2009年03月10日

今週の六十余州 その33「22. 近江 琵琶湖 石山寺」

22図近江(おうみ)の国は現在の滋賀県がそのままあてはまります。
滋賀の象徴とも言える琵琶湖は楽器の琵琶をさかさまにしたような形からその名がつきました。


西国巡礼十三番札所でもある石山寺(いしやまでら)は琵琶のネック、鹿首(かのくびというそうです)の先端にあたる琵琶湖南部に位置する、真言宗のお寺です。
石山寺のホームページによると、平安時代の宮廷の女人たち間で、石山寺の観音堂で読経しながら一夜を過ごすのが流行し、かの紫式部もここに参籠して「源氏物語」の相を練ったということです。現在でも紫式部ゆかりの華の寺として多くの参拝客を集めています。
22門前この絵では石山寺自体は描かれず、その門前町の一部とその賑わいが描かれています。一方、遠くに見える比良山脈、近江八景に数えられる「石山の秋月」にならった月に雁と静けさも感じさせます。画面中央を横切るように描かれているのは瀬田の唐橋、または長橋と呼ばれる東海道の道です。そこの夕映えはこれまた「瀬田の夕照」として近江八景のひとつに数えられています。


22月に雁
歌川広重「六十余州名所図会」完全復刻版の紹介ページはこちらです。(O)
mainichi_art at 10:10│Comments(0)TrackBack(0)今週の六十余州 

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