June 17, 2005

NYCマラソンとアキレスランナー(アキレス・ふれあい・マラソン大会2)

MrTraum\昨日の毎日新聞「ひと」欄に、1976年障がい者として初めて、7時間35分かけてニューヨークシティマラソンを完走した、ディックトラウムさんを紹介する記事が掲載されました。

このブログの5月24日の日記に書いた、5月22日 アキレス・トラック・クラブ日本支部10周年記念イベントに、ニューヨーク本部から駆けつけてくれた、同クラブの創立者です。

フジテレビ6月9日放送 アンビリーバボー「走り続けるヒーロー」、6月16日放送「義足のランナー支えた友情」も、ディックさんに影響を受けて、カナダで、日本で走り始めた人たちの話でした。(私は国立を走っていた時間帯なので、どちらもあとからメーリングリストで教えてもらいました)

記事にもあるように、ディックさんは24歳のとき、交通事故で右足を失い、35才から走りはじめて(肥満解消のため、だそうです。写真でもわかるように、今もボリュームたっぷり体型です)、さまざまな障がいを持つ人や健常者が、一緒にランニングを楽しむアキレス・トラック・クラブを設立、その活動は世界にひろがっています。

「アキレス」の名前の由来はもちろん、ギリシャ神話の勇者アキレス。息子が不治身に成ることを願って、赤ん坊を冥界の川につけたときに母親が握っていた足首(アキレス腱)が唯一の弱点で、ここに矢がささってしまう。。。運動中に切れることも多いですよね。「ブチッ」恐ろしい音がして切れます。さいわい私のは切れたことないですけど。(英語の発音は「アキレス」ていうより、「ァキーリース」と聞こえます。)

さて、講演会では、「走り続けるヒーロー」テリー・フォックスとの出会い、モンゴルの盲人ランナーが角膜手術を経て、オリンピック代表になったエピソード、ニューヨークのセントラルパークをジョギング中、レイプ被害にあった女性(「セントラルパークジョガー事件」として日本でも大きく報道されました)が、やはり走ることで体と心の傷を克服して、今はアキレスの幹部として活躍している話、などが力強く語られました。

現在、ディックさんは、イラクから障がい者となって戻ってきた兵士たちが収容されている軍の病院に足繁く通っては、ニューヨークマラソンへの参加を呼びかけているそうです。「勘弁してくれよ!2週間前に足がふっとんだばかりなのに。」「でも、私のように義足をつければ走れるし、車いすだって色々なタイプがあるから、方法はいくらでも考えられるよ。」昨年は16人が完走、今年は35人ほどが参加を予定しているとか。

ニコニコと、そんな話をしてくれたディックさんは、今回、義足はつけずに「ハンドサイクル」とよばれる、手漕ぎの車いすでゲストランナーとして走りました。
私はその大会の10kmの部で3回目の伴走をつとめたのですが、5kmウォーキングの部に参加したある若い女性選手との出会いがあり、ディックさんの提案から、彼女を中心としたチームが立ち上がりました。
明日は、私もその一員として、浜松で行われるハンドサイクルの試乗会に参加してきます。
彼女がOKを出してくれれば、また別の機会に詳しく紹介したいと思います。
聡明でチャーミングで、力強くて、とてもすてきなひとです。

mahinadole_uriko at 07:50│Comments(8)TrackBack(1)clip!NYCマラソン2005 

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1. 今何ができないじゃない、今何ができる!  [ 【山梨の住宅価格革命】原価公開で挑戦 ]   June 20, 2005 11:57
人気ランキングを上げる愛の手でワンクリックをお願いします!(ペコ) ←BESTブログランキングもお願いします!  今回は少し哲学的なお話です、先日アンビリーバボーを見ました。また感動、今回は物語ではなく真実です。両足を失った男性が、両足に義足を装着.

この記事へのコメント

1. Posted by まさ   June 17, 2005 17:26
ほんと世の中がんばっている人はいっぱいいますね。マラソン自体、個人競技ではありますが、個人競技ゆえ、いろいろな人から元気をもらったり、あげたり度合いが強いです。たぶん、うりこさんもお手伝いしている以上の「元気」「応援」とかの見返りを受けられるんでしょうね。

2. Posted by アロハ   June 17, 2005 17:48
見ましたよ!その番組を・・・。マヒうりさんがランナー以上の女性に見えてきました。NYCマラソン参加を躊躇していましたが、何だか背中を押されたような気がしますね。
3. Posted by ダディ   June 18, 2005 07:44
ブログでは はじめまして こんにちは ダディと申します。

フックス・ランは感激しました。結構近くでも行われているので来年は、どれか、ぜひ走ってみようかと思っています。
北米大陸を東西へ走るなどという素敵な野望でした。

ふと、アンビリーの番組を見ていて学生時代の語学の先生を思い出しましたよ。
イギリス人のその英語教師は北南米大陸を縦に歩いた男でして、ギネスにも載ってる輩でした。

当時の私は「アホなことを!」と思うだけのショボイ人間でしたがこの年齢域にさしかかると素敵な野望を達成して、、究極の達成感を感じたんだろうと推測できます。新聞社のリンク先にありますように「人生の価値基準は、それまで考えていたような「お金もうけ」ではないことを・・・」というように+αが必要ですね。
走ることを通して味わったり、感じたり、楽しんだりしたいと思っています。
あっ 人と人との出会いも!です。
4. Posted by 小虫   June 18, 2005 22:36
この前の東京CRで、伴走の方を沢山見かけました。あのあちいレースで、沢山沢山話し掛けて、「右側にぽんぽん焼きのお店がありますッ」とかっていって笑わせてて、すごいなあと思いました。「アンビリーバボー」見のがしちゃった。残念。
5. Posted by 檜の家代表   June 20, 2005 11:39
私もアンビリーバボーを見てめちゃめちゃ感動したのでトラックバックさせていただきます。
6. Posted by マヒナドールうりこ   June 21, 2005 07:13
17日のコメントへの、今頃レスです。ごめんなさいm(_ _)m

>まささん、
そうなんですよね。足を交互に前に出すだけの単純な行為なのに、元気をもらったり、あげたり。目標のレースに向かってがんばってみたり、がんばる誰かのサポートをしたり。たくさん見返りをもらってる感じです。

>アロハさん、
ニューヨークマラソンのすばらしさを最初に聞いたのは、アロハさんからだったと思います。漠然とふ〜ん、いいかも、と思ってて、まささんのブログで抽選のことを知って・・・なんかつながってるなー、と思うんですよね。
7. Posted by マヒナドールうりこ   June 21, 2005 07:24
18日のコメントへの、今頃レスです。ごめんなさいm(_ _)m

>ダディさん、
いらっしゃいませ〜。ディックさんが日本で走ったのが5月22日、フォックスラン・ジャパンも5月22日で、なんかそれもアンビリだよねぇ。と思いました。

>小虫さん、
ぽんぽん焼きかぁ。うまいっ!伴走の面白いところって、走りながら言葉の瞬発力が磨かれていく、磨かなきゃ−って思いますね。きつかったけど、楽しいコースだったぁ。また走りたい!って思ってもらえるようなガイドができるようになりたいなぁ。
8. Posted by マヒナドールうりこ   June 21, 2005 07:26
>檜の家代表 さん、
はじめまして。トラックバックありがとうございます。ワーイ、初めてトラックバックしてもらっちゃった〜。

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