ずっと夢をみて安心してた ってダメじゃない ちゃんと覚めなきゃ、かなしくなるのわかってるじゃない
真珠を黒目にねじこんだ小学生の女のコが勃起した月を指さして言った
少女の薬指はしゃぶりすぎたのか半分溶けてつららのように尖端は細かった。
その薬指にはまる輪っかは、土星のまわりをまわる血尿でできた嘘だけだろう
水銀をのんだような顔面はゆで卵についた一点のシミのような この世の不幸を一身に背負ったような風情の月はえいえいおうと泣いた
もうそういう類いのはみたくないだよ。
わかった、今度から気をつける
もういいよ 別れよう
やだよ ちゃんとマサメちゃんの理想の男になるから
うざいよ ワタシ、しょうゆ顔より灯油顔が好きだからさ さよなら
ひどい! ガソリンみたいにキレイな裸足って誉めてくれたじゃないか
うるさいはね、割り箸で舌をひっこぬくよ
やってやってー
は