2011年09月27日

邂逅

4話表紙


メイド7第四話「太陽の矢」の表紙的な絵です。

 美柑の背中から少女が一歩歩みだそうとする、その前に美柑の右手が遮るように突き出された。
「この少女は私が保護した」
「お、おねぇちゃんっ!」
 見上げると、毅然として男たちを睨みつける美柑の横顔があった。
「馬鹿なイルボンサラム……格好つけるのは良いが、これが目に入らないニカ?」
「入ってる、ノリンコ製のトカレフの劣化コピーなんぞ典型的過ぎて笑えもしない。
 挙句に手入れが悪いガラクタだな、まともに撃てるのか?」
「……余り我々を怒らせるな」
「この少女を大人しく行かせようが、最初から口封じに私は殺すつもりだろうがよ、勝手に怒れ馬鹿キムチが」
「……!」
 怒りの余り、男二人が銃を持った腕を上げた。
「だめーっ!」
 銃を構えた手を上げて、狙いをつけようとした二人はありえないものを見た。
「な」
 視線は女から離していなかった……それなのにさっきまで何も持っていなかったはずの手が何かを握ってこちらに向いていた。
 彼女が何かをした気配は、翻るコートの長い裾だけ。
 銃口が彼らにピタリと狙いを付ける。
 アドレナリンが見せた幻影か……彼女が向けた冷ややかな瞳がこちらを射抜いたように見えた瞬間……男たちの銃を持つ手が血飛沫を撒き散らす。
 激痛が脳を直撃した後から轟音が聞こえた……そんな気がしたほどの、それは男たちの想像を遥かに超える早撃ちの技だった。
 更に酷い事に、殆ど同時に男たちの右腕の骨がいきなり肩から外れた。
 まるで見えない手に掴まれて引き抜かれたようだった。
 脱臼したせいで体に力が入らない。
 激痛も有って、二人は地面に転がった。
「言った筈だ三流……まともに撃てるのか、とな」
 激痛にのたうつ男たちの上に、轟音が揺らした枝から落ちる白い雪が降り注ぐ。  

Posted by maid7 at 09:11Comments(0)  

2011年09月25日

ありえない

ruri_06


瑠璃がこんな顔をするのは。

瑠:……そこまで言いますか。

追記
とりあえず塗ってみた
ruri_06
  
Posted by maid7 at 18:33Comments(0)  

2011年09月22日

夏の終わり

byaku_29


最近だと、今くらいの時期まで夏と言って良いんじゃないかという位暑いよ……  
Posted by maid7 at 05:58Comments(0)  

2011年09月15日

まんせーまんせー しょうぐんさま

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110914-00000127-jij-int

以下、記事転載

「総書記登場にキジが合唱」=権威付けに超常現象動員―北朝鮮
時事通信 9月14日(水)19時36分配信
 【ソウル時事】「将軍様が登場すると数十羽のキジが合唱を始めた」―。北朝鮮の祖国平和統一委員会のウェブサイト「わが民族同士」は14日、金正日労働党総書記に関する神秘的な逸話の数々を紹介した。故金日成主席生誕100周年の来年を前に、金総書記の権威を高めようと、超常現象まで持ち出した形だ。
 同サイトによると、金総書記がある軍部隊に到着するとキジが総書記の乗った車の方を向いて一斉に鳴き始め、万歳の叫び声のようだったという。
 金総書記が別の部隊を訪れた際の逸話では「それまで咲かなかったバラの花が、その朝数え切れないほど開き、辺りを深いバラの香りで満たした」と伝えた。 

以上

写真のない、不親切な時事通信に替わって、イメージ映像
しょーぐんさま
  
Posted by maid7 at 11:40Comments(0)  

グレースケールも描けないとね……

dark_zeninshugou_01
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苦手なんだよ、普段色塗って誤魔化してるのバレバレになるんで(涙  
Posted by maid7 at 11:34Comments(0)  

2011年09月04日

ヒガンノハナ

akane_09


その華は血よりも尚赤く。  
Posted by maid7 at 19:54Comments(0)