d52d224a.jpg メイド服ブランドのキャンディーフルーツ(カシス)とコスプレ雑誌の「COSMODE」が中心となって、日本メイド協会を設立した。公式サイトでは「メイド」の定義があいまいも「コスモードギャザリング2007春」は配布されたチラシによると、メイド喫茶をはじめとするメイドを取り扱う店舗、サービス全国200店舗超が対象のよう。萌えブームのメイド喫茶以前のハウスメイドサービス、いわゆる家政婦は除外。
 活動内容として、メイドイベント、店舗間のイベント開催の窓口、広報活動、メイド育成で、フリーマガジンの発行とメイドセミナーの開催を9月から、メイド検定を12月から予定しているという。準備室は千代田区神田須田町。

 現在、協会の加盟店は、カシス、山下眼鏡店、英知出版(3月30日倒産)の3社。会長を「コスモード」編集長大門太郎氏、理事長はカシス・キャンディーフルーツ代表の小野哲也氏。既に秋葉原のメイド系のお店には接触しているという。

 実は活動内容は秋葉原を中心に各メイド系ショップなど誰かしらが担ってきた。例えばメイドイベントは六本木のメイド喫茶イベント「萌えカフェ」「打ち水っ娘」は秋葉原の複数のメイドカフェが中心となって運営された。メイド育成としてはメイド整体サロンの癒あmaidenが中心で「メイド養成アカデミー」(第3回が4/10〜12まで開催、まだ受付間に合うかも)が月1ペースで開催されている。そして広報活動としては各自公式サイトやメイドカフェでGO!などへの出稿など。広告以外では関東でははげ丸のメイド喫茶レポ、メイドさん的BLOG、関西ではExciteStageが活発にレポートしている。mixiのメイドカフェ関連のコミュも盛況だ。メイド検定も以前、電脳メイドしづ子20GBのCGIであったり・・・フリーペーパーは秋葉原のフリーペーパーは苦戦しているところが多いので、かなり厳しいかと。

 協会設立のタイミングとしては「コスモード」は版元の英知出版の倒産(別の出版社で継続とのこと)、カシスはコラボレーションした魔法のティールームの大失敗(2ヶ月で撤退よりもその過程含めて)と正直いいタイミングではない。

 それでも「コスモード」は、2005年に『コス&メイド―最新全国メイドサービス66店(AA)』という神メイド本を出している(倒産した出版社の本は返品するのが通例で、在庫がいつまであるか怪しいので購入は早めに)。再びメイド喫茶のガイド本なりができれば、業界活性化となりそれはうれしいこと。

 一方、メイド服の衣装メーカーとしてキャンディーフルーツは有名でも、ほかにコスパ、レティキュール、キャンディーワン、ボディライン、ミアコスチュームなどあり、メイドカフェの制服もそれぞれのメーカーや自社で作成するケースがあるので、衣装メーカー主導の協会に見えてしまうと参加店も限られてしまう。

 これから見えるのは、キャンディフルーツオプティカルや魔法のティールームと同様に、カシス側が他業種とのコラボを狙った可能性が見えてくる。今回はメディアを使うことで、業界をまとめようという戦略。新規参入者に対して、メイド服の納品のほか人材育成やコンサルティング、広報活動まで請け負うことで収益を上げようというビジネスモデルが見えてしまう。

 こんな裏を簡単に想像させてしまう日本メイド協会を取り巻く環境も、創設メンバーの会社の現状以上に悪くなってきている。秋葉原はメイドカフェ目当ての観光客もいるため、まだ恵まれているが、地方ではなんとなくで始めたメイドカフェがどんどん潰れている地区もある。逆にうまく行っているお店には協会は不要と独自路線のカフェも当然ある。

 「ブームから文化へ」はなかなか前途は厳しい。

 なお4月16日になってアキバ経済新聞にも紹介されています。このブログは新聞社向けの表記を模倣するため「メード」としているけれども、今回は「メード」と「メイド」を明確に区別しているため、新聞社が取り上げる場合も「メイド」が正しい表記となります。新聞記事ではまだ日本メイド協会に言及したものを確認していません。

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<参考サイト>
日本メイド協会
メイド養成アカデミー
電脳メイドしづ子20GB|メイドさん検定

<参考ブログ>
日本メイド協会(クルめNEWS β)
メード普及を目指し「日本メイド協会」設立−「メイド検定」実施も(アキバ経済新聞)