東京ベイホテル東急にて〜結婚式当日〜ちょっとたんま

2007年10月08日

東京ベイホテル東急〜結婚式終了〜

凹むわ・・・できあがった写真、シャイガイ全部前健(マエケン)にしか
見えない。

2007年10月7日、東京ベイホテル東急にて、
たくさんの方々のお力添えのもと、無事に結婚式を終えました。
やっと終わった…今は達成感と寂しさとが入り交じり、
なんとも言えない充実した気持ちです。
現在、東京ベイホテル東急に宿泊してましてAM5時9分。
早々目が覚めてしまいました。

この日は新郎新婦は午前11時までに美容室へ行かなければならなかった為、
二時間前には家を出たんです。
コンビニでおにぎり一個だけを取り敢えず胃の中に入れて、
まぁ時間に余裕をもって行けばいいと思ってね。
そしたら湾岸道路へ入ったとたん、すんげぇ大渋滞。
全く車が動かない。
この日は連休の中日で、
ディズニーランドへ向かう人々の車で溢れかえってたんですわ…
連休なの忘れてた。
ホテルへ着いたのが入り時間1分前で、
ロビーで親と話したり貴重品を金庫に入れたりと
なんやかんやしていたら、完全に遅刻。
もうダッシュで荷物預けて美容室へ行きました。
この時点で汗だく&クタクタっす。

んで、頭ぼっさぼさのドスッピンとゆう薄汚ねぇ花嫁を

「本日は誠におめでとうございます。
お嬢様、さっそくメイクへ入らせて頂きます」


と花嫁よりも遥かに綺麗な美容室のお姉たま達が向かえてくれた。
大屋マサ子みたいな出で立ちになり、さっそくメイク。
少しずつ顔ができあがっていくのがすこぶる面白い。
もうメイクとゆうか、ハリウッド映画の特殊メイクばりの技術で、
ありとあらゆるファンデーションを塗り、
筆でシミや目の下のクマやくすみやホクロを丁寧に消してくれてさ、
完全にスケキヨみてぇなお面顔になった。

「スケキヨだな」

ってボソッと言ったらそれまで真剣だった美容師さん達が
ブーッって一斉に吹いたよ。

「そんな事言われる花嫁さんは初めてです」

って。
つーか、スケキヨを知ってる時点であんたらも中々だよ。
んで、特殊メイクが素晴らしいお陰で
みるみる顔が出来上がってきて、遠目からでも
顔が映えないといけないからか、宝ジェンヌばりの厚化粧に。
自分の顔じゃないみたいだった。

「段々と花嫁さんになってきましたね」

って言われて、何だかとっても嬉しくなってきた。
髪もいつの間にやら華やかな髪型になっていて、
約30分ほどで特殊メイクも完了。

「ではお嬢様、ウエディングドレスに着替えましょう」

「へ、へい…」

二人がかりでウエディングドレスを着せてもらい、

「お嫁様、お待たせ致しました。完成です。」
の言葉とともに、鏡を向けられ自分の姿を見た。

「これ…私?」

ぼーっと鏡の中の自分を見ていた。

「お嫁様、とてもお綺麗でございますよ。本日は誠に、おめでとうございます」

(今思えばマエケンだけどな)

美容師さん達から、笑顔とともに拍手を頂きました。
こんな幸せな気分は今まで味わった事がありません。
涙が出ました。自然と、涙がすーっと出てきて…特殊メイクしなおし。

この瞬間のこの感動は、一生に一度しかないものだから、
一分一秒を大事に大事に噛み締めてました。
そして、旦那さまのもとへ向かい私の花嫁姿を見て、

「おぉ…おぉおぉ…おぉ…うんうん」

と全く言葉になっていない旦那さま。
顔はとっても嬉しそうな満面の笑顔。

「綺麗?」

って聞いたら

「うん!」

(マエケンだけどな)

って言ってくれました。去年の今頃は、

「結婚式?お金無いしやらなくていいよ」

って凄く嫌そうだった。
もっと言えば、今から四年以上前、

「結婚?お金無いし、まだ自信無いよ俺」

「結婚とかまだ考えられない」

って、何気なく出た結婚についての話題に彼はこう呟いた。
私は彼より3つも年上だから、早く結婚したくても
結婚を強くせまる事はできなかった。
彼はまだ若い、だから無理に結婚を迫るような事はできない…
だから彼を待とう…待つしかない…彼を信じて。
私の中ではもう彼との結婚しか考えられなかった。
彼じゃなきゃ嫌だったし、ハゲちらかしたじいさんになった
彼を見たいって心から思った。

だから私はいつまでも待とうと思った。
勿論、もし彼が私のせいで苦しんでるのがわかったら、
その時点で私は静かに彼の元から消えよう、
本気でそう考えていた。
そんな私の気持ちを、彼はちゃんと考えてくれて、
それからほんの数ヶ月で

「俺のお嫁さんになってくれますか?」

とこたつの中で髪はボサボサのドスッピンで
お菓子をむさぼってる小汚い私に彼はプロポーズした。
その時点で、彼はまだ24才。
私はもう27才だった。
お金は勿論無い。仕事もこれからバリバリこなす時期だし、
男としての自信などまだ無いはず。
だが、コブクロの歌のように彼の中で
私と共に歩き、共に学び、共に築いていく、
男としての自信も、私と過ごし助け合う中で
つけていきたいと思ったのだろう。
勿論、私をこれ以上待たせてはいけないと
思ってくれた気持ちも伝わった。

そして、私と彼は何も無い本当にゼロからのスタートで、
区役所へ行き入籍だけしました。
でもね、私はゼロからのスタートだったからこそ、
喜びも大きく感じられたのではないかと思います。
しかし、よくまぁこんなめんどくさがりで、
ぐうたらで、怒りっぽくて、ガミガミうるさくて、
気を抜くと鼻毛とか出ちゃってる3つも年上の私を
嫁にもらったなぁと、あんた本当にそれでよかったの?
って思いますよ。
旦那さまは

「だってそれがシャイガイだもん。シャイガイは本当にだめな子だよ?
 知ってるよそんなの。シャイガイはどーしようもない。
 だーかーらー、俺がいなくちゃだめなの!わかった?
 おバカちゃん!」


って言ってくれました。
やっぱ、こんな人は他にいないなぁって、
最高の男だなぁって思いましたよ。
…と、だいぶ話はそれましたが、
そんな二人が式を向かえたわけで。
式はとても緊張してしまい、失敗もちらほら。
つーか、牧師さんいねぇし。
随分前に牧師の事打ち合わせしなかったっけか…?
人前式だからいねぇのか?
俺、挙式後旦那さまに言った。
ヘタこいたーって。
まぁ、ええか。
んな事より、挙式では恥ずかしいあまり
みんなの顔が見れなかった。たまにチラッと見ると、
数人がもう泣いててね、アタシも泣きそうになって
堪えたよ。
アトリウムチャペルだったから、ホテルの宿泊してる人達からも拍手や
「おめでとう!」って祝福されながらの入場で、本当に幸せでした。

旦那さまと言葉を考えて何度も練習した、
「結婚誓約書」は、なんとか噛まずに言え、
まぁ署名する時は手が震えて汚くなるは、
旦那さまが日付を記入し忘れるはと多少ミスった。
壇上で、

「おめぇ日付書いてねぇぞ!」

と旦那さまを叱ってしまった。
まっ、これもご愛敬。
んで、お決まりの「誓いのキス」ですがね、
打ち合わせの際に担当者の方に

「こればっかりは強制でやって頂きます!」

ってニヤケ顔で言われたんですよ。
それでもなんとか勘弁ならんかと食い下がったんですが、
即却下。ぶちゅっと一発かましました。
でもね、今はやっぱりやってよかったなって思います。
そこでも泣きそうになりましたねぇ。
最後はたくさんの風船と花びら、そして親友や親友のお母様が
長い時間をかけて作ってくれた綺麗なレースのシャワーが
頭上から降り注ぎ、いや〜綺麗でしたよ!
このホテルで式をやりたいって思ったのは、
このバルーンシャワーを見たのがそもそもの
きっかけでしたから、それが実現したあの瞬間はたまらない気持ちでした。
それに、友の愛情たっぷりのレースのシャワーも加わりさらに喜びも倍増。
ほんの一瞬の出来事でしたが、あのときばかりは

「あぁ、ドッキリドキドキばりに繰り返されないかなぁ」

とね、思いましたよ。
本当に感動した。
やばい、結婚式最高って思った。

(マエケンだけどな)

そして…
その後は披露宴と続きますが、それはまた後日。




mai5015 at 15:28│TrackBack(0) 日記 

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