2009年01月20日

今週の六十余州 その26「16. 武蔵 隅田川 雪の朝」

16図
 画面中央を流れる隅田川に左手前からほぼ直角に合流しているのが「山谷堀」(さんやぼり)。

 音無川の三ノ輪あたりから隅田川の今戸をつなぐように掘られた掘割で、水害対策とともに、灌漑の補助もかねていた。こういった堀は江戸にはたくさんあったが、堀といえば「山谷堀」を指すほど著名で、船宿や茶店が堀の両岸に並んだという。ちなみにこの山谷堀沿いをすすむと「新吉原」の遊郭へとつづきます。
 この図で見えている堀は現在は上をふさがれた暗渠となり「山谷堀公園」としてその名を残しています。
図右下に見える建物は待乳山(まつちやま)本龍院で、浅草名物七福神の毘沙門さんにあたる現存する寺院です。
いかがわしくも江戸の風俗のメッカともいえるこの地を、雪の朝の清浄な風景としてまばゆいばかりに広重は描いています。

16図部分朝早くから何処へ
http://blog.livedoor.jp/mainichi_art/archives/51142445.html
「17.江戸 浅草市」の夜景とこの朝の風景と地元である武蔵の国だけは2絵柄描いています。どちらも捨てがたいですね。

当時の山谷堀近辺の地図はこちらで御覧になれます。


歌川広重「六十余州名所図会」完全復刻版の紹介ページはこちらです。(O)


mainichi_art at 10:00│Comments(0)TrackBack(0)今週の六十余州 

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