福岡八卦掌研究会

福岡県福岡市と太宰府市で活動する福岡八卦掌研究会の紹介と練功日程。福岡八卦掌研究会は、宋長栄派八卦掌、程廷華派八卦掌、馬貴派八卦掌を基盤に八卦掌を体系的、統合的に研究する会です。八卦掌の技法、套路の紹介。講習会ドキュメント!

基本技法

八卦掌の基本技法 2

・燕子抄水

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八卦掌全般によく見られる技法であり、馬貴派八卦掌でも龍形八大母掌の順勢掌以降の後半六掌及び88式などで多く採用されている。燕が水面すれすれまで滑空し飛び上がる意を用いる。下盤の功夫を鍛えるのに必要不可欠な練功法である。下盤を鍛える応用として燕子点水、鴨子分水などがある。

・撞掌

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    双撞掌          龍形撞掌

撞掌は、馬貴派八卦掌独特の強大な発力法をひとつの形として表した掌法といえる。手法及び歩法の変化により双撞掌、龍形撞掌、挑打、単撞掌、牛力掌など多彩な変化を生む。

・掖掌

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掖掌は、撞掌の発展形といえるだろう。やや下方に圧しながら相手に浸透させることで非常に危険な掌法となる。磨身掌や88式、128式に採用されている。

・劈掌

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劈掌は、文字通り上から斧を振り下ろすような豪快な技法である。基本掌法の反背捶や八大母掌の回身掌に含まれるほか、128式では連続した技法として風輪掌もしくは火輪掌として用いられる。

・圧掌

圧掌

圧掌は、上記の劈掌の応用形で劈掌が瞬間的に切り下ろす動作であるのに対して、圧掌は継続的に下方へ圧力をかける技法である。ある意法を用いることで、相手に対し非常に強力な力をかける事もできる。


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〔八卦掌の特徴〕

八卦掌の演武をご覧になった事のある方は、どのような印象を持たれたでしょうか?また皆さんは八卦掌に対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか?

八卦掌といえば、くるくる回る。何となく神秘的。何だかよく分からない。といった印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか。

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くるくる回る?

八卦掌を実際に学ぶ以前の私も、八卦掌と言えば、「よく分からないもの。」であると同時に「何だか凄そうだな。」といった印象を持っていました。 そして、それらの疑問を払拭してくれる老師と出会えれば、いつか八卦掌を学んでみたいと思っていました。

では、なぜ八卦掌は分かりにくいのでしょう?

理由としては、他の拳法の演武線は通常、横向き、もしくは縦方向に直線を描くのですが、八卦掌の場合は、走圏を用い円周上を歩きながら套路を行います。また通常の拳法では、一式一式の技法ごとに(門派によって長短の差はありますが)定式にて停止しますが、八卦掌の場合は停止せずに次の技法に進んでしまう事が多いため、どこが定式だか分かりません。更に八卦掌は転身を用いて90度、180度、360度と次々に方向が変わってしまうために、目で追っていても何をしているのか分からなくなってしまうのです。  
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転身が多い?

なぜそのような演武を行うようになったのかは、色々な理由があると思いますが、武術として考えた場合は、当然何をしているのか、他人には分からないほうが良いでしょう。見てすぐに分かってしまうものであれば、簡単に他派に研究されてしまいます。(伝統武術の場合、太極拳も同様ですが他人から見ても意味が分からないが、一定の効果のある練習法が採用されている場合が多いように思います。)また近年では、前述した分からない理由の部分が八卦掌の特徴とされ、より強調されて(意味も無く転身を繰り返したり、やたらと連続して技法を繰り出したりして)、更に訳が分からないものになっているような気もします。

八卦掌を学ぶ上で一番重要な事は、その訳が分からないものに対して、明確な解答を示してくれる老師と出会えるかどうか、そしてその門派に、基礎錬功法や基本技法といった楷書の段階にあたる練習段階があり、それに伴う要訣が整備されているかどうかという点がまず挙げられると思います。

書道の場合でも、楷書の段階を学ばずにいきなり行書や草書の段階を学んでも意味が分からないでしょう。それと同様に基礎の部分を学ばずに、いきなり套路を学んでも意味が無いという事です。

例えば八卦掌の代表的な練習法に走圏というものがあります。いわゆる円周上を歩く稽古です。しかし、ただ歩いているだけでは、何のために走圏をしているのかが分かりません。

走圏を練習するのであれば、走圏は何のために行い。何に注意して行うのか。そして、その結果としてどのような効果があるのかといった明確な目標がなければ、長期間、性根を据えて練習していくのは難しいでしょう。走圏には主として八大形 がありますが、八大形には、それぞれに明確な目的があります。

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走圏

また八卦掌には、当然基本となる技法があります。しかし、一般的な八卦掌の套路では技法を隠している場合がほとんどです。
八卦掌を身に付けていくには、当然基礎的な技法を学んでいく必要があるでしょう。その点でも当会に伝わっている八卦掌には、基本技法の単式練習が非常に多く伝わっていますし、同時に基本技法のみで構成された基礎的な套路練習も伝わっています。

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基本技法 穿掌

基本技法と言うのは、英語で言えばアルファベットの一文字一文字であるA、B、Cの事です。アルファベットの何文字かが連なり英単語となります。つまり基本技法のいくつかが連なり基本套路となります。

その基本套路(英単語)を繋げて文章にします。それが応用套路という事になります。

まとめると以下のようになります。

基本技法(アルファベット)
穿掌、探掌、蓋掌、反背捶、撩掌、圧掌、劈掌、挑打、撞掌、撩陰掌、雲片掌、開掌、鴨子分水など

基本套路(英単語)基本技法で構成されている。
単換掌、双換掌、順勢掌、三穿掌の龍形八大母掌の前半四掌や探掌、蓋掌、反背捶などの母掌など

応用套路(文章)基本套路の組み合わせや変化。
龍形八大母掌の後半四掌や単勾式八法、獅形八掌、熊形八母掌など

つまり、基本技法を組み合わせたものが基本套路があり、基本套路を組み合わせたり、応用・変化したものが応用套路になるということです。こういった段階を得た練習の体系が無ければ、八卦掌を理解していくのは難しいと思います。

私は個人的には、これまで八卦掌に疑問を感じてきた方にこそ、当会の練習体系を学んでみて頂きたいと思っています。

また今後、文章での表現には限界がありますが、当ブログにて少しづつ八卦掌を読み解いていきたいと思っています。

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