2000年06月08日

ツール有力選手たちは、もちろんツールへの調整に余念がない。

最近行われた主要レースはクラシックデザルプ、進行中の
ドーフィネ・リブレなどがあるが、優勝を本気で狙うより、腹8分目程度で無理をしない、というのが主流ともいわれる。

特にスペイン選手の間では、ピエポリの例を引き合いに出して、自重傾向が強い。

思い起こせばこんなことがあった。
ジロ直前のヴエルタ
アラゴンでバネストのイタリア選手ピエポリが優勝。彼は、この波に乗って、ジロのステージ優勝を目指していたはずだったが、ジロの前に燃え尽きてしまった、といった評価が下されている。

直前の小さい優勝よりも、でっかいツールで目立つ、それが今の各選手の目標となりつつあるようだ。

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1522日に行われるボルタ カタルーニャも、スペインでは大きいレースだが、バネストなどのスペインチームは、余り無理をしないように、といったお触れを出している。

最もビタリシオはツールに出ないから、全力で当たってくるだろうが。
ちなみに昨年のカタルーニャレース制覇はベルトラン。
彼は、最終日の
TTでステージ優勝をし、そのまま総合優勝をした。
身長
178cm体重59キロのベルトランがTT優勝?ベルトラン通としては驚かざるを得ない。
が、なぞは解けた。

最後の
TTは実はスペイン語で言うところの「クロノ エスカラダ」=山岳TTだったのだ。
勾配
12%が一ヶ所、3ヶ所が9%という14キロのコースだったので、山岳に強いベルトランがヒメネスやベロキを抑え、最終日の前日まで4位だった順位を一気に1位に上げ、優勝したのだった。

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月になるとみんなツールにばかり目が行ってしまい、直前のレースには余り関心がないかもしれない。でも、ツールの行方を占うには、しっかりチェックも必要、といったところ。