20部屋はあると思われる老舗の温泉旅館に、客はたった4人。
「連休はもちろん、5月中はお客さんが多かったのですが、6月になると途端に少なくなった」とのこと。

前回記事の旅館での状況。

やはり、「6月は雨が降る」というイメージが根強いことが、その大きな原因だろう。旅館の方も言われていた。
実際、今日の天気図を見ても日本列島の南岸に沿って長々と梅雨前線が描かれており、これを見ただけでもう一切の活動意欲を削がれるみたいな感触にはなる。

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(気象庁HPより)

しかし、わたしは梅雨の後に猛暑の日々が待っていることを思うと、6月に祝日がないことに不満すら感じる。
梅雨の後半は蒸し暑い日も増えてくるし、もちろん快適な時期ではない。しかし暑いのが嫌いな私は、真夏の猛暑の時期よりはまだ良いという思いだ。災害級の大雨さえなければ、梅雨もまた可なりと、この時期常に思っている。
それに梅雨というと、それこそ連日雨に降り込められるという印象を持たれがちだが、実際は雨の降っている時間の割合は少ないものだ。晴れの日の少ないのは確かとはいえ、じっと耐えてこの雨の時期の過ぎるのを待つといった思いを抱いたことは、私の記憶する限りは余りない。
梅雨は四季の気候の変移のなかで、マイナスイメージの象徴のようではあるが、メリットに眼を向けると、何だかもったいない。
冒頭に触れたように、旅を例に挙げても旅館をはじめ各所は空いている。サービスの質も高くなる。

盛夏の盆休みなどに汗と雑踏に紛れるよりは、よほどストレスは溜らない。