孫さんのあれこれ雑記

カテゴリ: プロ野球

今朝、カープの赤松外野手についての番組があった。

日の出も早くなっているこの時期、休日は1時間ほど早朝ウォーキングを行うことが多いのだが、それを昨夜知り、今朝はこの番組を見た。

赤松選手は阪神から移籍後、打撃面での派手さこそないが、一級品の守備走塁能力で、特に大飛球をフェンスに登って捕ったあのシーンはファンならずとも記憶に残っている人も多いだろう。

2年前の優勝に貢献した直後、胃癌と診断され手術、それに続く治療を経て今期の復帰を目指している。

手術・治療に伴う身体機能の低下、それは第三者には理解しがたい深刻さがあるだろうし、ましてプロスポーツ選手として復帰するのは容易なものではない。実際、今年のキャンプ中も治療の副作用に悩まされた事もあったそうだ。
前例が無いだけに、本人もコーチも手探り状態だったらしい。

悪性腫瘍からの復帰。私が知る限りは、横浜、近鉄でプレーした盛田投手くらいしか知らない。
しかし復帰となると怪我による故障からの復帰などとは比較にならないほど重みのあるもので、影響力も計り知れない。

ぜひとも達成してほしいものと、一応出身校の先輩たる私は静かに熱く祈っている。

番組内の本人の発言の中で、この言葉が印象的だった。
キャンプ入り当初は、とにかくメニューに何とかついていきたい、こなしたいという思いしかなかったが、キャンプが終了する頃には、ヒットを打ちたい、チームに貢献したいという欲が芽生えてきたと。
確実に上のステップに戻れている。

1軍の試合に出場できるようになるにはまだ少し時間が必要かもしれないが、必ずやその機会が訪れるものと信じて待ちたい。

今年のセ・リーグのクライマックスシリーズ。

まさかと言うのが多くの意見だろうし、地元紙にもその言葉が大きく記されていた。

結果を受けて負け惜しみ的に書いているのではないことをいいたいし、事実そうなのだが、
あまりつらつらと書き並べるとそう捉えられてしまうだろう。
でもやはりいいたいのは、
日本シリーズはシーズンを制したチーム同士が戦うべきものだ、ということだ。

実際、2013年、初めてCS進出を果した時、もしシリーズに進んだらどうしようと言う思いの方が強かった。
3位の分際でのこのこと日本シリーズに出てくるのは、余りに分不相応と感じた。

改めてもう一度。
日本シリーズはシーズンを制したチーム同士が戦うべきものである。

それに、選手への負担とか色々考えると、メリットはないように感じる。
その辺は去年も同じようなことを書いているので書かないが、そう思う理由の根本はそこにある。

今の私の望みは、このシリーズは横浜が制して日本一となり、そのことでCSのあり方に大きな波紋を落とすものになってほしい、ということだ。

今シーズンのプロ野球もオールスターを挟んで後半戦に突入する。
カープのことは、今年も今のところ去年同様安定した成績が残せているので、主力に大きな故障もなく連敗をしなければよいということで、大きな心配事はない。
むしろ心配というと、順位表の一番下の方にある球団の事だ。
古くは土橋監督時代、余りの弱体球団ぶりに同情に似た感覚を抱いて、しばらく注目していた。
今でも2番目に応援したい球団はというと、やはりヤクルトと言うだろう。
その後何度か日本一にもなるほど戦力が整えられて、カープにとっては逆に敵になってしまったことで興味が薄らいでいたのだが、去年くらいからまたその頃のような状況になったわけだ。
特に6月以降の惨状は、土橋監督時代以上の事態ともいえる。ことしはもう浮上のきっかけすらないのかもしれないが、多数の故障者を速く復帰させ、また新たな怪我人を出さないようにして何とか普通に戦える状態にしてほしいものだ。
私個人的には、ペナントレースの展開として一番面白いと思うのは、ヤクルトとの優勝争いなのだ。

大相撲でも、大きな心配ごとがある。稀勢の里のことだ。
今日も一度は攻め込む体勢にはなったが脆くも小手に振られて土俵を割り、早くも3敗目を喫している。
先々場所での強行出場が、やはり影を落としているのか。
思い出されるのが、元横綱貴乃花のことだ。
膝の故障を押して優勝を勝ち取ったが、そのことで力士としての生命を縮めてしまった。
しかも貴乃花はそれまでに横綱として十分な績をのこしていたが、横綱としての稀勢の里はまだ始まったばかりだ。
私個人的な感想としては外国人力士とか言うより前に、最近の横綱としては珍しい正攻法、昭和の横綱を匂わせる力士であるだけに、長く息づいてほしいのだが・・・。

2月に入り、各チームが一斉にキャンプインし注目選手の情報、ベテラン選手の思わぬ早い始動など、早速情報が飛び交いだした。
この時期、例年大きな期待と小さな不安で開幕に向けて楽しみが増してくる。

一方、今年は開幕前にWBCがある。
レギュラー試合数の増加、クライマックスシリーズ制など、ここ最近選手にとっては負担が増している。
それにWBCが加われば、選抜された選手にとっては開幕前から相当に消耗されることになる。
しかもWBCは球も公式戦のものとは異なるし、海外遠征もある。出場する選手は体を作ることから、普段とは異なる調整法をしなくてはいけない。

故障で出場を辞退した大谷翔平投手の件を知り、この記事を書く気になったのだが、大谷選手の決断は正しい。無理に出場して怪我が悪化し、シーズンを棒に振るようなことがあっては一大事である。

そして一方で、代わりに出場することになった武田投手が、「そのつもりで準備していた」とコメントしていたが、それは誰か欠員が生じた場合の補欠選手として打診されていたからなのか?
シーズンに向けての準備は、先月の自主トレから計画されていたはずである。

以前、某球団の監督が、自軍の選手は一切参加させないと主張し、批判を浴びたことがあった。
それは各監督が多かれ少なかれ思うところであろうし、たまたまその監督が表明したに過ぎないだろう。
もちろん理由は、レギュラーシーズンとは異なる調整を強いられ、そこで故障でもされればレギュラーシーズンに重大な影響を及ぼすからだ。
増してやメンバーに選ばれるのは主力選手。そのままチームの成績にも影響しかねない。

私もちょっと古いプロ野球ファンだからか、「レギュラーシーズンが全て、WBCはもちろん日本シリーズすら余興であるべき」という考えがなかなか拭いにくい。

WBCに出場したことでシーズンに悪影響が及び、ひいてはチームの成績にも響くようでは、本末転倒のようではないか?

もちろん、WBCで優勝、好成績をおさめることはとても名誉なことだ。しかし少なくとも私は開催年になるたびに、そう思うのである。

今夜、今シーズン限りで引退する黒田投手のことが民放TV番組で放映された。

こんな番組にありがちな故意に誇張されたと思われる要素は意外にも淡く、事実を伝えるドキュメンタリー調の構成。
何度か胸そして目頭が熱くなった。

大学時代。それまで全く無名の選手であった黒田を早くからずっと注視し続け、練習場に通い続けていたのはカープのスカウトだった。
その熱視線に応えるしかないと、逆指名での入団を決めたのだということ。

メジャーへの挑戦。その意欲は強力に湧き起こるものであったものである一方、「刑務所に入るつもりで」とも発言していた。それだけ恐怖心も大きかったのだろう。
契約時も、提示された契約年を短縮してほしいと訴えた。金目当てではなかった、それは昨年そして今年と広島で再度プレーをしたことでも明らかだろう。

常に(特にこの数年は)今回が最後の登板と言い聞かせてマウンドに登っているということは聞いていたが、最初それを耳にした時、何を大袈裟に、と反面そう感じていた。
しかしそれは、プロというものの究極の姿であったといってよい。

球場で見た黒田投手の一番印象的な姿としては旧球場時代、何年だったかは定かではないが、秋も深まり消化試合だったデーゲームの一戦で、黙々と投げ続け、完封を築いた試合だ。
当時から他の投手とは異なる芯が貫いているという印象だった。

他にも何度か先発試合を見たが、いずれも勝ち試合だったと記憶している。

番組を見ながら、その旧球場での登板時の姿が色々と思い出された。

新球場で投げる姿が見られなかったというのが、唯一悔やまれる点だ。

近い将来、指導者として再びグラウンドに戻ってくるのを、しばらくの間心待ちにしたい。

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