2008年09月09日

今週の六十余州 その8「34. 越中 冨山 船橋」

34図 越中国は富山県全域を指す。『加越之山川記』によれば、「神通川は第二ノ大河ナリ。番山の北、舟橋有り、舟数六拾六艘程入」とある。舟をならべて、縄や鎖などで両岸につなぎ、橋とするものが船橋で浮船橋とも、浮橋ともいわれるものである。船橋で有名な地は、上州の佐野とこの富山とがある。

(画像をクリックすると拡大します)

 湾曲した船橋の形が示すゆるやかなカーブが、水の紺色、特にぼかしのあざやかさと協調して、静かな画面をつくりなしている。

34図部分 点描する人物もよく見れば、一人一人が生き生きとしている。これも広重風景画の特色の一つで簡潔のなかに人間姿態の機微を表現、描かれている人物の会話が聞こえてきそうである。
(別冊解説書より抜粋)


歌川広重「六十余州名所図会」の紹介ページはこちらです。


mainichi_art at 10:23│Comments(0)TrackBack(0)今週の六十余州 

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