2009年07月14日

今週の六十余州 その50「15. 相模 江之嶋 岩屋ノ口」

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日本のモンサンミシェル(いや向こうがフランスの江の島か)と呼ばれることもあるように、潮の満ち引きで島が陸続きになるようなところは信仰をあつめる場所でもあるようです。(両島とも現在は道路橋でつながっていますが)

江の島の岩屋は海水の浸蝕によって長い年月を掛け出来上がった洞窟で、弘法大師や日蓮聖人が修業をし、源頼朝が戦勝を祈願した場所として知られています。江島信仰の中心となるところで現在も残っています。
江の島というと海水浴やマリンスポーツで遊びに行くのがほとんどで、岩屋のことなど知らない人も多いかも知れません。

実際湘南海岸側からは島の反対側に位置するため、島に渡らないと見ることは出来ません。
広重の図では右に岩屋洞窟への入口があり、左の細い路は江島神社への参道です。参道の上に紙垂(かみしで)が渡されています。穏やかな海のイメージの江の島ですが、波は高く、小舟の動きもこころもとなく、参拝の旅人も小さく書かれているため当時の江の島詣での厳しさが窺えます。(O)
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歌川広重「六十余州名所図会」完全復刻版の紹介ページはこちらです。
mainichi_art at 17:45│Comments(0)TrackBack(0)今週の六十余州 

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