2007年03月

2007年03月06日

嵐の中、耳を澄ます

昨夜の嵐は私に小さい頃の風景を思いださせた。
実家から遠くここに引っ越してきてから、もう4ヵ月経つものね……。

最近、早起きしてCompliciteという劇団の戯曲の翻訳をしている。
今回の「mnemonic」という戯曲は、どうやら「記憶」についての話らしい。
冒頭で、観客は一枚の葉っぱを渡され、それを感じることから始まった。
葉を貫く一つの大きな葉脈があって、そこから何本かの細い葉脈が伸びている。
その葉脈からまたさらに細い葉脈がのびているて、そのさらに細い葉脈が……というように、
葉脈の net はお互いに関係をもちながら複雑なパターンを生み出している。
そう、まるで古代にまで遡る家系図のように。
ここからストーリーは「記憶」をめぐる話へと展開していく。
嵐の音にまじって聞こえてくる「声」をたよりに、主人公は探しに出かける。

まだここまでしか訳していないけれど、先がとっても楽しみだ。
(ちなみに題名の『mnemonic』だけは最後に辞書を引くつもり。ふっふっふ)


うしろ

mahoyamada929 at 13:17|PermalinkTrackBack(0)clip!印象スケッチ