魔法使いになって幾年月

アニメや漫画、音楽、そして世の中の気になったこと等々 気まぐれに書き綴ってます

2014年07月

桜井のりお著「ほぼ週刊みつどもえ」レヴュー

こんにちは!
暑いですねー。こう暑いとお外に出たくなくなりますね。
ウィークデーには休みになったら外出してあーしよとかこーしようとかいろいろ妄想膨らませているのですが、
いざ当日になったらあまりの暑さにやっぱり部屋でエアコン三昧で寝ていよう…てな全く非有意義な気持ちにさせてくれやがります。

そんな休日の夕方になったら自己嫌悪に陥ってしまいがちなあなたに贈る、そう、ちょっと、なんといいますか、癒し?的な?作品のご紹介です。


表題通り「みつどもえ」なんですけどね。
でもいつものみつどもえとはちょっと違うのです。
いや、違わないか?いやいや違う?


ま、どっちでもいイカ。

そうです。2014年7月17日から始まりました、WEB漫画『ほぼ週刊みつどもえ』のご紹介です!
ところで、「ほぼ」といえば「ほぼ日刊イトイ新聞」を想像させてくれますが、
我等がのりお先生の方は「週刊」ということで、こちらの方がなんだか偉く感じられますよねエッヘン!


感じられますよね?
日刊の方が毎日更新だから偉い?
えー?毎日のりお先生に漫画描けと?馬車馬のように!?
なんたる鬼畜!なんという非情!!

のりお先生、ぼちぼちでいいのであんまり無理しないでくださいね…。なんか心配だよ。


桜井のりお著『ほぼ週刊みつどもえ』(Championタップ!連載 秋田書店 2014年7月17日~)

タップ表紙a






















本編でさえも色んな点で濃厚なみつどもえなのですが、それでも拾え切れない「こぼれ話」があるということでそれらを「ほぼみつ」にて掲載ということなのですが、さてさて一体どんなお話が更にあるということなのでしょうか。では第一話から観てみましょう。


と、なんか偉そうに書いておりますが、実は今日初めて読んだんだよね「ほぼみつ」てへ☆
で、7/26現在の話数はvol.0からvol.4まであって、一話1ページなんですけど、
更新日が、vol.0が7/17、vol.1が7/18、vol.2が7/19、vol.3が7/20で、そんでもってvol.4が7/24なんですよね。



ん?



んんん?



これじゃあ「ほぼ日」じゃねーかーああ!のりおせんせいだいじょうぬですかあああ!!


無理しちゃダメって言ってるのに!><
これからは週一で頼みますよほんと。


さて、ではレヴューを。
と言っても1話1Pですのであまり詳しく書けないですね、というか書いちゃいけませんですよね。
ということで、こうしました。

「一話一行感想」

いいでしょ?これ。うん。いいなー!一話一行感想ー!


では早速。

vol.0「みつごの自己紹介」

タップ0a








「vol.0」ということで本編1話(1卵性)より前の時間軸のお話。落ちのひとはは正直なところもうちょい初期の根暗な雰囲気を出して欲しかったです。


vol.1「長女はどえす」

タップ1a











今の画風で「ぱっつんみっちゃん」じゃないのが新鮮。でもみっちゃんはやっぱりみっちゃんで彼女は不変ですね。

vol.2「次女はぱわふる」

タップ2a
















こちらもまだ道着を着ているふたばで懐かしくもあり今の画風だとそれがなんだか可愛くセクシーにみえます。



vol.3「三女はねくら」

タップ3a













たった1Pで完璧な「みつどもえ」的構成が!のりおっちほんまおとろしいこやでー!!


vol.4「三女のチクビ」

タップ4a













チクビのひとはに対する哀情愛情がにじみ出た佳作。ってそこで笑ってるモブ3人!この子はね、いずれあんた達のチームの一員となるんだからねふふふ。


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次回更新は7/31(木)ということだそうです。



みつどもえの感想で一行は難しいですね。1ページといえどもいろいろと書きたくなってしまう密度の濃さ。この作品の愛される何かがここにも十分詰まっております。みつどもえ恐るべし。ところで、この感想は「一行」って呼んでいいのだろうか。ま、そこらへんは「ほぼ一行」ということで許してね。

ではまたー。


(おしまい)

桜井のりお『みつどもえ』274卵性「ヘルマエ・ロマエ」レヴュー 圧倒的勝利は詩織ちゃんだよっ! 

こんにちは。今回もみつどもえのレヴューです。よろしくお願いいたしますね。
8月号も無事発売され、277&278卵性は呆れるほどひどい出来の内容となっておりますが。(いい意味でね)
やべっちが277卵性後、教師生活を無事送れているのかどうか、何かと心配な8月号のみつどもえですが今回のレヴューは6月号掲載の274卵性です。それでは早速。

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桜井のりお著『みつどもえ』274卵性「ヘルマエ・ロマエ」
(別冊少年チャンピオン2014年6月号 秋田書店 5月12日発売)



表紙は全裸のおがちん。しゃべらなかったら本当に可愛いんですけどね。
では、とりあえず、あらすじを。

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佐藤信也の母親、佐藤あかりは買い物帰りの途中、道端にて公園での潮干狩りごっこで泥だらけになったと言うふたばに偶然出会うのであった。あかりは、ふたばがその汚れた姿で帰宅しひとはに怒られてしまうことを不憫に思い、自宅の風呂で泥を落とすようにと誘うのであるがその束の間、何か大きなものが落ちたような水しぶきの音が辺りに響いた。その音の原因は何かと彼女達が振り返り見たものは、それはとんでもない光景なのであった。


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こんな感じでしょうか。

ええ。全くとんでもない光景です。こんな。

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佐藤家の風呂に入りたい一心で平気でドブに全身前のめりで躊躇うことなく入水してしまう2人は恋は盲目とかそんなレベルではないですね。そんな心意気のSSS隊、もう大好きです!大大大好き!!しんちゃんはいいなー。こんなに女の子達に愛されて幸せだよねー。ふふ。死ねばいいのに。


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加藤さんだけは入る勇気がなかった罪悪感からでしょうか、顔だけ汚してお茶を濁しておりますが、でも汚水を顔に塗りつけているだけでも「普通」の人レベルではないですよね。彼女も立派な変態さんですよ。ま、一番の変態番長はおがちん、ではなく、伊藤のお嬢ですがね。一番長く浸かっていますもんね、ドブに。


伊藤さんといえば、恐らく3人の中で一番可愛いんだと思うのですよね。もちろんルックス限定での話ですが。でも佐藤君を自分のものにするためにはどんなことも厭わないその心意気はなかなかのもの。ある意味おがちん以上にすごい人です。その見た目とのギャップが彼女の人気の秘密なのでしょうか?「腹黒」やらなんだかんだ言ってるけど悪口を言っちゃうのは好きな証拠。伊藤さんのことみんな好きなのでは?ね?好きでしょ?やっぱり一途に愛してくれる子は可愛いもんね。でも、いいなー佐藤君。ほんと、いいなーこんなに可愛い子に愛されてるなんてさー。彼女達を邪険にするなんてホント贅沢だぞっ☆なーんて!うふふふふ。あ、そうだ、藁人形買ってこよう。





で、おがちん達も泥だらけということで、あかりさんはSSS隊の彼女達も家の風呂に誘うのでした。でも、こう易々とSSS隊の彼女達が佐藤君の家に入れるのはひとえにおがちんのおかげなのですよね。彼女が2度にもわたってあかり氏の信頼を得た経緯がありますからね(10巻177卵性・13巻236卵性)。ま、いろいろ勘違いも多々含まれておりますが。でもこればかりは伊藤さんも加藤さんも感謝しなくちゃねおがちんに。たまにはおがちんも役立つ。

さて、めでたくSSS隊の面々はふたばと共に佐藤家のお風呂に入ることと相なるのですが、おがちんは風呂場で佐藤君の痕跡を探すよう隊員たちに言い渡します。と同時に自ら捜索するのですが、

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これ誰のかわかりませんよね。まさのぶのとかだったらどうすんの。あ、でも、まさのぶだったら確か腐らないんでしたよね。おがちん。
で、この毛は訳あってふたばに張り付くのですが、ふたばがシャワーを浴びることによって流されていきます。
というわけで、残念おがちん。でも排水口に何本かは残ってないですかね?それともあかりさんがくまなく処理してしまっているのかしら。と、毛一本のことでふたばといちゃこらしたおがちんであったのですが、気が付くと詩織が見当たりません。どこいっちゃったの?お嬢ー!

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なーんだそんなとこにいたんだー。
って一体どうやってそんなとこ入れたの!?脚立も何もそんな足場ないでしょ?!忍者かあんたは!

詩織嬢によると、ここで佐藤くんを待つ作戦だと言うことで、おがちんもいい案だと一緒にそこに入れてくれと詩織氏に頼むのですが、一人用のスペースしかないということだそうで抜け駆け厳禁のSSS隊の法に背くということでおがちんは詩織氏に対し猛烈にお怒りあそばされますが、加藤さんにそろそろ入浴しようと促され同意するおがちんでありました。

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え!?服のまま!?
加藤さんの言ったこと思わず復唱してしまいましたよ…。
おがちん曰く、佐藤君ちの風呂は神聖な場所で裸になっちゃいけないんだとさ。別にいいのにさ。裸になっても。
誰も観てないし。いいじゃんいいじゃんおがちん!おがちんだって女の子の一番大事なところ直で湯船のお湯につかってんじゃんよー。

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裸の女の子と服を着て入浴している女の子の図。何この絵ズラ。ま、これはこれでありか?
いやいや、アリとかそんなレベルじゃなくて特にこれ。すばらしい。

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詩織ちゃんはもはや神の領域といっても良いのではなかろうか。着衣したままシャワー浴びるって…腹黒とかもうどーでもよくなってきた。



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ふたばとおがちんの二人は息止め対決で浴槽に潜水中なのですがそんなのはどうでもよくて、詩織様の読者サービスを堪能している最中に奴が帰ってきやがりましたよ全く。

加藤さんは、こんな変態な入浴場面を佐藤君に見つかってしまってはえらいこっちゃということで潜水中のおがちんに知らせようとするのですが、詩織氏はそれを制止し彼女を一人しか入れないはずのあのスペースに隠れ身のため誘うのでした。

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伊藤さんは以前にもおがちん抜きで、ようするに加藤さんと二人っきりでプリクラを撮るなどして遊んだりと、やっぱりおがちんと自分は「何か違う」と感じている様子です。このSSS隊の人間関係もなかなか興味深いですね。

加藤さんはおがちんのことが大好きですけれども、おがちんといる時よりも詩織ちゃんと2人だけで遊んでいる時の方が案外自然にリラックスできているのではと想像しちゃいます。おがちんへのちょっとの罪悪感を伴いつつもね。詩織氏も佐藤君抜きの時は普通の子っぽいですしね。それに比べおがちんは二人よりどこか幼く、普段から回りをかき回しますし、加藤さんもノーパンである彼女のスカートをガードしないといけないですしね。SSS隊って、やっぱり、いいですよね。ふふふ。







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えらい顔ですわ。
こんな顔を間近に見てしまったふたばは我慢しきれず潜水中断を余儀なくされるのですが、そこに、今まさに、パンツを脱いで入場しようとする佐藤信也が。


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って見たよね?ふたばの見たよね?イケメン!
まあ二人は幼なじみだし小さい頃はいろんなところ好きなだけ見放題だったのかもしれないけど今は6年生だもんね。6年生だよ。ふふふ。さとうしんや…か。ふふふふふ。五寸釘買い忘れちゃった。ホームセンターへ行ってきまーす!

ということで、しんちゃんはびっくりしてそそくさとその場から退場するのですが、その直後におがちん浮上そして勝利の雄叫び。結局潜水競争はおがちんの勝利にて終わるのですが、おがちん一体何しに佐藤君ちのお風呂に入ったのでしょう?でも毛を入手してご満足そうだから、ま、いイカ。

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あ、ちなみにその毛、おがちん自分のだからね。詩織嬢、真由美ちゃん、お2人は佐藤君の見れなくて残念だったね。






☆今回のベストカット


早速ですが、今回は詩織ちゃん特集とまいりたいと思います。

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泥まみれのお顔。いいねー。ぐっときちゃうよ。ぐっと。うんうん。


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髪の毛の泥にご注目。髪は女の子の命って言うくらいだもんね。
それをこんなに汚しちゃって。うん。いいねいいねイイネー!

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女の子の泥まみれはいいものだ。

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かわいい。水も滴る…とはよく言ったものです。

以上です。ご堪能いただけましたでしょうか。
いつもは加藤さん派の僕ですが、今回は伊藤さんにやられっぱなしでした。伊藤さんイイ!!


p.s.


今話は非常に濃い目のみつどもえ紳士淑女向け"wet&messy"なお話でしたね。
のりお先生ホント、グッジョブというしかないです。この幸せが永遠に続きますように…。



(おしまい)

桜井のりお『みつどもえ』273卵性「スーパーヒーローヒロイン大作戦」レヴュー ギャップ萌ー!宮下さん可愛すぎだぞっ☆

ちょっと遅くなってしまいましたけど、『みつどもえ』273卵性のレヴューです。
掲載誌は、皆さん御馴染みの、そうです。別冊少年チャンピオンですね!それの6月号ですよ。


ところで、なんですね、今号は何かと衝撃シーンが満載ですよね。
273卵性では、ついにひとはちゃんが自らおパンツ脱いでしまいますし。ええ。破廉恥極まりないですね。

274卵性は更に過激な絵面のオンパレード。お馴染みSSS隊(佐藤が好きでしょうがない隊)とふたばのガチバトル展開なのですが、SSS隊の擬似ス×××プレイ&着衣プ××、そしてふたばが終始真っ裸というこれまた衝撃シーンが満載なのです。のりお先生リビドー全開のやりたい放題となっております。こんなのって、ホント少年誌に掲載していいのでしょうか。いろいろ心配です。児童なんちゃんらかんちゃら法とかね。心配だ…。


桜井のりお著『みつどもえ』273卵性「スーパーヒーローヒロイン大作戦」
(別冊少年チャンピオン2014年6月号 秋田書店 5月12日発売)


今回の表紙は巻中カラーです。


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ご覧の通り3人で仲良く原っぱで野球、ということで、ふたばさんが前面に出た奥行きのある構図です。
目に付くのは、しっかりとしていて引き締まっているふたば氏の身体つき。特に脚。いいですねーこの脚。
ふたばさんがスポーツ少女たらしめているこの引き締まった脚はさすがです。かっこいい。
サッカー少年であるしんちゃんはきっとこんなふたばさんの身体も好きなんでしょうね……って書くと、なんかいやらしいですね!そーゆー意味じゃないですからね!スポーツマンとしてですよ!


そのふたばさんより実はもっと目立っているのが、我等がみっちゃん。赤いユニフォームがかわいい。
どこかイチローを意識したポーズが身の程知らずのみっちゃんらしいです。
アンダーウエアのイエローカラーもなんか良いですね。のりお先生のセンスが光ります。


ひとはは何故かキャッチャーということなのですが、運動オンチの彼女はもちろんやる気なしで、でもなんだかんだ2人にお付き合いしているのは、やっぱり…ひとりは寂しいですもんね。






背番号を彼女達の名前と一致させてるその手法は、のりお先生の常套的手法と言えましょう…ですが、ユニフォームにチーム名らしき英字がありますね。これは何て書いてあるのでしょう?どういう意味なのでしょうか。みっちゃんのユニフォームには「みつば」のマークと”TREFOIL”なる文字が書かれております。

「とれふおいる?」


オイル?ということは、「油」ということで、そっかーみっちゃんだもんね。お砂糖とお塩とすてきな油で出来ているもんねみっちゃんは!と、そういうことでとりあえず納得して、でもやっぱりちゃんとした意味はなんなのか検索してみたのでした。


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[trefoil]

【名詞】シロツメクサ、シャジクソウ
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(研究社 新英和中辞典より抜粋)


発音は「トレフォイル」ということです。オイルじゃなかった。ごめんみっちゃん。
ちなみに建築界では三つ葉模様のことをこう言うそうですね。
そっか、シロツメクサか…ってあれですよね、クローバーですよね。四葉のクローバー。でも普通は三つ葉ということで。
そっか、なるほど。ま、これものりお的手法といえばそうなのですが、さすがです。のりお先生。

じゃあふたばのユニフォームは、やっぱり「ふたば」という意味なのかな?


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[cotyledons]

二葉
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(斉藤和英大辞典 より)


おお!!ふたばだ!
「子葉」と訳している辞書の方が多いようですが、まあ意味は一緒ですもんね。

ちなみにひとはのユニフォームは「ふたばチーム」のですから”cotyledons”と書かれているはずなのですが、そこは上手くごまかされていますね。でも「ひとは」だと英語でどう訳されるのでしょうか?ちょっと調べてみました。すると、大抵の辞書が”leaf”やら”one leaf”という、なんか味気ない感じです。あ、そっか。だからひとは、なんだかいじけちゃってるんですね…。





では本編、273卵性「スーパーヒーローヒロイン大作戦」のレヴュー始めますね!


まずは、あらすじをちょこっと。

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舞台は龍太のクラス1年2組&その前の廊下。ひとはが、ガチレンフィギュアで一人遊びをしている龍ちゃんを教室ドアからこっそり覗いています。「1年の教室は野獣の檻だよ」とのたまうひとはさんは何故だかわからない恐怖の為に教室の中になかなか入ることが出来ないのですが、そこでひとはが見たものはガチレンより『フェアリー戦士リリィ』の優位性を龍太にアピールするメグちゃんなのでした。

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それを断固阻止しようとひとはは同伴の宮下さんに、ガチレンの良さを彼女に伝えてきてくれと頼むのだが宮下さんは、そんなことは自分自身でしろとその要求を拒否。言うことを聞かないのであればとひとはは宮下さんにあることを迫るのだが…。


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こんな感じでしょうか。
まあなんです。ひとはがひどいんですよ。今回は。
どうひどいのか。それは、宮下さんへの脅迫!脅迫っス!
1年2組といえば杉崎さんの弟、龍ちゃんのクラスであるだけでなく、宮下さんと仲良しのかおるちゃんのクラスでもあるわけです。そう、ひとはは宮下さんに言うこと聞かないとかおるちゃんがどうなるか…と脅すんですよね。ひどい!ひとはひどい!!ハアハア

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「まだ…7歳…か…」って、かおるちゃんが7歳で何をされてしまうというの!

しかし、宮下さんの言うこともごもっともなのですが、でも、ひとはっていつもガチレンごっこをする度にゲドール側、怪人の役を率先してやりますよね。それは何故なのでしょうか。
人とは清濁併せ持って生きております。「いい人」と周りから言われている人でも、聖人では決してないのです。何かしらの心の闇も少なからず持っているものです。それが人間。そういう生き物なのです。良い人間であろうという心と劣情に駆られてしまう心、その葛藤は哀しくもどこか愛おしい。ひとはは、ゲドールの怪人にもガチレンジャー達の中にもそれを見出しているのではないでしょうか。それがガチレンの「演出が」や怪人の「暗黒面に落ちてからの展開の」という彼女の言葉につながっているのと思うのです。ですから、ひとはのこの非道なる行動は、いけない事とわかりつつガチレンの優位性を保っていたいという欲に打ち勝つことの出来ない自分の煩悩に嫌気を指した開き直った「哀しさ」からくるものだと思うのです。自暴自棄の一歩手前的な。

さて、では、もし宮下さんがひとはの要求を拒否をしていたならば、ひとははかおるちゃんをどうするつもりだったのでしょうか。物理的な危害はひとはのことですから宮下さん以外にはまずそんなことはしないでしょう。
ということは精神的なこと、でしょう。恐らくこんなことが一番宮下さんの嫌がることなのではないでしょうか。

”宮下さんって6年の教室ではかおるちゃんの悪口ばっかり言ってるんだよ”

的な。

これはひどい。でも下手をすればひとはとしても、上級生としての立場もそして宮下さんとの仲も、いや、杉崎チームの一員としての立場さえ危うくなるリスク大な行動です。また以前のようなひとりぼっちになってしまう可能性大なのです。ですから、この手つきからすると…

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こちょこちょと、こちょばす程度なのでしょうね。たぶん。
で、悶絶&パンツが見えちゃった的な羞恥プレイを7歳で経験と。

でも宮下さんはマジになんか、関西弁で言うと、えげつないことされる、とそう思っておられるご様子。
なんだかんだひとはを一番信用していないのは宮下さんだったりして。

そういうわけで、宮下さんはひとはの要求をのんで龍太&メグちゃんのなかに割って入りガチレン擁護派立場で発言をするのですが。

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即、大人な正論で切り返され撃沈。しかしなんですね、自分の意に反した発言を強要されそれを否定されるのって、もの凄く嫌ですよね。宮下さんに同情するっス。でもメグちゃんは頑なにリリィの方が面白いと主張し宮下さんに反論。恐らく「可愛いこと」で良し悪しを判断している1年生らしいメグちゃんに反論なんて出来るわけも無く、というか、もともとガチレンに知識が暗い宮下さんですから反論なんて出来っこないのですよね。

逆にメグちゃんの意のままにリリィグッズをひとはに見せる宮下さん。

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反論しているつもりのひとはですが、「おっぱいの大きさ」でガチレンの優位性を主張するひとはは自分の信条に反している時点でもう敗北決定なのでした。

というかこのコマ、よくみると。

『ぐぬぬ』
やら、

『ガチピンク ”も” 可愛いよ』
というセリフから、ひとはもリリィの良さに目覚めた様子ですね。

これにて、この今回の物語は、ひとはが敗北しメグちゃんが勝利した、という結果でめでたしめでたしとなったのですが、ページはまだ3P半も残っております。これ以降はみつどもえ的締めくくりへの展開が繰り広げられます。





リリィグッズのお返しにガチレングッズをメグちゃんに見せなくてはと、ひとはが持ってきたのはコレ。
問題のコレ。

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脱ぎたてほくほく。

ガチレンには女児パンツというグッズも存在するということで、男児だけではない幅広いファン層を持っていると主張するひとは。でもファン層でいえば、リリィの方も女児だけでなく、大きなお友達もいっぱいいるよね絶対。だからファン層の厚さ勝負は互角のはず。でもファンの質に関してはガチレンの方が小さいお友達のお母さん達という分厚いファン層が(恐らく)ある分だけ若干爽やかかもしれない。
いや、若干どころではないか。リリィは小さな女児なお友達と大きな…ああ、なんだかこのどろっとした組合せのファン層がなんだか毒々しいですね。ガチレンの方もガチピンク狙いの暑苦しいファンがおりますがリリィの比ではないでしょう。ファン層の厚さではガチレンの圧勝。逆に言うとリリィはなんかアングラ。違うか。

で、ひとははコレをメグちゃんに見せてガチレンの優位性を説いてこいと宮下さんにまたまた命令。
かおるちゃんの為に宮下さんは渋々コレをメグちゃんに見せに行くのですが、可愛いものに目が無いメグちゃんが注目したのはもちろんおパンツなどではなく、宮下さんのこの表情。

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「ピンの人いつもより可愛い…」って、ギャップ萌えですかメグちゃん。なかなかの上級者ですね。
でも「ピンの人」って…。

ガチレンもある意味ギャップ萌え的な要素がありますので、(子供向けだけど深い脚本とか、子供向けだけどおっぱいの大きなお姉さんがいるとか…あ、これは違うか?)ひとはもメグちゃんも案外好みは一致しているのかもしれないですね。でもメグちゃんがガチレンのその良さを理解するのはもうちょっと先かも。今は断然リリィの可愛さに夢中ですし。あ、もしかしたらリリィの内容もガチレンに負けず劣らず深いのかも知れないですね。メグちゃんはその良さを無意識に感じているのかも。

で、そうこうしているうちにガチレンパンツがかおるちゃんを助けてひとはとメグちゃんがお友達になってめでたしめでたしとなるのですが、もちろんみつどもえにオチの無いお話はございません。

ネタバレになってしまいますがあまりにも秀逸でしたので最後のコマ掲載いたします。これです。


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見た目もガチレンが関わった時の精神状態も「1年生」ということで、勝手にダブルミーニング落ちと解釈しております。いや編集氏の「お胸も」でトリプルか。のりお先生ばんざーい!



☆今回のベストカット


小学1年生で「前座」なる単語を駆使するメグちゃんですが、なんだか末恐ろしい感じも。
このカット。

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龍太の心をリリィに傾かせる為、彼に対し常に笑顔、そして説得中は目線も龍太の下から、と。
多分無意識にそうしているのだと思うのですが、将来SSS隊のあのお嬢様のようになりはしないかと心配です。
いや、「転がし方」の上手さではメグちゃんの方が断然上。ああおそろしや。


(おしまい)

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