2009年07月28日

今週の六十余州 その52「21. 常陸 鹿嶋大神宮」

21main常陸(ひたち)国は関東平野の東北隅に位置して、西は下野(しもつけ)、南は利根川が流れる下総(しもうさ)、北は奥州へつらなる磐城の諸国があり、東は太平洋に面している。
北は筑波の諸山であるが、南は原野広く、沼沢も多く、霞ヶ浦はその最大のものである。
鹿島郡にある鹿島神宮は豊香島(とよかしま)、又は天之大神社といい、中臣氏が祀ったと伝えられ、風土記などにも散見し、香取神と相並んで、東国の名祀である。
『常陸帯』によれば「香取より船に乗りて、息栖(いきす)の明神へ参る、これは鹿島の別所なり、是より鹿島の大船津へ打渡りて見れば、一の鳥居海の中へさし出て、いと高やかに作れり、二の鳥居まで十八町が間、爪先上りに登る」とあり、図中の一の鳥居の景観を述べている。
この図の一の鳥居は、明神鳥居の二本の柱の前後に枠控という建物の傾斜を防ぐための支柱を取り付け、本柱とこれとの間には貫を通している。海中の鳥居としての構築がみられる。

鹿島神宮のホームページ


歌川広重「六十余州名所図会」完全復刻版 別冊解説書より
mainichi_art at 10:10│Comments(0)TrackBack(0)今週の六十余州 

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