距離感

2012年07月01日

『私の取り扱い説明書を作ろう』に、ご参加ありがとうございました。

こんにちは。カウンセラーの大久保です。
先日の6月22日(金)の午後のデイケアプログラム、『私の取り扱い説明書を作ろう』に、たくさんの皆様にご参加いただき、ありがとうございました。

(ご挨拶が遅くなってすみません!大久保は牛のように物事を反芻(「はんすう」。何度も飲み込んで消化し直すこと)してからでないと、文章にできないたちでして


コミュニケーションや対人関係について焦点を絞ってのプログラムということや、
本格始動第1回目ということもあって、私のいたらない部分もかなり目立ったかと思い、大変申し訳なく思っております(涙)。

この回の中で、私の方からお伝えしたことでもありますが、
参加してくださった皆様が、それぞれのペース、それぞれの距離感を持って、
ご自身の持っていらっしゃる感覚に、正直に従って、この場との付き合い方をしてくださるのが、とても嬉しかったです。

決して、無理をしない。
今、自分は、こっちの方を選びたい。

それを、しっかり選び取って行って下さる様が、頼もしくさえ感じられました。


そして、つたない私の話を聴いていてくださったメンバーの皆様も、

たくさんのお声を届けて下さる方、声にはしないけれど表情がその場に応じて変化される方、
たくさんの「?」マークが頭の上に見えそうなほど疑問や質問を投げかけたいお顔をされた方、
お声にも表情にも出されないけれど、その内側の世界で何かを感じてくださっていることが伝わってくる方、

様々な反応があり、いろんなご意見やご感想をいただき、本当にありがとうございました。

一応(?)「心理教育」となっており、またプログラムのタイトルとして『私の取扱説明書を作ろう』と名前がついていますが、中身は柔軟に対応していこうと思っています。


以前、本当の本当の初回の時は、今回に比べるとかなり自由度が高かった気がします。
第2金曜日の午後のこのプログラムは、それくらい自由度の高いものにしてみようかとも考えています。

また逆に、第4金曜日の午後のプログラム(こちらはコミュニケーション編)では、もう少しひとつひとつのテーマについて考える時間をゆっくり取って、いろんな対処法を知る、
そして、自分は、これならできそう!というものを探していただくということをしていくのもありかなと思っております。

ちなみに、今回、『断る』ということについて、テーマにあがっていましたが、
後で、私自身振り返ってみると、意外と意外に断れないでいることが、たくさん…

なので、次の第4金曜日(7月27日)の回では、再び『断る』『断れない』をテーマに取り上げたいと思います。
もう少し、いろんな方の「断れない」シチュエーションというのをうかがいながら、なるべくたくさんの対処法を考え出す時間にしたいと思います。

また、次の第2金曜日(7月13 日)の回では、ゆるーく、まったりと、
『ご自身のことを知っていく試み』のプログラムを行いたいと思っています。

スタッフが投げかける話題や他のメンバーの方とのやりとりの中から、気づいたり、浮かび上がってくる自分自身を、大事にすくい上げる…という感じでしょうか。


そして、きっと皆様がすごく疑問に思っていらっしゃるであろう、このタイトル。

『私の取扱説明書を作ろう』

…ですが、
決して、難しく考えることはしなくても、大丈夫です。

そのプログラムの間、その場にいて(もちろん、いつでも途中退席OK!)、
ご自身にとって『これは書き抜いておいた方がいいかもしれない』と思ったことを書いてみるのでもいいですし、
参考になった他の方の意見をメモしておくのでもいいし、
その時の納得いかないことを書いてみるのでもいいし、
プログラムの中で扱われたテーマを参考に、自分なりの対処法を書いておくのもありですし、

『前に比べて、今は〜だな』と思ったら、それを気づきとして残しておくのでもいいし。

そういう『自分の記録』のようなものが、少しずつ積み上がっていって、

その中には、自分自身との『楽な付き合い方』が、ひとつでも多く書かれることを願って、このプログラムタイトルにしました。

だから、何か課題をやらなきゃいけないとか、大久保の話をちゃんと聴いてなきゃいけないとか、そういうことは、全くありません。

ぜひ、『美味しいとこ取り』、してください


ゆるゆると、お待ちしております。

7月1日追記 次回、第2金曜日の日程が誤っておりました。 正しくは、13日です。 訂正してお詫び申し上げます。

magokoroclinic at 03:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年06月17日

『私の取り扱い説明書を作ろう!〜コミュニケーション編』

こんにちは。カウンセラーの大久保です。
ここ2回ほどデイケアのプログラムの方では、体調を崩しお休みをいただいておりました。
大変申し訳ありませんでした。


その間に、デイケアスタッフさんといろいろとお話をさせていただき、改めて「私の取り扱い説明書を作ろう」のプログラムを本格始動させることにいたしました。
一応、心理教育の範疇に入るんでしょうか(苦笑)。

でも、その言葉が感じさせる「一方的にレクチャーをして何かのスキルを学んでいただくことや知識で自分や周りの人たちを理解する」というのではなく、


スタッフである私も一応レクチャーらしいお話はしますし、「こういう場合はこうしたらいいのかも」とコメントはいたしますが、メンバーの皆様にも、いろんなご意見をいただいて、

たくさんの選択肢の中から、「これだったら、自分にも実行できそう!」というコミュニケーションの方法を、つかみとっていただける場になるといいなと思っております。




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magokoroclinic at 01:24|PermalinkComments(2)TrackBack(0)