紹介している雑誌 Hotwaxが手がけた「歌謡曲 名曲名盤ガイド1970's」。

1970年から79年に活動した、様々なアイドル〜歌謡曲のシンガーやグループのディスクレビューが中心なのだけれども、様々な歌手のジャケ写やポートレートが、カラー写真をふんだんに使って掲載されているのが、何とも言えず魅力的。

もちろんレビューも充実していて、作曲家やプロデューサーなどのスタッフワークにも、スポットを当てている点も評価出来るし、どんな洋楽から影響を受けた曲なのかを解説していたりするのも、分かりやすくて良かった。
色々な歌手の代表的なアルバムやシングルをピックアップして、作詞・作曲・編曲のクレジットも、きちんと掲載されているのも嬉しい所(巻末のディスコグラフィー一覧は圧巻!)。

70年代の日本の歌謡曲が好きな人には、初心者からマニアな人まで満足出来る1冊といえるのでは?  
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