1: 江戸領内小仏蘭西藩 ★ 2017/11/02(木) 07:55:13.70 ID:CAP_USER9
将棋の森内俊之九段に紫綬褒章「葛藤」「考えた末に」控えめに喜び
11/2(木) 5:04配信
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紫綬褒章受章が決まった森内俊之九段

 将棋の森内俊之九段(47)が2日、2017年秋の褒章で芸術やスポーツなどに功績を残した人に贈られる紫綬褒章を受章することが決まった。今年春の褒章での佐藤康光九段(48)に続いての受章で、将棋界からは14人目の褒章受賞となった。

 会見に臨んだ森内九段は「将棋界で受章しているのは偉大な先輩ばかりなので、受章の話があった時はビックリすると同時に、自分がいただいてしまっていいののかという葛藤がございました。
しかし、大変名誉なことですし、考えた末にお受けすることに致しました。将棋界としても有り難いことと思っております」と控えめに喜びを語った。「葛藤」「考えた末に」との言葉に人柄が表れていた。

 森内九段は1970年、神奈川県生まれ。後に互いに棋士として雌雄を決することになる羽生善治棋聖(47)と小学生時代から世代の頂点を争った。82年に羽生棋聖らと同期で棋士養成機関「奨励会」に入会。16歳で四段(棋士)となる。

 96年の名人戦で初めてタイトル戦に登場。当時七冠を制していた羽生に敗れたが、粘り強く活躍を続け、2002年には初タイトルの名人を奪取する。
「なかなかタイトルを取れずに悩んだ時期もありましたけど、獲得できて、時間はかかったけど大きなことを成し遂げたんだという達成感がありました」

 「鉄板流」と称される重厚な棋風で、大活躍し、獲得タイトルは通算12期を誇るが、特に持ち時間が最も長い順位戦・名人戦では無類の強さを発揮し、07年に5期目の名人位を獲得。
羽生より先に永世名人(十八世名人)の資格を得た。「羽生さんとの出会いは小学4年生の時で、それからずっと世代のトップ、将棋界のトップを走ってきた人なので、先に永世名人になるかもしれなくなった時、複雑な思いはありました」

 羽生棋聖、佐藤九段らの「羽生世代」で30年間にわたって将棋界を率いてきた。

 「昭和57年に同期で奨励会に入会したのですが、たまたまの巡り合わせで、その後、活躍する棋士が多く出た年でした。奨励会時代は同期の仲間の影響を強く受けますし、どういう人が近くにいるかで成長の度合いは変わってきますので、
すごく優秀で努力家の仲間たちがいたことで自分も引っ張られ、向上できました。彼らと巡り合えて幸運でしたし、感謝もしています。棋士になっても関係はずっと続いていて、もちろん棋士同士なので関係性は難しいんですけど、
言葉を交わさなくても分かり合えるところはありますし、一緒にこの世界でやってこられて良かったと思っています」

 今年5月からは将棋連盟のトップ2である専務理事に就任。佐藤会長を支えている。

 「若い頃から将棋界で育てていただいたという気持ちがあるので、後輩たちにとってやりがいのある、魅力的な世界にしていけたらと思っております。佐藤さんは共に歩んできた盟友で、深いつながりを感じております。佐藤さんが会長になられて、自分も理事になろうと思いました。これから一緒に乾杯? できたらいいですね」

 専門番組に出演するほどカレーライス好きとしても知られる。愛称は「ウティ」。

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