福岡八卦掌研究会

福岡県福岡市と筑紫野市で活動する福岡八卦掌研究会の紹介と練功日程。福岡八卦掌研究会は、宋長栄派八卦掌、程廷華派八卦掌、馬貴派八卦掌を基盤に八卦掌を体系的、統合的に研究する会です。八卦掌の技法、套路の紹介。講習会ドキュメント!

撩掌

八卦掌の基本技法 3

・行歩撩衣(撩掌)

CIMG1431-2CIMG0534-2

基本技法2で紹介した劈掌が上から切り落とす動作であれば、撩掌は下から上へと切り上げる対象的な技法となる。龍形八大母掌中、単換掌と廻身掌以外の全ての套路に含まれ、やはり最重要の技法となる。用法は多種多様で防御にも攻撃にも用いられ、投げ技などにも応用される。

・撩陰掌

CIMG0585-2撩掌

撩陰掌は、前述の撩掌と同じく下から上へと向かう技法であるが、撩掌が内側からの軌道に対し、撩陰掌は外側からの軌道となり、相手の下腹部を狙う。

・挑打

cae10881-2右挑打 

挑打は、基本技法2で紹介した撞掌の発展形と言える技法である。八卦掌を代表する技法の一つで88式や128式、熊形八掌に含まれ、また挑打八法といった八つの応用型が伝わっている。

・鴨子分水

鴨子分水

鴨子分水は、前述した劈掌や撩掌が縦回転の動きを練るのに対し、横回転の動きを練る功法である。88式や128式、また単勾式などに含まれる。応用としては、打法の他に関節技として用いる事も多い。

・指天挿地

指天挿地

指天挿地は、名称通り天を指差し、大地に挿入する上下の陰陽を表現した動作である。八大母掌中、双換掌と揺身掌に含まれる。用法としては、穿掌の変化や肩口での体当たり、投げ技への変化。またある技法の蓄勢でもある。

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2011年11月19日 李老師講習会ドキュメント5

前日からの雨で15分程到着が遅れましたが、今回も李老師は無事に福岡に到着されました。いつもはキャリーバックを持ってこられるのだが、今回の手荷物はディバックのみだった。

実は到着される10分程前に、到着ロビーの前でタクシー同士の事故があり、空港は一時騒然としていた。

ホテルまでの道中、前回と同じく、久留米ラーメンの店に寄り昼食。李老師は替え玉1玉とご飯を美味しそうに食べていた。その後、李老師はホテルで2時間ほど休憩。

本日の講習会は午後7時スタート!

今日の理論講習では、龍形八大母掌の相対関係と眼法、手法、身法、歩法の学ぶ順番について説明がありました。他の拳法と八卦掌では学ぶ順序が逆とのこと。

そして、本日の稽古も当然走圏の稽古から始まる。今日は経験者が多かったからか、各自それぞれに対して要求のレベルを変えていたようだ。

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そして後半は、福岡初公開の磨身掌の母掌である。

私自身が磨身掌の母掌を学ぶのは、3年振りになると思うが、今回の磨身掌は、全体的なパーツの変更はなかったが、方向や手法に若干の変化があるようだった。

私が過去に学んだ磨身掌の母掌は、連環磨身の後に円の対角線上に擺歩した後、扣歩蓋掌していたと思うのだが、今回のバージョンは、連環磨身の後に開始線のほうに戻っての扣歩蓋掌だった。

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      連環磨身               扣歩蓋掌

後はライオンが3回ボールを回す動作が順歩探掌1回に変わっていたな。あの動作は好きだったのだが・・・。まぁ良くある事です(^_^;) 本質さえ違わなければ良しという事で。

前回の揺身掌もそうだったが、本来の揺身掌や磨身掌を行う場合、走圏の円周自体を広くする必要があるので、狭い会場内での練習が中心となる日本では、意図的に套路の方向や掌法の回数などを変えて調整しているのかもしれない。

本日のハイライトは、やはり李老師の「掖掌」だった。まさに素晴らしいの一言だった。実はこのブログの写真も、どこまで掲載するべきか毎回悩むのだが、私だけの宝物にするのは、やはり惜しいので、この写真は載せます!

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    李老師の掖掌            掖掌の用法例     

この腰の沈み、全身が中庸でありながら、それでいてしっかりと左手に意と勁が集中している。本気で打ち込まれたらシャレにならないだろうな

また過去に双換掌や揺身掌でも学んでいますが、改めて撩掌も素晴らしかった。

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    李老師の撩掌         撩掌から扣歩への用法例

この用法例では、磨身掌の撩掌→勾手→扣歩への流れが、よく表されています。


あと本日の講習会では、「汗」についての説明が2回ほどありました。

一度目は、健康を害する要因の9割は、「湿」が体内に溜まるのが原因とのこと。そして、その「湿」を体外に出すためには「汗」をかかなければならない。では、汗をより出すためには、どうするべきかを詳細は省きますが、タオルを使って説明されていました。

二度目は、汗がでるのには二種類ある。そして、体のより深いところから悪いものを出すのは、どちらだろうかを説明されていました。

汗の話しが二度も出たせいか、この日は本当に汗をかいた。バケツを引っくり返したような汗とでも言うのだろうか。しかも、身体の充実感がすごい。やはりこの感覚が李老師の馬貴派八卦掌講習会なのだなと改めて思う。

あと印象に残ったのは、脳の血管や心臓の血管を強くするには、具体的にこの動作が良いという事を動作で示されていました。どの動作だったかは、参加した方だけの特権です。

今日の講習は、かなりハードだったので、残り10分程は熊の走圏で気血を養い。最後は88式の起式と易筋経が混ざったような収功を行い終了。

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  最後は恒例の記念撮影

今回も遠く福岡まで教えに来てくれた李老師にまず感謝いたします。通訳の増田さんも遠くからありがとうございました。そして兄弟弟子のH師兄も講習会に参加して頂き感謝です。ご参加頂いた皆様、お疲れ様でした。

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