今週も「みつどもえ」がある幸せ…。
毎日が、人生が、もう!バラ色に感じちゃいますよね!ね!ね!?
って大げさですか。ははは。

え?
大げさじゃないって!?
失礼致しました。


さてさてではでは今週もみつどもえのレヴューをしちゃいますよ!><ノ彡☆

タイトルは、230卵性「ハイスコアボーイ」。(週刊少年チャンピオン36+37号 秋田書店)
ちなみにみつどもえの各回のタイトルはご存知のように他作品の題名からもじったものなのですが
今回のは押切蓮介氏の「ハイスコアガール」から拝借したと思われます。って思わなくてもそうですよね。



【ネタバレ注意!】以下の文章にはみつどもえ230卵性のネタバレが含まれております。
ご注意下さい。



今回のみつどもえは、SSS隊(佐藤が好きでしょうがない隊)前代未聞の「俺得回」ならぬ「隊得回」なのですよ!
要するにですね、佐藤くんとSSS隊がですね、なんとあんなことやったりこんなことやったりともうイチャコラし放題の回なのです!
え?そんなのありえないって?
いえ。それがありえたのですよ。
もちろん「みつどもえワールド」の範囲内でですよ。トンデモ設定でなんかじゃありません!
正規の「みつどもえワールド」でです!これはもうのりおマジックとしか言いようがありません!はあはあ!

ではその過程をじっくり見ていきましょう!

とその前にこの扉絵。
230tobira

加藤さん!そこまでがんばらなくていいからね!



さてお馴染みSSS隊の面々。普通にしていればこんなにかわいい。のにね。

230SSS

加藤さんはしっかりおがちんの真後ろが定位置です。
扉絵の加藤さんは何らかの理由でおがちんの後ろをキープできなかった、そういうことなのでしょう。
加藤さんはきっとこのミスを悔やんでいるのだと思います。
いつもはおがちんのジャンスカの裾をおさえてガードしているのですが
急なことだったのでしょう、素手でガードせざるを得なかったのだと思われます。
でもほんと、加藤さん。無理しなくていいからね。うん。

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で、あれ?なにやら浮かない顔で(おがちん除く)この3人は何をしているんでしょうか?
どうやらエアP己Pをしている模様。


いつもは外でサッカーだけど雨だからイケメン君もひとりゲームにいそしんでいると。
で、3人も佐藤くんに倣いエアゲームなのだそう。
でも伊藤さんと加藤さんはあまりにも地味な作業に少々ご不満なご様子。

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その二人に比べてこのおがちんのエアゲームっぷりはさすがSSS隊隊長と改めて認識せざるを得ません。
素晴らしいですね。この集中力。
おがちんはかわいい。
そこには何も無いのに、ゲームがどういうものかも解らないのに、だけどまるでそこにあるかのごとく
佐藤と同化する為、エアゲームに真剣に勤しむおがちんはかわいすぎる。

でも「ピコピコピロロ~ンパキューン」って。
加藤さんから昭和の効果音だと指摘されるのもごもっともかも。

しかしです、今のゲームの効果音を擬音で表すとなると一体どういう感じになるのでしょうか?
BGMの音楽でも口ずさめばいいのでしょうか?
おがちん並にゲームに疎い僕なんかにはおがちんの効果音の方が何をやっているのか非常にわかりやすくていいのですが。ゲームにあまり親しんでない人にもこの効果音は「エアゲーム」を認識させるのに非常に効果的で実は一般的にはこれが正解なのかもしれません。

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さらっと人の恥ずかしい姿態を口にするおがちん。しかも大好きな佐藤くんのであるからおがちんとしては猫背やら口半開きなどは「恥ずかしいこと」ではないのかもしれません。
しかしイケメン佐藤君はあかりちゃんの躾もあるのでしょう。不意の指摘に顔を赤らめております。
自然と姿勢良くエアゲームをしてしまう伊藤さんも育ちの良さが伺えます。

で、思わず姿勢を正す佐藤きゅん。
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姿勢を直した瞬間。

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この3コンボ。
ふたば⇒千葉⇒みっちゃんの順です。
のりお先生ならではのコマ割です。これぞみつどもえ!

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画面が割れたらもうダメじゃん…。
佐藤くんもふたばもみっちゃんの威力は良くわかっているのです。
よって4代目じゃなくて4台目のP己Pは確認するまでもなくご臨終決定です。P己P哀れ。ついさっきまで生きてたのに…。

って佐藤くんも学校に持ってこなければいいのにね。こんな危険なところに大事な物を。

そこでおがちんが立ち上がりました!ゲーム機を壊された佐藤くんのために自らがゲームになる!という
なんとも素晴らしいあさって発想を宣言するために。
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そんなおがちんの発言にしあさっての方向へ妄想しちゃったのは残りの二人。

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伊藤さんはMの気もあるんでしょうか?
いや、Mの気持ちを理解できないSは真のSではないとかそういうことみたいなので
これはこれで正しい。
妄想中のBボタン云々は、実はプレイ中はMが主導権を握り、SはMの欲求を満たすために行動するのが本当のSの役割なのだとそういう真理を非常に上手く表現しているシーンなのではないかとそう思うのです。ええ。




と、ちょっとここでタイムです。

しかしなんです…こんなレヴューの仕方をしていたら
全コマ紹介しそうになっちゃいます。それはやっぱりレヴューとして反則技ですよね。
取捨選択をする能力を持ち合わせていない自分が悪いんですが、でもですよ、
ほんと、今回はどのコマもはずすことが出来ない濃密な回なのです。
これが正にみつどもえ。のりお先生がのりのりだというのがひしひしと感じられます。
(ダジャレじゃないからね)
嬉しい反面、レヴューする側からすればなんとも難しい回。

ということなので。
ここからはストーリーに囚われることなく僕のお気に入りカットのご紹介、
という方向で誠に勝手ながら進めさせていただきます。

ではまずこれ。

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佐藤くんはなんと大きなコントローラーをお持ちなのでしょう。
アレですかね?ショタとかそういう方向ですかね?鉄人なんちゃら号とかいう?


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おがちん。すごろくだけって…。
それよりつっこんでる加藤さん!そんなこと言う前におがちんにゲーム貸したげなよ!
って思ったのですが、恐らくおがちんはゲームなんて興味ないのでしょうね…。興味あることは佐藤くんのことだけ。
しかしこれは将来的にいろいろ問題アリです。
佐藤くんにフラれたらおがちんはどうしちゃうのでしょうか?
絶望のおがちんをそっと慰めてさしあげたいのですが
それはいろいろと何かとままなりません。別の問題が発生する可能性大です。

でも、それは杞憂に終わることでしょう。
なぜならおがちんは常に前を見ている女の子だからなのです。
その時になればすぐさま次のターゲットを見つけているはずです!きっとそう!


ま、SSS隊の寿命は後この一年間のみなんでしょうけどね。
中学になればいろいろ人の心も変わりますし。ええ。


では次です。
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伊藤詩織のこの顔。「らしいよ」ってしれっと誰かがつかんだ情報のようなこと言っておりますが
もちろんこれは嘘。絶対。情報源:伊藤詩織。間違いない!


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おがちん提案のゲームごっこ遊びの一コマ。
こちらはモンスター側のようです。
しかし、みっちゃん、最近お付き合い良いですね。
6-3女子美少女ランキング回でも率先してごっこ遊びに付き合っていますし。
しかものりのりでしたしね。

今回も猫耳の飾りをしているところから結構のっているものと思われます。
で、ふたばは怖いっすね…。遊びもちゃんと真剣なのがふたばのいいところ。
真剣にやらないと面白くないですもんね。
でもちゃんと『遊び』と解ってやっております。心底モンスターにはなりきっておりません。
その証拠はこちら。

230hutabauoooon

ふたばが完全モンスター化となっていたら、恐らくこの一撃はおがちんに確実にヒットしているはず。
おがちんは一瞬であのみっちゃんにやられたP己Pのようになっていたはずです。
しかしそうならないのはふたばはちゃんと計算してはずして襲っているのです。
でもおがちんの左頬に傷を負わしていますよね。ガチで。
これも計算済みで、なあなあのお遊びにしたくないふたばの絶妙な行動なのです。
それほど痛くない小さなかすり傷程度なら遊びであっても「真剣さ」を共有することが出来、遊びの質が向上する
そういうことがふたばには良く解っているのです。
その加減、力加減が本当に上手い。(たまにやりすぎてしまう時もありますが…)
こういうごっこ遊びでも真剣に取り組むところは丸井3姉妹皆が共通するところです。
似てない様でも三つ子はやっぱり三つ子なのだと感じた次第です。
ふたばの人としての大きさが他のメンバーよりも一枚上をいっているのが感じられるシーンでした。

ほらこのコマではすぐ様OFF状態に切り替えているでしょう?
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そしてこれも。
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モンスター役ですからよだれが垂れるのはリアリティを追求しているが為。正気の時はそのよだれをちゃんと拭いています。
ふたばは賢い子なのです。


では次です。

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佐藤の操作待ちの伊藤さんです。SSS隊他2名も同様操作待ちなので動けません。
危機的な状況でもルールを守り、おがちんに従う詩織ちゃんはやっぱりMの心得もあるご様子。

さてさて、ここでの問題は千葉氏の行動。
何故千葉氏は伊藤さんのみを狙ったのでしょうか?
まあ加藤さんはスパッツを着用しているので対象外ですし、
普通に考えればその魔の手はパンツを穿いてないおがちんに向けられる方が自然なはず。
なのに何故?

千葉氏からすればそれはシロート考え、そういうことなのです。


そもそも千葉氏は一体何の為に日々秘技の練習に精を出しているのか?
それを検証すればおのずと答えは出てきます。


そう、その答えは、女子の羞恥にゆがむその表情を拝むためなのです。

決してパンツが見たいとかそういう幼稚で下劣なものでは無いのです。

では、おがちんは千葉氏の秘技によって一瞬の間そのパンツの穿いていないスカートの中を見られて恥ずかしさのあまり頬を赤らめ顔をゆがませる、そのような表情をするでしょうか?

いや、しません。なぜならば、スカートの中が見えちゃうことなんておがちんにとっては日常茶飯事、普通のこと、平常なことなのです。扉絵が正に証明しております。
おがちんのそういう点はまだまだ幼児そのもの。ほんとに6年生かこの子は!と思わざるを得ません。でもそれがいいのですが!

おがちんは他でもいろんな点で幼児っぽいです。身長とか外面だけじゃなくて内面的にも。
SSS隊というその「ごっこ」が正にそれです。
他の二人は、佐藤に性的な何かを感じているある意味6年生としてはそれほど不思議でない欲情を有しているのに対し、おがちんには、そういう「気」はあまり感じられません。どうもこうも幼稚っぽいのです。

この歳で好きな男の子の前で「ジャンスカでノーパン」なんてありえないと思いますし、しかもそれを隠そうという気配も無い。

でもそんなおがちんの幼児性もまた「みつどもえ」という漫画に一筋のロマンを感じさせてくれているワンピースであると、そう考えるのはいけないことなのでしょうか。いけないことです。

次です。

他に伊藤さんの恐ろしい顔やSSS隊の阿部共実風の口とかそんなカットがあったりするのですが、それは他で確認していただくとしてこのカットを選択。


230satoSSS

珍しいシーンです。
佐藤とSSS隊が至近距離で向き合っております。
しかも佐藤の表情が、なんと、SSS隊に向って微笑んでいるではないですか!

そしてその後。
SSS隊は、この日を忘れることはないであろう、
夢みた佐藤くんとのくんずほぐれつをとうとう経験してしまうのでした。

230last

しかし最後のこのコマ、佐藤vsSSS隊を絵では表現しておりませんがどのような戦いをしているのか何かと想像させてくれますね…三人の表情とか。のりお先生のエッチ。

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さてさて、重大発表ですよ!
なんとみつどもえが!
週チャン休載、いや、掲載されなくなります!
なんということでしょうか!
ようやく連載再開したというのに一体どういうこと??
やっぱりそれは12巻を出す為だけの穴埋めがその理由だったのでしょうか!?


ってなんちゃって☆


もう既に知っている方もおられると思うのですが
「みつどもえ」は週刊少年チャンピオンから別冊少年チャンピオンにお引越しするということなのです。


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それぞれの最終及び初掲載日は、画像の通り、週チャンは39号(8月23日発売)まで別チャンは10月号(9月12日発売)からということです。

ちなみに別チャンは月刊誌ですのでみつどもえを読めるのは9月からは月一ということになります。
月に最低でも4回は読めるはずが1回になってしまうのは寂しい限りなのですが
でも月刊であれば時間の余裕が出来てのりお先生に安定して描いていただける、そういう思いもファンとして正直あります。ちょっとホッとした様な。そんな心持です。

ページ数も週刊時より少し増えるかも?と言う情報も某掲示板などでちらほらと見受けられますが、
でもこちらはソースを確認していないので話半分で受け取ってくださいね。


僕は両方共読んでおりますが、この選択は上の理由以外にも賛成です。
というのも、週チャンは新連載のコメディー&ギャグ漫画がぞくぞくと登場しており、しかもそれらがなかなか濃くてそして面白い!
大看板の「範馬刃牙」は終わってしまいますが、それを埋めるための新連載が怒涛のように始まっております。
それにみつどもえがあるとなると…週チャンはどんだけ濃厚なんだ!とそんななんか圧迫感のような面白くて読者として嬉しいんですけど、「濃すぎる…。」とそんな感じもするのでした。

別チャンの方はというと、まだ創刊2号目ということでいろいろ模索中な感じなのですがそれなりに面白いと思います。が、でも週チャン程の濃さはあまり感じられません。というかやっぱり週チャンが濃すぎなのかも!?
そこへ「みつどもえ」を持ってきたのはなかなか良い選択だったと思うのです。
ページの勢いが今以上に更に生まれそう、なんだか面白くなりそう!そんな感じがするのです。


それと後、もう一点期待することを。
それは「週チャン」より「別チャン」の方が想定している読者層の年齢が上とされているということ。
ということはエロスの面で「みつどもえ」は今迄よりはっちゃけることが出来るんじゃないかと思うのです。
そうすればどのような化学変化が起きるのか?それに期待してしまうのであります!はあはあ!

今迄の、エロスという点でのみつどもえの良さは、穿いているパンツを見せないとかそういうギリギリの、それでいてやっぱり微笑ましいというのがある意味重要な要素であり特徴だったと思うのですが、でももう少しはみ出してもいいのじゃないかな?と僕自身は思うのです。
のりお先生にもそういう何か制約から解放されたいというのが最近の作風から勝手ながら感じておりますので。(ほんとに勝手にです)

あまりあからさまなエロスは飽きがきて今よりニヨニヨ感が減少してしまうのは必至でしょうが
今のようなギリギリでいて、でもよりもう少しエロスを解放すると「みつどもえ」は一体どんなすごい漫画になるのか、そんなことを妄想しながら別チャン仕様のみつどもえに期待するのです。


あ、12巻の発売日書いていませんいませんでしたね。すみません。上の画像に載っていましたね。
9月7日(金)と言うことです。
楽しみですね~!!

そして最後に。
実はこれの意味がわからないのでした…。
230masanobu

僕がチャンピオンを購読し始めたのは去年の1月あたりからだったと思うので
この訳のエピソードは11巻以後でなおかつ2011年1月以前に連載された話からなのでしょう。

まさのぶって読めますが佐藤くんのお父さんですよね?
どのような経緯でおがちんのジャンスカに書かれたのかなんだか想像できちゃいますけど
12巻の発売を、首をながーくしてその答えを待つことにします。


(おわり)