2008年12月16日

今週の六十余州 その22「17. 江戸 浅草市」

17図浅草界隈で開かれる市というと、ほおずき市、朝顔市、酉の市、羽子板市などがばっと思い浮かぶ。しかし、「浅草市」といわれる市はありそうで、どうも思い当たるものがない。どうやら江戸時代には「浅草市」というものが、浅草観音附近で毎年12月の17,18日開かれており、そこでは、正月用のお飾りや、日常の台所用品など、生活に必要なありとあらゆるものが売られ、大いに賑わったということです。
明治以降は、そういう日常の必需品などを売る「店」が日常的に数多く出来、「浅草市」は次第に廃れていきました。
現在では、「羽子板市」が同じ日に浅草観音近くで開かれ、テレビのニュースなどで「変わり羽子板」が話題となっています。
今年だと何でしょうか、オバマ大統領、北島選手、太田選手などオリンピック選手なども登場しそうですね。麻生首相がどう描かれるかも楽しみです。

広重の「六十余州名所図会」では各国一図ずつとなっているのですが、武蔵の国だけはこの絵と「隅田川」の2図が描かれています。やはり地元。ひと絵柄に絞りきれなかったのでしょう。

17図部分それにしても現在の浅草以上とも言えるごったがえすような喧噪に、世界一の大都市・江戸の庶民の熱気を感じることが出来、その一方で夜空に輝く冬の星空が年の瀬の凛とした静けさも醸し出しています。


歌川広重「六十余州名所図会」完全復刻版の紹介ページはこちらです。(O)
mainichi_art at 10:00│Comments(0)TrackBack(0)今週の六十余州 

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