ワンマンがおわった 。傷心、焼身したカラダは空っぽに。
別に客ののりがどうたらこうたら言うつもりはない。一度も強要したことはないし望んだこともないんだからどうにでもなれ。誰に褒められようが誰にけなされようがしったこっちゃないんだよ。
ただ赤いもん全部吐いたんだから空っぽになった。それだけのことだよね。
表にでれず楽屋にずっといたボクに、遅れて来た下津は「つづけるために鈍感になれ」といった。
とても的確な詩だし、同じ酸を舐めたことある人間の優しさだと感じた。
鈍感になって気づかないように注意を払って、空だけをみるではなく、落ちないように下に注意を払って
ボクにできるだろうか、
試されてるなあ。
大切なことは既に大切な装いをして転がっている。目配せするでもなくちゃんとすくいあげて、たましいがいるべき場所に深呼吸しながら押し込む。
そうやって生きてきたつもりだったんだけどな
ボクの行いの悪さなんだろうか
最近のまわりの好きな人たちからのカウンターには正直滅入ってる。
ことばの語尾、行間、音程 全部が鋭く研かれたアイスピックのように刺さる。なにを思い、皮膚の下ではなにを主張したいのか、オブラートにつつまれてても先端はドス黒く 素手でつかむには痛い
血の色は青、匂いはガソリンのように鼻をさす。
そうか、すでに腐ってしまっている
鈍感になれ
鈍感になれ いきぬくために
遺書みたいな文だけども大丈夫。
これからその下津がうちにくるみたいだ、
ぼくは踊ってばかりの国をきいたことがないからアコギをもってきて歌ってもらうことにした。
音楽が好きになれないとその人の事好きになれないんだよ。
だから