雲が行くまで待とう

音楽と本を中心にしたブログです。ブログ名はハイドンの弦楽四重奏曲第82番(ヘ長調、Hob. III: 82)の標題「雲が行くまで待とう」から取りました。   2023年11月にトップの写真を入れ替えました。Onさんからご提供いただいた伊勢志摩の安乗埼(ありのさき)灯台の写真です。

雲が行くまで待とう イメージ画像

2008年09月

 ハーゲン弦楽四重奏団を聴く。(浜離宮朝日ホール)  曲目はハイドンの76番「五度」、ドビュッシー、ベートーヴェンの第16番。  素晴らしかった。ハイドンのみずみずしさ、ドビュッシーの夢幻的な響き、ベートーヴェンの推進力と、どの曲をとっても群を抜いたできばえ
『1299 ハーゲン弦楽四重奏団』の画像

 中川右介の「巨匠たちのラストコンサート」を読む。  この本は、クラシック音楽界の大物演奏家の最後のコンサートをつづったもの。最後のコンサートと銘打って開かれたものもあれば、結果的に最後のコンサートになったものもある。  この人の本は「カラヤン帝国興亡史
『1298 中川右介「巨匠たちのラストコンサート」』の画像

 石手寺からはバスで松山市駅に出て、ずっと商店街の中を歩き、子規堂にやってきた。  これはずいぶん街中にある史跡で、振り返ると高島屋の観覧車が見える。
『1297 松山旅行 -子規堂』の画像

 子規記念館からは石手寺に行った。ここは四国八十八か所の霊場のうち第51番札所とかで、ずいぶん大きな寺だった。  三重の塔がある。  鐘も立派なものである。  お遍路さんの姿もみかける。
『1296 松山旅行 -石手寺』の画像

 宿をチェックアウトし、歩いて「子規記念館」に行く。ここは正岡子規を顕彰するため松山市が建てた物。  展示にも説明にもかなり力が入っていて、松山では子規がとても大切にされていると感じた。
『1295 松山旅行 -子規記念館』の画像

 風呂の後は、造り酒屋が経営している「にきたつ庵」と言う店で夕食。酒も肴もうまかった。地元の「道後ビール」というものを堪能した。
『1294 松山旅行 -にきたつ庵』の画像

 駅前の商店街でうどんの昼食。その後宿で浴衣に着替えて、いよいよ道後温泉の本館に行く。ここは宿泊施設のない公共浴場。  念のため料金表も写真に撮った。(クリックすると拡大します。)  湯加減も熱すぎず、私には丁度よかった。
『1293 松山旅行 -道後温泉本館』の画像

 松山市駅まで来たらちょうど「坊っちゃん列車」が待っていたのでこれ幸いと乗り込んだ。  これは何でも明治21年だかに日本最初の軽便鉄道として松山を走った列車を、蒸気機関車をディーゼルにした以外は極力忠実に再現したものらしい。街の観光の目玉でもある。乗車賃は
『1290 松山旅行 -坊っちゃん列車』の画像

 伊丹十三記念館から歩いて「いよ立花」駅に行き、ここから松山市駅まで伊予鉄に乗った。  レトロな感じの車両である。
『1289 松山旅行 -伊予鉄』の画像

 宿に荷物をおいた後は、伊丹十三記念館に行ってみた。これがなかなかよかった。  本の装丁家、エッセイスト、音楽愛好家、俳優、そして映画監督と言う彼のマルチ・タレント振りをうかがわせる資料が展示されている。  映画監督としての彼に一番焦点が当てられていて、作
『1288 松山旅行 -伊丹十三記念館』の画像

 27日の朝はゆっくり起き、昼前の電車で松山駅に向かう。今日の宿はHg氏が道後温泉に取ってくれている。  駅からまずは宿に行って荷物だけでも置かせてもらおうと言うことになった。道後温泉街入り口近くの「大和屋本店」。ありがたいことに部屋に入れてくれた。  大き
『1287 松山旅行 -再び松山へ』の画像

 Hg氏の家は戦前に建てられたと思しき古風な日本家屋。女中部屋まであった。風呂をいただいたりしてゆっくりさせてもらい、名古屋で仕事を終えてからやって来るHm氏を待つ。  Hm氏とは伊予北条の飲み屋で合流。魚がうまい。  その後スナックに流れた。どちらの店でも写

 別の店でお茶を飲んだ後、JR松山駅まで歩いて戻る。2キロくらいあった。  17時半松山駅発の多度津行きに乗って伊予北条に向かう。前出のHg氏がここに住んでおり、宿を提供してくれるのである。  電車は、秋田・山形の旅でもたびたび乗った、整理券式ワンマンカーになる
『1285 松山旅行 -伊予北条へ』の画像

 坂の上の雲ミュージアムの後は、ガイドブックに載っていた「ジャズイングレッチ」という店を探した。ジャズを聴きながらお茶を飲んで休憩したいと思ったので。  店は見つかったが閉まっていた。定休日なのか、夜だけの営業か、つぶれてしまったのか、よく分からない。そ
『1284 松山旅行 -ジャズイングレッチ』の画像

 「坂の上の雲ミュージアム」と言うところにやってきた。ここは、司馬遼太郎の同名小説にちなむ博物館。秋山好古・真之兄弟とか正岡子規とか、松山ゆかりの人たちが活躍する小説なので建てたものらしい。  この小説がNHKで2010年だかにスペシャル・ドラマ化されるというこ
『1283 松山旅行 -坂の上の雲ミュージアム』の画像

 この通りは市内の目抜き通りらしく、市役所とか県庁とか主要な建物が次々と現れる。  この写真は県庁。
『1282 松山旅行 -県庁』の画像

 歩いていると市電がごとごとと専用軌道を走ってゆく。  これは古いタイプらしい。  こういう新型もある。  こういうのも見かけた。「坊っちゃん列車」と呼ぶのだそうだ。
『1281 松山旅行 -市電』の画像

 腹ごしらえの後は市内を散策。お堀端沿いにメインストリートを歩く。  歩く人たちも、自転車で行き交う人たちも、心なしかゆったりしている。  お堀にはこんな水鳥もいた。
『1280 松山旅行 -お堀端を歩く』の画像

 飛行機は予定通り松山に到着し、リムジンバスでJR松山駅に向かう。25分程度。料金300円。ずいぶん市街と空港が近く、ありがたい。  腹が減っていたので、駅付近の店を物色し、「喜多方ラーメン」の店もあったがここまで来て喜多方ラーメンもないだろうと、駅構内のうどん
『1279 松山旅行 -松山駅で腹ごしらえ』の画像

 金曜日一日仕事を休んで、四国は松山に出かけることにした。高校の同級生Hg氏が単身赴任しているので、陣中見舞いと称して食い荒らしに行くのである。同じ高校の同級生で名古屋に単身赴任中のHm氏も誘ったところ快く合流してくれることになった。  私は羽田空港は本当に
『1278 松山旅行 -久しぶりの羽田空港』の画像

 オーギュスタン・デュメイのヴァイオリン・リサイタルを聴いた。ピアノは小山実稚恵。  最初の曲はブラームスの第3番のソナタ。緩急が巧みでふくよかな演奏だった。  続いてヤナーチェクのソナタ。この曲を聴くのは初めてだったが、音楽が生命感に満ちているのに感じ入
『1275 オーギュスタン・デュメイ ヴァイオリン・リサイタル』の画像

 昨日の「崖の上のポニョ」に続いて今日も映画。「おくりびと」を観た。  東京のオーケストラのチェロ奏者だった主人公は、楽団解散の憂き目に会い、妻と一緒に故郷の山形に戻ってくる。そこで誤植の求人広告に応じて「納棺師」と言う職業に出会う。  ずいぶん難しいテ
『1273 「おくりびと」』の画像

 下の娘を連れて「ポニョ」を観に行った。私にとっては「千と千尋の神隠し」以来の宮崎アニメ。  なかなかよかった。この映画を見ていると、制作者が人知の及ばぬ力について訴えようとしているのを感じる。そしてまた、彼らの精神の自由さをも。  3通りに描き分けられた
『1272 「崖の上のポニョ」』の画像

 「1260」で触れたバッハの弦楽三重奏編曲版ゴールトベルク変奏曲をまた聴く機会があった。演奏は日本のオケのトップ奏者たち。  第16変奏がフランス風序曲にまったく聞こえないのにびっくり仰天した。どんどん先に行ってしまうから、付点のリズムによるスィング感がでな

 ブログ「クラシック音楽のひとりごと」に刺激されて、バーンスタインが指揮する「大地の歌」を聴く。手元にはイスラエル・フィルとの演奏もあるが、今日聴いたのはウィーン・フィルとの演奏。 独唱はジェームズ・キングのテナーとディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
『1270 バーンスタイン指揮 マーラー「大地の歌」』の画像

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