字幕翻訳の日記

遙かつづく翻訳の道 今日もロンドンで困ってます

納品前のチェックデー。
ふむふむふむふむ、おぉーーー!
ありえないミス発見。納品前の発見でよかった。
単なるミスというより、それを超えた恥ずかしいミスでした。Rice puddingをLice puddingにするような、間違ってる上に苦笑を誘うような感じ。
その瞬間、私の脳裏の浮かんだ言葉は「自爆翻訳者」。くだらなくてすいません。

全然関係ありませんが、イギリスの子育てを知っている私はLiceなんてかなり見慣れてきました。学校からしょっちゅうメールでHead Lice Alert(件名)が飛んできますし。

ライスの兆候1:なんか子どもの頭がボサボサしている。→ かゆくて掻いたりしている
兆候2:頭皮近くに白いものが見える。頭皮が剥がれたものに似てるがキラッと楕円形(メッセージの例のばかうけ宇宙船によく似ている)。→ ここで発見が遅れるとパンデミックへ。頭皮かどうか常にチェック。
兆候3:髪の毛を触っていると、さっと動くものを目にする→ 奴がいる!パンデミックが起きています。もうそこはhead lice farmです。

いかに2の早い段階で食い止められるかがポイントです。速攻、パーマ液みたいな液体で駆除!5分おいて目の細かい専用コームですくと…いるいるーみたいな。孵化したてから成虫まで、かなりの成長段階を学ぶことができました。ちなみに孵化までは約10日。よって1回目の駆除で生き残った!卵が孵化した段階で2回目の駆除が必要です。
どんな知識でもあったほうがいいという映像翻訳者、でもこんなのはいらないかな?

パソラマさんで辞書を引いていたら、目が離せない例文が…
今度、外国人に語ってみようか?
作った人、絶対にラーメン好きですよね。それもかなりの。

スープを残すなんてもったいない, ラーメンはスープが命なんだ.
The soup is the essence of ramen, what a shame not to drink it all!
『新和英大辞典 電子増補版』 研究社

ロンドンでも日本のラーメンやさん大人気なんですけど、なぜかスープが生ぬるい店が多い。一説には高温で提供してやけどしてはいけないから、生ぬるく出す規制?があるとか。本当か?
しかも、こってり豚骨系ばっかりなんですよね。
そんななか、日本の駐在員の心を捉えて放さないのが、カムデンにあるラーメンせと、ラーメンだけじゃなくて餃子もなんでもあっさりして奥深くおいしくて安い。一度、インターナショナルスクールのマダムたちを連れてったら大好評でした(連れてくには勇気のいるお店だが…)。今、Gyozaも大人気。餃子たべたいなー。

皆さん、死んだら寂しいなーと思う人は誰ですか?
私は長年、水木しげる先生とクリントイーストウッドでした。
水木先生が亡くなってしまったときは悲しかった…鬼太郎とか朝ドラとかより、昔からよく先生の戦争エッセイコミック?とかインタビューを愛読していて、死ぬほど寝るところとか、原住民の人たちと仲よく成りすぎて日本に帰りたくなかった話とかを昔から愛していたんですが、ああ悲しかった。
(この前日本人の子で、水木先生の書く日本人兵にそっくりな子がいて、言いたかったけどお母さんに失礼すぎて怒られそうで黙っておきました)
最近、クリントイーストウッドのしぼみ具合がすさまじく、脱水症状を疑いたくなるほどで、ああ、あの時が近いのでは?私の心の支え?が完全にいなくなってしまうのでは?巨星墜つーー、いやだなーと思っただけのつぶやきでした。

分かってはいましたが、EU離脱案、否決されましたね!
まあ読めてはいたので、驚きはないものの、我が家には当たり前ですが結構な量のポンド預金があるため、私は個人的に経済的な影響が心配です(とても個人的ですが!)。案外下がってないんですけど、下がり気味なのは事実ですから。渡英したとき1ポンド180円くらいでシビれたんですが、今は140円台か…。3割減…おーい。夫は円のほうが危ないと思ってるらしくドルに大幅に換金しようかと行ってましたが、どうなるんでしょう。薄給の私には縁のない話です。
再投票への期待も高まってますが(もちろんロンドンなので)、もう合理なき離脱に間に合わなさそうですよね。どうなるんでしょう?2年前の国民投票以来、いろいろありすぎて、もうだんだん興味が尽き果ててきました。
私はもちろん投票権はないんですが、ここでイギリスで驚いたトリビア。こうした投票権とかいろいろな書類に自分のEthnicityを書くことが多いんですが、インド人は何人に区分されるでしょう?
→ 答え、アジア人!
えー!みたいな。確かにアジアっていえばアジアだけど、インド人はインド人のような。極東の顔平べったい族からしたら、インド人も同じなのはムリがあるんじゃ?と思いがちですが、代表的なアジア人のようです。Asianのすぐ下にIndianとあります。ちなみに日本人はよくAsian_Otherに(Japanese)って書く日陰の存在です。インドに比べれば、端っこにバナナのようにぶら下がってる国でしかありません。
道ばたで一番気になるのはアルバイト募集の紙ですよね。EUの労働者が帰っちゃって、本当に人が足りてない印象です。たぶん将来的にたくさんの店が閉まっちゃうんだろうな。
落ちぶれゆく老大国、本当に落ちぶれてきた!
って、最後に書き忘れたんですけど、前にも書きましたが、イギリス人ってなんか妙に自分の国に自信があるんですよね。大英帝国とか二度の世界大戦に負けてないとか英語圏とかあるんだと思うんですが、なんかオラオラで。だから離脱派とか普通にいるんですけど。その点、敗戦国の日本って謙虚で自己評価が低くて実力を出しきれないというか人がよすぎるというか。ふーむ。私も日の丸クッションでも居間に飾ってみるか…簡単に作れそうだが視線に耐える自信がない。

ふむふむ、とアカデミー候補作を眺めていると…
は!例のNetflixタイフーン字幕映画の名前がそこに…!なーにー。
作品賞とかメジャーな賞ではないのですが、確かにノミネートされています。びっくり。って作品自体はいいのでノミネートはおかしくないのですが、あの字幕が付いてからすっかり私の中でコメディ映画になってしまっていたのでなぜか驚いてしまいました。
ふ、でもさすがにNetflixもノミネートされてるんだから字幕見直したりしてるのかな?と思って久しぶりにタイフーン字幕映画をクリック。は、変わってない!クレジットはそのまま、恐らくタイフーン到来以来変わってないようです。相変わらずすべてをなぎ倒しています。きっと大統領夫人は第一夫人のまま。
Netflixの人気付いてくれないかなー。たぶんノミネート見て見る人もいると思うんだよなー。
アカデミー候補作ってことは並みの劇場映画よりすばらしいということなのに、字幕が冗談みたいだなんて冒とくですよね…

今年はタイフーン字幕に会いたくないなと思う年初でした。でもよく出会っちゃうんだな。
疲れた私に拍手ボタンを押してくれた(元気玉を送ってくれた)みなさん、ありがとうございました!まだ疲れてますが生きてます!

皆さん、ブログを訪れてくださってありがとうございます。
でも、子育てに疲れて何も浮かびません…
もちろん仕事もできません…
毎日一生懸命用をこなしても、振り返れば全部子どもの用。
しかも、相性がいいんだか悪いんだか、ムキュムキュムキュムキュふたりで遊んではケンカ。仲裁したあとの脱力感がハンパありません。
世界のみんな、オラに元気玉を送ってくれ…(孫悟空風)
私が仕事に集中できる日はいつ来るのだ?ただでさえ、大分出遅れてるのに…

すいません、以上愚痴でした。

年末年始に一気読みしたのがこちら
アメリカの20世紀〈上下〉 (中公新書
大戦前からのアメリカを振り返った新書上下巻です。
戦争だけじゃなくて、例えばモータリゼーションとか民主主義の進展とか、よく映画・ドラマ化される近代をざーっと振り返ったり、資料として持っておくととてもいいと思いました。あと1か月くらいなら歴代の大統領の名前は覚えていられそうです(短い)。
ずっとこういう本を探していたんですが、なかなか網羅的なアメリカ史のいい本に出会えずよかったです。
わかりやすい入門書と言うよりは、新書なのでなかなか硬派な内容ですが、無理なく読めます。勉強は波状攻撃が効くので、これに合わせて映像(ナショジオでもヒストリーチャンネルでもなんでもいいと思いますが)を一緒に見るとすごーく理解が深まりました。
そしてアメリカ史を俯瞰できるとアメリカ映画を見るのがすごーく楽しくなります。当たり前ですが。見える物が違ってきます。100%保障します。

そんな中気になるのがFルーズベルト大統領。
レーガンと並んでパーソナリティで国民を魅了したらしいんですが、あまりに目と目の位置が近い(目頭と目頭の距離が狭い)くて、私には狭量に見える…
同様にライアン・ゴズリングやメーガンさんも、ものすごく勝手な意見ですが、次第になんだか好感が持てなくなるこの頃。どうして目頭が近いと疑り深く見えるのか?新年の疑念でした。

実はどうなる映像翻訳業界2019?というポストを書いていたんですが、あまりに希望が持てず、全部書いたものの消してしまいました…
この職業、やっぱり長い目で見てなんとなく明るい展望が描けないのです。職業としてとても好きなのですが、楽観的に考えられない。皆さん、分かって頂けるでしょうか。
クリエイティブな要素が必要な分、他の翻訳分野よりは寿命が長いかもしれません。でも、あと20年とかたったときに見える物は今とは全然違う世界なんだろうな、とは思うのです。
たとえば、こどもがITエンジニアやウェブデザイナーを目指すなら、お好きにどうぞ、と思うのですが、たとえば雑誌の編集者とか乗り物の運転手を目指すと言われたら、ついついひと言、言ってしまいそうになるといった感じです。

よって、書いてて気が滅入ったので2019年の展望は消しましたが、1つ気になってるのは今年後半にオープンするというディズニー+、そうディズニーの配信サービスです。
Netflixは基本的に世界標準で「字幕はタイフーン字幕でものってればいい」というスタンスですが、あのローカライゼーションに鬼うるさい天下のディズニーです。さて、字幕に求めるクオリティとそれに対するレートの水準は?もう準備は始まってるのかもしれませんが、とっても気になりますね。

そして私の抱負はというと…
引き続き個人的な幸せを一番に追求し、イタリア人(ミラネーゼではなく南のほうの人)として生きる。今で十分幸せなので、その幸せを自ら(仕事しすぎたりして)ぶち壊さない。
向上心と呼べる程度の健全な野心を胸に勉強を続け、質の高い仕事を心がける。
好きで好きで仕方ない番組をいつか手がけられるように長期的な作戦を練る。
独学な字幕翻訳も習い直したいとも思います。

でしょうか?今年もお願いします!
今日は久しぶりにロールキャベツを作りました。忙しくなってから距離を置いていたメニューでしたが、①キャベツは電子レンジの青菜コースでチン、②煮込みはホットクックさん、という、いつもの味方を使ったら、自分ではタネをこねて巻くだけでよく、ずいぶんあっさり出来上がりました。ハンバーグより楽だった。そして安定のおいしさ。また作ろう!


みなさん、明けましておめでとうございます。
どうぞ2019年もよろしくお願い致します!

さてさて、どんなに気をつけたつもりでも、やってしまう誤変換。さみしい…
レアなやつはしょうがないとして、ポッピュラーなのはやらないように、納品前に一度検索をかけることにしています。チェックのお仕事の時に拾ったり、もちろん自分が直されたものも(情けない)。
でもこうしてみんな大人になるはず…。
かろうじて生む/産むくらいは間違えないし、取る/採るとかはいつも心配になって確認するんですが、ほかがちょっと…。筆?というか訳がのっているとついついATOKさんのアドバイスを確認せずにパタパタっと打ってしまうようなのです。
もしアルアルがあったら教えてください。

こちらが現在のリストです。今後も増えるかも!

探/捜(これ王道ですよね)
早/速(これもあるある)
始/初
上/挙

あとNHK準拠のときに
あと/後
とき/時 をつい変換ついでに閉じちゃうことが。これもチェック。

みなさん、どのような年の瀬をお過ごしですか?
独断と偏見に基づき、頂いたウェブ拍手を元に勝手に字幕翻訳者あるある2018を発表します!

4位:JVTAの現役オヤジ感(8拍手)
なにげにいつも気になっていた本件。見やすさよりもロゴを重視したHP、LA校開設など日陰の身の翻訳者にバシバシとスポットライトを当てて照らし出すマーケティング戦略。イメージは、ザ・ギョーカイです。

4位:字幕翻訳者の耳はやっぱり蒸れていた!(8拍手)
こんなに耳がかゆいのは私だけか?と思っていましたが、やっぱり皆さんもヘッドホンしっぱなしだと蒸れるようです。そうですよね。その後、耳をいたわるために私もスピーカーを購入し、ほとんどヘッドホンをしなくなりました。するとやっぱり耳がかゆくない。ヘッドホンはほどほどに!

3位:学校選びは慎重に(16拍手)
アメリア絡みでフェローのフォローアップはなってないのでは?と思いましたが、皆さんも同意見のようでした。そう簡単にいい仕事なんて回ってこないんですよね。いい学校を選んでしっかり勉強!これしかないようです。

2位:映像翻訳者にアメリアは必要か?(アメリア=暗黒モデル事務所理論)(24拍手)
アメリアはいいサイトなんだけど、映像翻訳者の職探しには全く向いてないという事実。生活がなりたたないような1万円以下の仕事なんて載せてくれるな!と心から言いたい。トライアルに通るように頑張るのでもっといい仕事もらってきてくれないかな。

1位:なんだかなーカンバス(35拍手)
栄えある1位は我らの心の狭い男SSTでした。訴訟の件はちょっと…ですよね。でも付き合わないわけにはいかない私たち…切ない。出来る伊達男バベルの来年の行方は!?引き続き目が離せません。カンバスの人、誰かこれを読んで我々の心の声に気付いてくれないかなー。だって、第1位ですよ!

全体的にネガティブな内容が多いですが、そう、それは私たちの労働環境が恵まれてないからです。はい。でもみんな同じ事を考えているんだなと嬉しくなりました。ほぼすべての内容は私の少ない経験と湧き起こる妄想で成り立っていますが、拍手をもらえるならそれほど外れてないのかな?と興味深かったです。2019年は映像翻訳者にどんな年になるのでしょうか?
今年も1年間読んでくださってありがとうございました。飽きっぽい私がこんなに続くとは自分でも意外です。来年も妄想誤字脱字ブログ(ほぼ推敲なし)をよろしくお願いします。
では、みなさま、よいお年をお迎えください。それより、イギリスはどうなるのだ!

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