孫さんのあれこれ雑記

孫右衛門運営、「郷愁小路」シリーズ 一番アウトサイドに位置するこちらまで ようこそおいでくださいました。 郷愁小路本編で受けるイメージとは 随分違うと思いますが、 むしろこれが私の本来の姿に近いと思います。 こちらでは、古い町並の話は一切なしにします。 私の興味あるさまざまなことを取扱います。

2016年02月

先日ふとネットの書き込みで、鉄道紀行作家・宮脇俊三氏の命日だったことに気付いた。
ここでも何度か触れているので詳述はしないが、私の趣味形成に非常に強い影響を受けた方だ。

宮脇氏のこと、読んだ本のことを色々思い出してみるに、北海道新幹線開通初日の指定券が発売されたという旬なニュースにからめて、以下のようなくだりが再現された。

「北海道ははじめて、という人に対しては、断固として青函連絡船での渡道をすすめる。帰りは飛行機でもよいが、往路は絶対に函館からでなければならぬ、序曲も聴かず第一幕も見ずに北海道というオペラがわかりますか、ぐらいに強く言う」
(『終着駅は始発駅』 より)

この文章の初出は、「旅と鉄道」という雑誌に昭和54年に掲載されたものというから、既に35年以上前のものだ。当時はもちろん青函トンネルは無く、連絡船に4時間揺られての津軽海峡の航海を余儀なくされていたのだが、それが北海道旅行への序曲なのだという。
私が初めて北海道を訪ねた折には既に連絡船はなかったのだが、まだ鉄道旅行趣味の頃だからもちろん飛行機には乗らず列車で初めて足を踏み入れた。そのこともあって、北海道の玄関口はやはり函館であるべきという思いは今でも強い。

実は私は、新たな新幹線の建設に関しては、はっきり言って反対である。
それらは全て中央からの時間距離短縮を目的としたものであり、地域間移動は不便になることが多い。それが都市部への人口一極集中、ひいては地方の疲弊につながるのではと。昨日だったか、国勢調査で日本の総人口が初めて減少に転じたというニュースがあったが、首都圏だけは例外で増加が続いている。
そうした傾向を強めるものに他ならないと思えるからだ。

ただ、この北海道新幹線の開通(というより実態は東北新幹線の函館への延伸)は、首都圏の人が北海道を訪ねる手段の選択肢が、少しだけ飛行機以外に広がるきっかけになるのかもしれない。
そうなるのであれば、北海道新幹線に限っては、その思いを少し緩めようかと思う。

それに新幹線で訪ねると、序章は見られないかもしれないが、せめて第一幕からオペラを見られるかもしれない。

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ここ最近多忙を極めていて、堅い長文は書く気がしないので、最近見た音楽動画関連から少し。

紹介する映像は、最近ふとしたことから数曲視聴するに、数少ない心に染み入る歌声の持ち主と感じた歌手である。

 

城 南海(きずきみなみ)さん。鹿児島県奄美大島出身で本名だという。
奄美の島歌を歌う歌手だったそうだが、後に全国区でデビューし、カバーアルバム、オリジナルアルバムも発表している。
一部では5年も前からその歌唱力が話題になっているようだが、表向きのメディアに出ない限りなかなか一般の眼には止まる機会がない。
1989年生れの26歳とのことで、まだまだこれから幾らでも可能性がある。もっと知られてほしい。

もう一つ貼り付けておく。


このような本格派・実力派歌手が、少なくとも表立って評価され辛い今の状況は、私にとってはもどかしいものがある。

今年になってまだ彼女の記事を書いていなかった。
初記事として何から切り出そうか、今回は書こうと思っただけで迷ったまま。

今回は、一般の人には感じにくい、データを見ての感想からにしようか。

以前記事にしたことがあるが、私は彼女の動画をアップして管理していることもあって、それらの再生状況なども分析することができる。
ここ半年間、新規動画は余りアップしていないにもかかわらず、1日あたりの総再生回数が減らないどころか、逆にむしろ増えていく傾向にある。

それが意外性や、単に拡散されたからという理由だけなのか、こういう彼女の歌唱を聴きたいという、潜在的需要を表しているものなのか。
前者だけなら、再生頻度が段々減っていくのが普通だろう。

ネットを見ていると、続々と新しいファンを獲得しているのがわかる。それも彼女のメディア露出度が最盛期の頃まだ小さかったはずの高校生や20歳前後の人たちにも影響が及んでいる。
それはやはりネット動画で大量にライブ映像などが出回り、気軽に視聴できるからに他ならないだろう。他のアーティストさんの事例はよく知らないが、彼女ほど多くの動画が見られるのは珍しいのではないかと思う。
ネット内の動きというものは、ポータルサイトで記事として取り上げられたりしない限り、検索したり感心を持たない限り接する機会はなかなかないものだが、横ばいから漸増傾向にあるということは、繰り返し視聴するリピーター層の新陳代謝を繰返しながらも、新たに引き込まれた層も少なくないと推測する。

再活動を始めるまで、少なくとも現状維持でいってくれれば良いが。
どこまでつないでくれるか。



今回はこれを置いて行きます。いつもマニアックなやつばかりのような気がしますので。

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