その名の通り紅茶のたて方(淹れ方)について書かれている本です。
もくじを見てもらったら分かる通り、紅茶の淹れ方やバリエーションを加える応用術といったものがたくさん書かれている。
一つの項目につき2Pで簡潔にまとめられており、無駄な情報をとことん排除していかに読みやすくするかのこだわりが感じられる。
実際に私はストレスなく一気に読み終えた。
説明の文字数が少ないかわりにイラストを用いて紹介されているため読みやすく分かりやすい内容となっている。
また、上手く淹れられない場合も考えられていて、その時の対処法も書かれているので紅茶入門書としては最適な紅茶辞書となる。
この本はとにかく日本人の紅茶に対する「高貴なイメージから敷居(格式)が高く感じる」イメージを払拭しようと努力が感じられ、実際に紅茶の淹れ方の一つに鍋に茶葉を投入するやり方やティーバッグのおいしい淹れ方やよくある間違いについての指摘も丁寧に書かれており、「茶葉で淹れたことはないけど興味はある」という方にぴったりだ。
また、ここから紅茶にハマった人への情報も抜かりなく、最後のページには全国のおすすめ紅茶専門店が紹介されている。(ただしこの本はかなり古いので注意が必要)
最後に、この本の対象は初心者〜普段茶葉で紅茶を淹れる中級者向けであるため、茶葉の歴史を本格的に勉強したいという上級者には物足りなさを感じるだろう。
この本はAmazonだと1円で売られており、送料込みで260円でお釣りが出る。
この値段で紅茶の辞書となるので買うしかないでしょ。
私は純粋にこの本をおすすめしたいのでアフィ目的だと思われたくないのでAmazonのリンクを貼ったりはしない。
どうかご自身で直接調べて購入してほしい。
評価[★★★★★]