2006年01月07日

■L⇔R「Laugh + Rough」

Laugh and Rough年末から1968年夢の海岸物語または音楽史さんで、L⇔Rについて書かれているのを読んでいたら、L⇔R熱が再燃。
やはり、自分の音楽ライフを考える上で、彼らの存在は欠かせない存在だと思うし、極論すれば、彼らと出会っていなかったら、今の自分は無いといってもいい。
自分の中で、L⇔Rと言うバンドは、そう断言できるほど重要な存在であって、今の自分の60's指向が強い側面と言うのは、彼らの音楽性が元になって養われてきたのだと思う。

そんなワケで、自分が一番好きなL⇔Rの2ndアルバム「Laugh + Rough」。
当時のメンバーは、黒沢健一(Vo&G)黒沢秀樹(G&Cho)の黒沢兄弟と、リーダーの木下裕晴(B&Cho)に紅一点の嶺川貴子(Key&Vo)を加えた4人。
プロデュースは、元四人囃子の岡井大二が手がけ、自らスティックも握っている(L⇔Rのライヴツアーに参加した事もある)。

まず、アルバムを通して聞くと、先行シングルでもあった「(I Wanna) Be With You」が、究極のポップ・チューンとして強い印象を残す。
メロディーラインが素晴らしいのはもちろん、コーラスやストリングスのラインなど、ポップスとして非の打ち所がない。
この曲は、ポップグループとしてのL⇔Rの金字塔であるのは間違いない。

ほかにも、黒沢兄弟がエヴァリーブラザーズばりのコーラスを聞かせる「Baby Back」やバーズのアルバムからタイトルを引用した「Younger Than Yesterday」なども、L⇔Rのポップサイドを語る上では欠かせない曲であるし、「Rights And Dues」のように、ギルバート・オサリバン的なメロディーを「Magical Mystery Tour」風に味つけしたような(?)ポップスのエッセンスをギュッと詰め込んだナンバーまである。

そして、嶺川貴子が、ボーカルを初めて披露した「In My Room」は、ビーチボーイズの同名曲というよりも、「Meant For You」や「Wonderful」などの中期ビーチボーイズの雰囲気を伝えてくれる1曲。

そういうポップな曲がある反面、「What "P" Sez?」や 「One Is Magic」では、ワイルドなロックンロールを見せるなど、L⇔Rと言うグループの多様性を十二分に感じさせてくれるアルバムになっている。
ちなみに、このアルバムに収録されている「I Can't Stand It」と「Pumping '92」は、デイヴ・クラーク・ファイヴのカバー。
初のカバー・ソングが、デイヴ・クラーク・ファイヴという点にも、L⇔Rらしさを感じてしまう。

「Laugh So Rough」という曲をイントロとアウトロに使って、トータルアルバムっぽさを作り出しているのも、なかなかイイ演出だし、どの曲をとってもメロディーがいい。
ジャン・フィリップ・デロームの手によるジャケットもシャレているし、42分と言う短い時間ながらも「アルバム」と言う手触りが感じられるのが、何と言っても素晴らしい。

と、このアルバムに関しては、幾らでも語り続けそうなので、今回はこの辺で……。
って、この勢いのまましばらくL⇔Rシリーズ続けるか???

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この記事へのコメント
TBつけてくださってありがとうございます。まだ歴史的に新しく生き続けていることなので過去にしないように加工と思っています。
Posted by nov46 at 2006年01月07日 13:59
わざわざコメント欄に書き込んで頂いて恐縮です。
L⇔Rの部分だけでなく、nov46さんのブログは、ジャパニーズポップスのファンとして興味深く拝見させて頂いております。
あちらでの文章を拝見して、自分はL⇔Rを起点にして、時代を逆にたどりながら、日本のポップシーンを俯瞰しているのかもしれない、などと言う事を思ったりもしました。
これからも興味深いお話、期待しております。
Posted by あれっくす at 2006年01月07日 16:34