2009年05月19日

今週の六十余州 その42「24. 飛弾(騨) 籠わたし」

24図昔の旅は命がけと言いますが
まさに

飛騨の国は現在の岐阜県北部。
「籠わたし」というのは江戸時代には著名だったようで、
当時の俗語をあつめた辞書『俚言集覧(りげんしゅうらん)』には
「籃のわたし」の条に
「飛騨国、荒城郡ノ籃渡し。飛騨より、加賀ヘ超ユル山谷ニアル」
という説明がされてあるほどで、当時「籃わたし」といえばこの図の場所を指したようです。
なお、当社発行の歌川広重「六十余州名所図会」完全復刻版 別冊解説書によると、この場所は現在の岐阜県飛騨市神岡町中山と富山県富山市猪谷の間の神通川の上に架けられた籠わたしで、「飛騨より加賀へ超える」のではなく「飛騨より越中に超える」というのが正しいとしている。また同解説書によると、この地を訪れていない広重が、師匠の歌川豊広が描いた山東京伝作『小説浮牡丹全伝』中のさし絵をもとに作画したといわれています。





24図部分
(O)
mainichi_art at 10:07│Comments(0)TrackBack(0)今週の六十余州 

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