八卦掌を練習していてつくづく思う事は、単純な基本技法の一つ一つにしても、やはり練習を続けて年数が経ってくると、微細な部分が進化していくという事だ。

 他人が見ても外見上は、ほとんど分からないと思うが、本人にはしっかりと認識できる。

 一言でいえば、体のそれぞれの部分に対して必ず呼応する部分があるという事だ。

 例えば、前にある手の指先に対して呼応する部位があり、肩に対しても呼応する部分があり、体のどの部分に対しても必ず呼応する部位がある。

 体の中で作用し反作用しているようなもので、最終的にそれらが統合して一つの技の形となる。

 また、指先の角度が少し変わるだけで、全身の部位が微妙に呼応し直し、一つの変化技となっていく。 例を挙げれば、穿掌と探掌の関係だ。

 年数が経てば、単純な技でも必然的に説明の仕方も変わっていく。 残念な事は、それらを学べる機会を作っても、これは過去に学んだものと、多くの人は新しいものを学ぶ事を選択し、本質を学ぶ機会を失っていくという事だ。

 私が武術を教えていけるのも、あと20年位だろう。10年間はすでに過ぎた。これから先、何人位、本質を掴める弟子を育てられるだろうか。

穿掌2
 八卦掌を象徴する技法である穿掌

八卦掌はの拳法であると言える。合というのは体を纏める力の事。太極拳はむしろを重視する。ただし、どちらも重要で、どちらをより優先するかで門派の特徴が出てくる。

 
福岡八卦掌研究会  トップページへ 》



Copyright(C)2010-2015 福岡八卦掌研究会
All rights reserved. 当会の許可無く転載を禁じます。

 この記事が参考になった方は、ブログランキングに投票していただけると感激です(⌒-⌒)
  
にほんブログ村 格闘技ブログ 中国武術へ
 人気ブログランキングへ