2000年12月

2000年12月31日

本年2000年の最後を飾るのは、ヴィランクのニュースとあいなった。スイス自転車連盟がついにヴィランクの出場停止期間を決定した。措置は20012月から執行となり、期間は9ヶ月。フェスティナ裁判で使用禁止薬物を摂取したことを告白したことにより、罰金は4000スイスフラン。(1スイスフラン=70円程度)フェスティナ裁判では有罪を免れたものの、最終的にこの措置により、実質2001年のシーズンは、ほとんど走ることができなくなる。ポルティもチームをたたむこととなったため、彼はチーム未定のままの年明けとなった。これで選手生命が絶たれる可能性もあるが、彼のマネージャーや弁護士など 周囲は、まだ戦う構えを見せている。この出場停止処分を不服として、21日以内にスポーツ調停の場で、訴えを起こすことが考えられる。しかし、当の本人のヴィランクは、周囲よりも、もっと感情的になっている。ラジオのインタビューではこう語った。「理解できない。これで僕のキャリアは終わりだ。チームもない。チャンスはつぶされた。カムバックする気力もない。僕の選手生命はぶちこわされた!!」



2000年12月30日

フェスティナとすったもんだのベロキが、結局、年末ぎりぎりにオンセと3年契約を果たした。3年で3億ぺセタ程度の契約金と見られる。しかし、フェスティナとの1年契約を破棄した罰金として支払う金額は、7千万ペセタだ。ちなみに彼は弟のゴルカもオンセに引き連れてくることになった。これでオンセは、オラーノ、イゴール ゴンザレス・デ・ガルデアノ、ベロキと、柱が揃った。



2000年12月29日

スイスの自転車連盟は、ヴィランクの処遇を明日決定することになった。今の所、6~12ヶ月の出場停止と罰金(或いはどちらか片方)になるものと思われる。出場停止が決定した場合、処分のスタートは来年2月からとなるため、6ヶ月の出場停止であったとしても、ツールには間に合わない。



2000年12月28日

「(昨今の爆発的ドーピングまみれな現状に関して、)選手がかわいそうといった感が漂っているが、プロ選手は確信犯だ。」というお便りを頂いた。
 

確かにヴィランクは、トレーナーのウィリー・ヴート氏の家の冷蔵庫から薬物を取り出して自ら進んで、ある時は制止を振り切って禁止薬物に手を出したし、彼はツールの最中、他の選手に比べ、群を抜いて多い量の摂取をしていた。(フランス2の報道によると、ヴートがつけていた日記には、ヴィランクがほぼ毎日ツールの最中に摂取していた記録が残っている。それに対し 他の選手は、飛び飛びに摂取していた。)また、先日裁判所の決定を受けたフェスティナの元監督リュッセル氏も、「選手は犠牲者ではない。彼らもまた、ドーピングを利用して、それに乗じている。」と語っている。

また、エントリーした通り、現在ジャン ドゥラトゥールで走っているクリストフ・バッソンの例を見てみると、彼は、ドーピングをせずに正々堂々を走ることを信条としてきたが、結局ツールで締め出しを食うという経験をした。選手仲間では、彼は異端児と見なされたのだ。彼曰く、プロトンでクリーンな選手は自分やフランス人のアルガンほか、2,3人しかいない、と。

つい最近の例では、有名なイタリア人ライダーの息子が、プロ選手になる夢を捨てた。「ドーピングなしではやって行けないこんな世界、僕は嫌だ」と言い残して。

 

一方で、ドーピングの悪習に感づきながらも、それを営利的に利用していた者もいる。ツールディレクターのジャンマリ・ルブランが裁判の最中に言った言葉が思い出される。彼は、「もしも今知ったことを、その当時知っていたとしても、恐らく同じことをしていただろう。ツールを中止していたら、自転車競技そのものが滅亡してしまっただろうから。」と言って、フェスティナ裁判で、ドーピングの事実が次々に明らかになっていく中、ツール'98を中止しなかった。
あの当時を振り返って、レース続行を決めた判断が間違っていなかったことを強調した。さらに、ドーピングがここまで無限大にツールを侵していたことを知っていたとしても、やはりツールを中止をするわけにはいかなかったと本音を語ったのだ。自転車競技存続のため、という大義名分を掲げ、健全性は二の次でツールという花形レースを利用して、金もうけする主催者側の姿勢がある。

どうやらスポンサー、レース実行委員、選手、それぞれが、それぞれを利用して、金儲けや知名度アップを図る構図が根付いているようだ。

ヴエルタでも、魔の山エル・アングリルがコースに入ったのは、あんなにスゴイ山を登るところを観客に見せて、レースを面白くしようというスポンサーの意図があった。だから、レース前に、マスコミは、大袈裟にエル アングリルの記事を連発した。でも結局非難を浴びて、あのコースは次年度以降とりあえず廃止となった。(だが後年復活。)レースを面白くすることにより、選手への負担を増加させる。無理強いをして違反を増長させるかのように。

それが証拠に、残念ながら、エル
アングリル廃止の理由は、選手を思っての判断ではなかった。100人もの選手が背中を押してもらって走ったという、目を覆いたくなるような面目ない実態があった以上、いくら神話の山だからといってもエル アングリルというすごい山をコースに入れるのは意味がなくなったからだ。客寄せパンダが、ハリボテだと判ったから止めた、ただ、それだけのこと。相変わらず、客寄せパンダを探そうとする主催者側の意図は変わらない。

前述のリュッセル元監督は、最近の裁判後にこう語った。「ツールは、ドーピングなしで勝つことは無理だ」と。マペイのルフェーブル監督が、今年のツールで失言した内容が、改めて繰り返されている。

更に、ツール98から去って行く時、オンセの選手が、TVカメラに向かって文句を言った場面を私は今でも忘れない。「スパゲティだけ食べていて、一体こんなハードなコースを完走できると思うか?」と。

レースを、よりスペクタキュラーにしようとするがために、プロの体力ですらハードなコースを選手に強いる主催者の姿勢があり、それに乗かって名声を得ようとする選手がいる。さらに超人的な走りを期待する観衆がいて、華々しい活躍で利を得るスポンサーは更なるプレッシャーをかける・・・
 

結局のところ、全ての関係者が蜜月関係にあり、もちつもたれつ、その均衡を破ろうとする者は、バッソンのように威嚇され、マージナル(異端者)とレッテルを貼られる。なんともやりきれない。



2000年12月27日

先週の土曜、ファームフリッツのライダー ヴァンペーテヘムが挙式を挙げた。そして、時を同じくして、UCIからは、彼のマーキュリーの移籍を正式に認めるレターが届いた。これで、彼にとってはいい形で年が越せそうだ。あと残るは数ヶ月分の未払い給与の問題だけとなった。また、ファームフリッツがドモというチームに統合となるのに際し、ドモに加入し損なった選手は、保証金として給与の30%を受領しているため、ヴァンペーテヘムは自身にもこの規定が適用されるべく、今後 主張していく。



2000年12月26日

オンセのチームドクター、ニコラス・テラドスをご存知だろうか。未知谷から出版されている「ツールドフランス物語」に出てくる人物で、オビエド大学医学部で基礎医学を学び、その後デンマークのサルティン教授に師事し、運動生理学を学んだ人物だ。高地トレーニングに関する医学博士論文を書いたことがきっかけで自転車界に入ることとなったという。このテラドス氏、実はフェスティナ裁判で、ヴィランクらとともに被告席についていた。ドーピング剤所持の疑いがかかっていたのだ。そしてその彼が、今回、裁判所の判決を不服として、控訴することを決めた。判決内容は執行猶予付き2ヶ月の懲役と合計1139千ペセタ弱(1ペセタ=約0.6円)の罰金だった。裁判所が決定した罰金の金額は、先の検察側の主張よりもはるかに少ない金額だった。なのに、何故彼は上訴したのか?

本人がスペインのスポーツ紙アーエスに語ったところによると、確かに罰金は検察側の主張や、本人の想像より低い金額であったが、金額云々の問題ではなく、医者やチームとしてのイメージが損なわれるのを防ぐため、完全な無罪を主張したいのだと言う。正式な控訴理由は弁護士に任せることになるが、所持していた薬物は、違法ではなく、治療用であったことを全面的に主張する見込み。所持していた薬物が違法とみなされた理由は、ツール用に持ち込む際、フランス税関に申告していなかったためだ。

更に、持ち込んだコウルディナといった物質が毒物扱いされたのは、フランス国内に、その物質が存在しなかったため、とされている。その場合、申告しなかったテラドス氏側に責任があるのは当然と思われるが、実は、これまで、スポーツ選手の治療用に他国に持ち込む薬物の申告は法律で義務づけられていたものの、自転車競技のみならず他のスポーツでも、実際には一切申告をしないのが通例となっていたらしい。そして、たまたま今回だけ、その通例通りに申告をしなかったことによって、罰金と執行猶予付き判決が下ったため、オンセ側としても納得がいかない模様。ちなみに彼に対する罰金の内訳は、通常の罰金の
126,500ペセタに加え、税関追徴課税の759,100ペセタと253,000ペセタで、合計、1,138,600ペセタだった。

また一方で、フェスティナの元チームドクターの
Rijckaert氏は、癌の治療のため判決が延びており、今回の報道では ただの癌という表記でなく、末期癌という記述になっていた。彼が他人に危害を加えるといった重大な犯罪を犯してしまったのならまだしも、今回の騒動は時代の流れが生んだ膿のようなもの。彼がたまたまこの時期にフェステナの医師であったがために、遭遇してしまったという見方の方が合っているだろうし、彼自身が主導的に一連の騒動を引き起こしたとは言い切れないだろう。ある種 時代の犠牲者と言えなくもないのではないだろうか?そういった意味では、もしも、彼が裁判で「被告」のまま生涯を閉じることになってしまったとしたら、それはそれで、やはり(本人や周囲にとって)哀れな気がする。(EX



2000年12月25日

週間前の裁判所の判決に対し上訴する意向を示していた パンターニ。弁護士に逃げられたあと、新しい弁護士を見つけた。一般に、パンターニの形勢は不利と見られているが、引き受けたチェッコーニ弁護士は、「パンターニのヘマトクリットの異常な値に関する論議は、すべて仮説の上に成り立っている」と反論。意欲を見せている。



2000年12月24日

USPのフランキー・アンドルーが引退することになった。彼は昨年(1999年)と今年、USPとしてツールにも出場。アームストロングのアシストとして頑張った。今迄ツール出場回数は9回。衰えてから辞めるのは嫌だということで、まだ余力を残しての引退となった。今後はUSPで、ダイレクターの一人としてチームをサポートする。



2000年12月23日

来年のDiv の22チームが決定した。選出方法は、1130日付けのUCIランキングにより、トップ16にいたチーム。そして、Div No.1チーム(エウスカルテル=EUS)、そして選手を2001年に新規獲得して、ポイントを集めたチーム5チーム: 

ドモ、メモリーカードを前身とするCSCCA=返り咲き、強豪選手の獲得で一気にDiv 昇格となったコースト、そしてマーキュリーも。

一方で、AG2RFDJDiv からはずれてしまった。チーム消滅のビタリシオと、実質消滅のポルティもむろん姿を消した。2001 UCIチームランキングは以下:

1.MAP、2.TEL、3.FAS(フォッサボルトロ)、4.LAM、5.KEL、6.RAB、7.VIN(ヴィーニカルデローラ)、8.ONC、9.BAN、10.FES、11.USP、12.LIQ(リクイガス)、13.COF、14.LOT、15.SAE、16.MER、17.EUS、18.DOM、19.CSC、20.MER、21.COA(コアスト)、22.CA



お約束通り、22日、フランス北部のリルの町でフェスティな裁判の結審があった。今朝、France 2のニュースでもその映像が映った。決定後インタビューに応じたリシャール・ヴィランクは、髪の色が脱色/金髪から昔の黒い色に戻ったせいもあってか、以前のカリスマ的華やかさが影を潜めた様子だった。(こんな場で、キラキラしてたら逆に変か。。)そしてヴィランクは求刑通り無罪に。「この2年半は非常に長かったが、今回の決定に満足している。」と述べた。

トレーナーのウィリー・ヴート氏は懲役10ヶ月執行猶予付き、罰金30000フラン、元監督のブルーノ・リュッセル氏は、懲役1年執行猶予付きで罰金50000フランと、被告の中では最も重い判定が下った。リュッセル氏は、この決定に不満だったのか、「選手もドーピングをやる、やらないという自己判断ができたのだから、同じように重い刑に処すべきだ。」と、暗にヴィランクが無罪になったことに対し、辛口コメントを述べた。しかし、裁判所は、ドーピングが組織ぐるみで行われるようになることを未然に防げなかった自転車関連団体の責任も大きく、その当事者が被告にあげられなかった事実を重視。そのため、被告たちには、一様に、軽い量刑を下したものと思われる。尚、フランス2 TVは最後に、今月29日にスイスの自転車競技連盟が下すヴィランクへの出場停止処分が6ヶ月であろうと述べ、「これでヴィランクの選手生命も危機的状況になるはず」、述べた。裁判所の刑は無罪でも、彼にはまだ、連盟による社会的制裁が控えている。(EX



2000年12月22日

最終的にベロキがフェスティナとの来年度 1年契約を破棄することが決定。違約金は7千万-1億ペセタ(1ペセタ=0.6円程度)に上るとのこと。それでも移籍を希望したということだ。気になる移籍先だが、これがまた不可解。バネストと契約交渉をしているのにも関わらず、第1希望はオンセだと表明。これは、本心なのか、自分を高く売るための戦略なのか?とスペインマスコミも首を傾げている。(EX



主要ライダー3人が怪我に悩むマペイ。

ミケーレ・バルトリは99年のツアー・オブ・ジャーマニーでの右膝の怪我を引きずっている。現在、ベルギーの物理療法者とともに全快を目指す。

次にオスカル・フレイレ。以前お伝えした通りの状況が続く。今も毎日3-4時間の物理療法を続けている。

更にはトム・ステルス。2000年後期は冴えなかった。ツール2勝はしたものの、ヴィールス性の病気でオリンピック欠場。加えて、最近では右手骨折で、石膏固め状態。現在毎日3時間のライディング トレーニングを行ない調整している。「ここ数ヶ月で、徐々にいい感じに回復してきている」そうで、116-21日のツアー・ダウンアンダーへの復帰に向けているところ。



2000年12月21日

メカニックの永井孝樹さんやマッサーの中野喜文さんの連載ですでに日本では知名度抜群のチーム、ファッサボルトロ。クラシックなどでポイントを稼ぎ、優良チームとして地位を確固さるものにした。2001年の注目は、フランチェスコ・カサグランデのジロ リベンジ。最後の最後で惜しくも2位に甘んじた男が、来年の目標と断言しているジロで、どんな活躍を見せてくれるか。周囲を固める布陣としては、特に山で強いウラディミール・ベッリとダリオ・フリーゴのアシストが支えてくれるだろう、とカサグランデは言っている。他にもワールドカップで総合3位だった今年を上回る成績を取ることも、もう1つの目標だ。一方で、セルゲイ・イワノフは北のレース(ベルギーなどのクラシック)に集中する。フランドル、フレッシュ・ワロヌ、リエージュ-バストーニュ-リエージュ、アムステルゴールドなどでベストを尽くすと語る。チームとしては、初めてツールに参加する。ヴエルタ総合5位のライモンダス・ルムシャスが上位をめざす。他にもディミトリ・コニシェフ、ファビオ・バルダート、マッテオ・トザット、アレッサンドロ・ペタッキなど、今年上位陣に名を連ねた選手が顔をそろえる。



もうすでにご存知の方も多いだろうが、日本のエース阿部良之選手が来年イタリアのDivIIチームコルパックへ行く。現在31歳。今年のツアー・オブ・ジャパンで日本人最高位の16位の成績を収めた25歳の野寺選手も一緒にチームにジョインする。



2000年12月20日

このほどスペインの新聞社主催で 今年の活躍選手に関する投票が行なわれた。投票したのはスペインチームの監督など。2000年の最優秀選手はランス・アームストロングに決定した。2位はヤン・ウルリッヒ、3位はロベルト・エラス。アームストロングのNo.1は文句なし。オンセのサイス監督がウルリッヒに投票したりしたが、2票を除いてあとは全員がアームストロングに票を投じた。一方エラスは、スペイン選手のリーダーとしてNo.1に輝き、以下は同数でフレイレとベロキが続く。(カセロも1票取ったが、フェスティナのフェルナンデス監督の票だった。)また、2000年度の最優秀クライマーも エラスが受賞。ほぼ全員一致の結果だった。唯一、エラスに投票しなかったのはバネストのウンスエ監督。彼はパンターニに1票を投じた。2000年最優秀チーム賞はケルメで文句なし。ケルメのアシストのホセ・ルイス・ルビエラ(時季USPへ移籍)もアシストとして脚光を浴びた。最優秀スプリンターはエリック・ツァベルに。スペイン最優秀スプリンターはオスカル・フレイレに決定した。



122日で38歳になるロットのライダー チミルがこのほど、インタビューで、2002年、ベルギーで行われる世界選を最後に 引退する意思があることを明かした。彼にとっては、象徴的ともなる終わり方ではないか。なお、ヴィランクの制裁(1222日に下される予定でいる裁判所の決定とは別に、スイスの自転車連盟が決定する出場停止に関する制裁)は1229日に決定することが決まった。今の見方では、「6ヶ月の出場停止処分」の線が最も有力だ。



2000年12月19日

先日お伝えしたデビット ミラーのマイヨージョーヌが先週金曜に落札された。最終各は1000ポンド(約17万円)。落札者は、ジャージを彼女へのプレゼントに購入した模様。購入金額は英国内の基金に回される予定。



現在ヘマクリット数値の上昇に関わるドーピング問題で係争で、先の裁判所の決定に不服を申し立て 上訴を決めていたパンターニだが、彼の担当弁護士が、このたび弁護を降りると言い出した。「よく考えた上の決定。弁護はパンターニの潔白を証明して、初めて成り立つ。」と述べた。そして、決定をくつがえすには今後、弁護人、戦略を変えて望むことが重要であることを示した。この報道は、今日様々なメディアがとりあげているが、スペインの新聞には、「パンターニ、一人ぽっち」の見出しが躍っている。



2000年12月18日

スペインのTVEテレビが15日夜に伝えたところによると、フェスティナと契約でもめていたベロキが、2001年からバネストと3年契約を結ぶことになったとのこと。ベロキは、フェスティナとの契約破棄について、「フェスティナから去っていく理由は今は話せないが、その内容を聞いたら、みんなも納得してくれるはず。」と語った。一部の説では、2000年半ばにフェスティナから受領したオファーの金額にわだかまりがあるとも言われている。内容は:「5年契約で6億ペセタ」。5年契約もすれば、通常もっと金額は上がるのが常識。(1ペセタ=0.6円ほど)ベロキは、「この金額を聞いただけで、みんなも、なんとなくわかってくれるはず」、とコメントした。ただ、この報道については、まだ他のマスコミは慎重に受け止めており、スポーツ新聞の見出しよろしく、クエスチョンマークつきで報道している。本当にバネストに行くのかは、まだ不透明という受け止め方だ。実際、彼は、契約交渉はしていないものの、USPなどのチームにも魅力を感じているらしい。最後にベロキの目標は、ツールで2000年の成績を上回ること(つまり1位か2位)だ。



2000年12月17日

ランス・アームストロングは、料理の前に食材をすべて秤で計ってから食べるらしい。そうやって、どのくらいカロリーをとって、どのくらい消費するのかを計算する。例えば、朝食の場合、ミューズリー(シリアルの一種)、バナナ、豆乳を計ってカロリー計算をする。ランチも夕食も同様だ。いやはや、ストイック。

尚、蛇足ながら、アームストロングはアメリカでWheaties=フィーティーズというシリアルの箱に登場している。ある雑誌が"シリアルボックスの顔になったサイクリストは彼が初めてだろう"、という記事を掲載したところ、さっそくニュージャージーの読者から手紙が来て、80年代にダグ スミスというサイクリストが同じシリアルの箱を飾っていたというコメントをよこした。そして、その読者は、88年にそのスミスからサインを貰った際、彼の顔が描かれたシリアルの箱にサインをもらったとか。彼は、今ランスの顔が出ているWheatiesの空き箱をしっかり取っておいて、次回、その箱にランスのサインをもらうのだ、と張り切っている。