December 19, 2005

Broken Social Scene / The Most Serene Republic @ Cargo, London - Mon 19/12/05

後ほど書き上げますんで、暫しお待ちを...

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December 18, 2005

Orenda Fink / Mayday @ The Borderline, London - Sun 18/12/05

18dec05maydayLullaby For The Working Classの大ファンだった私は、彼らの(多分)最初で最後のロンドン公演に行けなかったことを一生後悔。 その後、元メンバーのある2人に真相を聞いても、お茶を濁すばかり。 "Tedがもうやりたくないみたいだから..."。 やはり、あのバンドはTed Stevensのバンドだったのだろうか? 仲間割れというものではないようだけど、メンバー間との方向性の違い等からLFTWCの活動を止め、MaydayというバンドをTed自ら始めたのだろう。 2002年CMJフェスティヴァルのSaddle Creek ショウ・ケースの夜、マーチャンダイズで販売員をしていたTed。 "Maydayはヨーロッパには来ないの?"という私の質問に、"そんなお金はないよ。"と、にっこり&あっさり答えを返した彼。 さすがに、彼には過去のバンドのことなど聞けなかった私... それから3年経った今、初めてのヨーロッパ・ツアーという快挙(前座だが)を果たし私の心も躍る、はずだったのだけど.....心の底から喜べない複雑な思いがしていたのが正直なところ。 LFTWCの1stからMaydayの3rdまで聴いてきた人なら、この2つのバンドがもう全く違うものであることはお分かりでしょう。 Maydayの1stはまだLFTWCの余韻が残る作品でしたが、2ndではかなり作風も変わり、今年出た新作の3rdではその変色は明らか。 これがTedのやりたいことだったのだろうか? そう考えると、LFTWCはTedのバンドではなかったのかもしれない。 個人的には本当に素晴らしいと思う最後の作品(3rd)は実は制作が大変だったとかで、元メンバー達にとっては複雑な思いのする作品、という記事をどっかで読んだことがある。 Maydayの新作を初めて聴いた時、正直ちょっと感傷的になった私ですが、過去を顧みるばかりでは駄目だ、と分かっていてもしかしこの新作には首を傾げることしか出来ず、今夜は現在のTedの姿(Cursiveのギタリストとしてではなく)をこの目で確認したくやって来た次第。 実際、選曲はほぼ新作からで、1stからは1曲も無し。 良い悪い、というのではなく、MaydayというバンドはLFTWCとは全く違う音を鳴らすバンドなんだな、と今夜改めて認識。 Lullaby For The Working Class、こんなに生を観たかったバンドはいないかもしれない。  
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December 05, 2005

Antony and The Johnsons / Currituck Co. @ Shepherds Bush Empire, London - Mon 05/12/05

今年の9月に英国Mercury Prizeを受賞する前から人気急上昇中だった、ニューヨークのAntony and The Johnsons。 今回のUKツアーは、賞にノミネートされてから売れ行きが伸びたのか、グラスゴー公演以外は早くから完売。 Coldplay, Kaiser Chiefs, Bloc Party 等を蹴落として?賞を獲得。 NYC在住の英国人ゲイ、というのがイギリス国民の関心を寄せたのか何なのか、UKレーベルRough Tradeがうまくやったのか(USはSecretly Canadianですからねぇ。 良いレーベルですが、ここまで売れるとは彼らも予期していなかったでしょう。)、まぁ売れることは悪いことではないですが、この意外な旋風に驚く私であります。 1年前は700人くらいのキャパの会場でやっていたのに、今回は2000人規模 x 2公演が即完売。

05dec05kb個人的に非常にショッキングだったニュースは、この春のメルトダウン・フェスティヴァル(キュレーターはPatti Smith)の公演に、急遽The Johnsonsの参加を依頼されたCurrituck Co.ことKevin Barkerが、今回正式ギタリストとしてツアーに参加&前座も任された、ということ。 (NYCコネクションなのか何なのか。 私の友人の友人でブルックリンに住むあるミュージシャンは、Antonyのことを随分昔から口にしていたらしいですが、その活動歴は長く、NYCの音楽家達の間では良く知られた存在だったのかもしれません。) ということで、今夜の私のお目当ては、当然の如くAntonyではなくKevinだったわけですが、チケットが入手できてラッキーでした。 Currituck Co.の6月のツアーでは、ほぼ正式メンバーらしいEspersこれ行きたい!) のOttoがドラム担当で、2人でのツアーだったのですが、今夜はKevin一人。 前回は聴けなかったアコースティック・ギターで5曲弾き語ってくれました。 最初は静かだった客も、3曲目にはざわつき始める。 どうにかならんのか、このイギリスの客。 4曲目には、Father's Dayを演奏。 初めて生で聴けて涙ものでした... と、"次の曲はRun Away From The Sunというんだけど、友達のAntonyにも手伝ってもらうよ。"と、Antony登場。 客が一瞬にして静まる。 2人、結構はまってたな。

会場を見回してみると、年齢層が高いことに気付く。 ほんと、高い。 10代っぽい子供は見当たらないし、20代っぽい人達も比較的少ない。 30&40代の人達が多かったか? 私の斜め前に座っていた男性は、Iron Maidenのジャケットを着た50代っぽい人だった。 それも、皆さん熱狂的。 やはり英国ではこういう音楽家は受けるのだろうか? バンド登場とともに熱い喝采が。 バンドのThe Johnsons、現在はヴァイオリンやチェロを含む6人でツアー中。 正直、私の守備範囲の音ではないのですが、楽曲は聴きやすく美しいので、思っていた以上に楽しめた。 しかし、歌詞はキツイっすね。 辛いですね。 これ、アンチ・ゲイな人達は吐き気を催す歌ばかりでしょうな。 私はちゃんと聴いてみたくなりました。

さて、そんな噂も前々からあったでしょうが、やはり出てきました、Boy George。 "友達のBoy Georgeに次の曲を一緒に歌ってもらおう"と彼を招待するAntony。 "彼の歌は凄くハートブレイキングだ。 こんなに素晴らしい声を聴いたのは、本当に本当に久しぶりだ。" と、Georgeさんも大絶賛。 退場の際にAntonyに花束を渡され、"You're my sister!"と一言。 ほぉ。

前述のNYCに住むあるミュージシャンはAntonyの声について、Nina Simoneの声がBoy Georgeの体を通して出てくる感じ、と描写していたらしい。 今夜の体験で、かなり納得がいきました。 しっかし、嬉しくなるほど手振りも見事にゲイで可愛い彼、あの体格(190cmくらいあるんじゃないか?)とのギャップが愛らしさを増していた。 と思うのは私だけ?

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ピアノに座って歌うAntonyと、その彼を見つめながら熱唱するBoy Georgeの姿。
  
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November 25, 2005

Mojave 3 / Mark Kozelek @ Conway Hall, London - Fri 25/11/05

25nov05kozレーベル4ADは今年で創立25年目を迎えたわけですが、その記念として、今月約10日間に渡り4ADのバンドがロンドン公演中。 17日のTV On The Radioを皮切りにThe BreedersやKristin Hershなんかのビッグ・ネームも参加。 私は、先日のThe Mountain Goatsは行かず(レーベルが4ADになって以来、イギリスに頻繁に来るようになったなぁ。)、結局このKozelekだけに足を運ぶ。 数年前のRed House Paintersロンドン公演ではMojave 3が前座を務めていたのに、今夜は何故かトリ。 さてそのKoz先生、4AD時代の曲をやるということが前々から宣伝されていたわけですが、この6月に観たKozelekソロ公演でも古い曲はがんがんやっていたので、そんなに珍しい曲はやらなかった。 Phil Carneyもギターで数曲参加。 Grace Cathedral Parkで始まる。 New JerseyやKaty SongやMichaelなんて名曲は嬉しい。 Three Legged Catはイントロだけで終わってしまったので残念。 6月の公演では聴けなかったDown Colorful Hillで最初のセットが終わる。 前座だったのでアンコールがあるかは謎だったけど、客の喝采でステージに戻っては、Sun Kil MoonのDuk Koo Kimを演奏。

さて、セット・リストは悪くはなかったけど、演奏のほうは少々疑問だった。 皮肉な冗談を発するのは毎度のことだけど、それにしても演奏のほうに真剣みが欠けていた。 ファン・サイトの書き込みでは、良かったというコメントしか目にしてないけど、ある知人は、最悪だったなと言っていたらしい。 多くの客は彼を観に来ていたのに、私みたいな熱心なファンは、確かにあれで満足だったとは思えない。 6月の公演を観た後だと尚更。 曲は素晴らしいんだから、もうちょっと一生懸命なところを見せて欲しかった。 

それともうひとつ、Modest Mouseのカヴァー・アルバムもいいけど、新曲で新作を早く作って下さい。 良い曲がほんとにもう書けなくなっているのか?  
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November 19, 2005

Marsada / Seckou Keita / Justin Vali @ Purcell Room, London - Sat 19/11/05

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今夜は珍しく、ワールド・ミュージックを聴きに&観に行ってきました。 こういった音は大好きなんですが、詳しくは知らないし何を観に行っていいのかよく分からない等々の理由で、実際生を観に行くことは少ないのです。 (そんな金がないというのも大きな理由だが。) しかし、このJustin Valiは、発見以来10年というのに一度も観たことがなかったので(2001年のロンドン公演は逃したので)、即チケットを予約。 Heatwaveという名のUKツアーで他Seckou KeitaとMarsadaとの共演。 SKはマリのkora奏者。 Baka Beyondなんかともツアー経験あり。 Marsadaは、インドネシアのグループで、今回初めて聞いたその名前。 

JVはマダガスカルの伝統楽器valiha奏者。 今夜は4種のvalihaを披露。 簡単に製造出来るらしいモダンなvalihaと、弦まで竹で出来たオリジナルのvaliha。 いやー、音が全然違うんですな。 さすがサウス・バンクの会場だからか、アコースティック音が良い。 でもいつか、valihaはアンプを通してではなく完全生音で聴いてみたい。 最後、SK登場。 valihaとkoraを交換して弾き合戦。 うーむ、何でも弾けるのか? よいなぁ。

SKは、先のJVのソロとは打って変わってアップビートなアフリカン音楽をバンド演奏。 民族衣装(というのか?)姿のSKと一緒に出てくるは白人のヴァイオリニストとべーシストだったんで一瞬戸惑ったけど、演奏は素晴らしかった。

休憩を挟んでMarsada登場。 プレヴューで読んで期待していたけど、こちらは想像していたより伝統色は薄く、比較的モダンな歌謡曲といった印象。 数曲やったトラディショナル・ソングのほうが個人的には好みだった。 インドネシアの民族衣装(なのか?)にアコギ&ベース3人って、やっぱ微妙に違う気がするんですが。

最後、全てのミュージシャン登場。 皆さん、何語で歌っていたのだろうか? 音楽に国境無し、というのは事実ですね。 ミュージシャンになりたかった、といつまで経ってもアホなぼやきは絶えないのかもしれませぬ。 心温まった、普段と違う夜。

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November 16, 2005

Sam Prekop / Archer Prewitt @ The Spitz, London - Wed 16/11/05

両人、それぞれ4月と5月に渡英していたので、たった半年後に再び観れるなんて思ってもいなかった。 今夜は、フライトの遅れがロンドン到着に影響していたらしく、開場が1時間も遅れた。 Archerのエレクトリック・ギター弾き語りは単純に素敵。 でも、前回のバンド演奏のが良かったかなー。 Samは、当然かArcherを横に演奏。 4月の際には椅子に腰掛けての演奏だったが、今夜は立っての演奏。 ギター2人のバランスが良い。 シンプル。 Samの透明感あるあの繊細な声、もっともっと聴いていたかった。

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November 15, 2005

Akron/Family / Picastro / Viking Moses / Hush the Many @ 93 Feet East, London - Tue 15/11/05

15nov05vmoses5月に渡英したばかりのPicastroが再び小規模UKツアー。 ファンとしてはこんなに嬉しいことはないが、経済的に頻繁に戻ってこれるのか? 前回同様、ツアーと言えどヘッドライニングではないのが非常に残念。 昨夜はBetseyでヘッドライニング・ショウをやっていたが、行けなかったのが悔やまれる。

会場に到着したら、Hush The Manyが始まっていた。 ロンドンのバンド。 ネットで見たのと印象が違う。 もっとサイケ・フォークな人達だと思っていたが、かなりメロウなロックといった感じ。 これってヴォーカルのせいか? やはり私はこのイギリス的な歌い方が苦手なのかもしれない。 いや、英語の発音なんだろうか? 

次はPicastroだ!と思っていたら、ステージに現れるは一人の男性。 うぁ、Viking MosesことBrendonだった... どぉりでマーチャンのとこにCD売ってたわけね。 シークレット・ゲストだったようだ。 なんで... 今年の春のロンドン公演には行き損ねたので、初生。 うーん、ちょっと意外だった。 動きが変だぞ。 エレキ・ギター弾き語りだが、足でばたばた拍子を取りながらステージをうろうろ。 しまいにゃビール瓶倒すし。 シンプルな演奏のせいだからか、歌い上げる声が余計に耳に入る。 うーん、微妙だったな、個人的には。

15nov05picastro115nov05picastro2そしてお目当てのPicastro。 最新作のMetal Caresは、ほんと、今年の個人的ベストの1枚に入るほどの愛聴盤。 いやぁ、まだまだまだ良いバンドいますねぇ、カナダって。 今夜は、メンバー3人のみ。 楽器のほうは、ドラムとヴィオラが不在で、エレキ+アコギ+ヴァイオリンという変成。 ちょっぴり残念だったが、前回とは違うんでこれもまた良しとしよう。 ほぼ新作からの曲のみだった。 前回のロンドン公演はアルバム発売前だったんで、曲を知らずに観てそれでもかなり酔わせてもらいましたが、今回はあの曲やってくれるかなぁと違った心持でステージを見守る。 このバンドの凄みって何だろう? 楽器一つ一つの存在感が途轍もなく重要でしかし別世界で鳴っているような音。 今夜改めて、このエレキ・ギターの旋律の素晴らしさに涙しそうだった。


15nov05akronfそしてトリは Akron/Family。 このショウが発表になるまで全く耳にしたことのなかった名前。 しかし、調べてみると、色んなバンドとライヴやってるみたいだし、レーベルはYoung Godってことで、なかなか期待大。 メンバーは男性4人、皆椅子に座っている。 しかし、鳴らされる音は馬鹿デカい。 スピーカー近くに立っていた私は、耐えられずに後方へ下がる... 何だかルックスが嫌だなぁ(すまん)、という私の直感は的外れでもなかったかも。 ベルなんかも用意してあるし、やっぱ最近流行のサイケ・フォーク風なのか?と思いきや、それは的外れだったかも。 楽曲のほうは何と形容していいのやら。 フォークもありロックもありエレクトロニカ風インストもあり、ととにかく雑食。 それは悪くはないが、掴み所なし。 演奏は凄く上手い人達で、それが鼻についた。 上手いのが悪いのではなく、こんなことも出来るんだぜぇ朝飯前、みたいな変な態度が感じられ、ギミックって言うの? 最後、客席に下りてきての演奏〜そのままアカペラに流れる、のは良かったが、それも何だか'上手いだろ'的な要素が見え隠れで、個人的には興味そそられず。 以前彼らの生を観た友人の友人は、作品のほうが良かったと言っていたらしいが、実際そうなのかも?  
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November 14, 2005

PG Six / Samara Lubelski / Leap Seconds @ The Underbelly, London - Mon 14/11/05

初めて来るこの会場。 ほんと、中心街以外だと東にしか会場がないのか?ってくらい頻繁に来るこのエリアですが、Hoxtonスクエアに来たのは何年振りだろうか? (この前逃したRichard Bishopはここだった。) 洒落た感じの(ってよく見えなかったけど)レストラン地下にあるこのThe Underbelly 。 想像していたよりかなり狭い。 テーブルやソファもあり、生演奏よりクラブ向け? だから余計に狭く感じるのか。 イギリスは、何故こんなハコが多いのだろうか? 皆酒飲みなのは分かるが、バーとステージは分けて欲しい。 演奏中も喋り騒ぐ阿呆の多いイギリス。 この事情が改善されることはないだろう。 案の定、明らかに音楽のために来ていたわけではない女達がうざかったが、途中で帰ったので良かった。 ってかさ、最初から来んなよ、オメーら!

まず登場したのは、Leap Secondsという、イギリス人男性2人組み。 1曲のみ、約25分といったところだったか? ギター2本のインスト&言うなればエクスペリメンタル音楽。 悪くはない。

お次はSamara Lubelski。 NYのなんちゃらフォーク・シーンの一人らしい。 音源は全く聴いたことがなかったので楽しみにしていたが、個人的に興味はそそられなかった。 エレキ・ギターの弾き語り。 声が問題だった。 曲も何だか似たようなのが多かったような。 最後、PG SixことPat Gublerが笛で参加。

そしてPG Six。 こちらもほぼ音は知らなかったのだけど、コンピで聴いた曲がかなり気に入っていたので期待していた。  しかし、想像していたのとは違いかなりトラディショナルなフォークで不意打ちだった。 楽曲だけではなく、彼の歌い声や歌詞も(一部しか把握してないけど)昔の匂いが漂う。 Bert Janshみたいな感じ。 なんだぁ、もっと捻くれたアコギの音色とかが聴けると思っていたのにな。

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November 13, 2005

Architecture In Helsinki / Absentee @ The Scala, London - Sun 13/11/05

13nov05aih113nov05aih27pm頃終了したFursaxa @ The Harrisonの後にハシゴするは、同Kings Cross界隈にあるThe Scala。 当然腹の虫が泣いていたんでチップス屋経由で行こうか、と企んでいたら、開場30分前+外は超冷えだというのに、既に見えるは30人程の列。 何故に??? (失礼) 完売ではなかったと思っていたが、どうも完売になっていたらしい。 前座には興味無しだったんで、8時頃到着するや、まだ列は伸びたまま。 なんだ?

正直、何故突然こんなに人気なのか分からない。 2ndが晴れてUKレーベルから発表となった、というのは大きいだろうが、それでも、推測800人程収容のこのScalaを売り切れるって大したもんだ。 NME等にがんがん広告は出ているので、売り方が上手いのかもしれない。 まぁそれはプレス側の仕事なわけだけれど。 7月の会場に比べると3倍ってとこ? それは、ステージの広さにも言えることだった。 前回は、あんな小さなステージに8人、様々な楽器を所狭しと準備しては楽器交換や移動を上手くこなしていた上、みんな踊る踊る。 そんな無茶苦茶楽しかった夜を再び体感できる!と思っていたのだが...

今夜のステージは、単純に広かった。 それは直接関係なかったかもしれないけど、最初から、前回ほどのまとまりがバンド内に感じられなかったのは、私だけだっただろうか? 曲は、新作からだけではなく、1stからやカヴァーなんかもやっていてそれは良かったと思うが、どこか隙間が感じられた。 繋ぎが良くなかったというか。 バンドは当然楽しそうにステージを動き回ったり踊ったり。 しかし、私は完全に入り込むことが出来なかった。 目前のバカ長身男のせいでまともにステージが見えなかったというのも大きかったが、私の晴れきらない心は最後まですっきりすることはなかった。 残念... 最後は、驚くほどTシャツの種類の充実したマーチャンダイズを拝んで、会場を後にしたのであった。 次回はAstoria、なんて可能性大だけど、名誉挽回を願ってまた行くんだろうな。  
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Fursaxa / Sharron Kraus / Alexander Tucker @ The Harrison, London Sun 13/11/05

13nov05sharronk13nov05fursaxa再び、In The Pinesの日曜イヴェント。 今日は、このパブ自慢のサンデー・ローストを初めて食してもいいかな、と思っていたのだが、到着したらA.Tucker演奏中+かなりの混み様。 先に到着していた友人のお陰で席はゲットできたものの、これじゃぁ食べてる余裕もないか、と諦める。

Sharron Krausは、近頃のフリー・フォーク旋風にも絡んでいる数少ない?イギリス人シンガー。 今日は、アコギとバンジョーの弾き語り。 想像していた以上にトラディショナルだった。 悪くはないが癖もない、といった感じで、個人的にはちょっと物足りなかった。

アメリカはフィラデルフィアのFursaxaことTara Burkeは、これまでUNやPerfectly Perfect Pieces of Fruit等々、複数のバンドで活躍してきた女性。 最近は、Jack RoseBen Chasnyの名を見ればFursaxaの名も目にする、というほどコツコツ活動してるようだが、この名前ではもう10年近くもやっているらしい。 ベルやマラカス風の小道具+アコーディオンや声を淡々と同時録音してはループで重ねていく、という一人パフォーマンスだったが、先のA.Tuckerの分かりやすいギターのループとは違って、とても繊細。 好き嫌いという判断はし難い、決してメロディアスではない音楽。 漂っていた不思議な空気は誰にでも創り上げられるものではないと思う。  
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