2009年11月03日

今週の六十余州 その66「61. 豊前 羅漢寺 下道」

61main 豊前(ぶぜん)国は現在の福岡県東部から大分県北部にまたがった地域にあたるが、明治時代に山国川(やまくにがわ)を境に福岡と大分の部分に分かれた。
 県境となった山国川の中流には奇勝として知られる耶馬渓があり、その中に羅漢寺がある。画題に羅漢寺下道とあるように羅漢寺川下にあるのが描かれている「青の洞門」です。

 青の洞門は越前の僧・禅海(1691-1774)が開削した穴道。曹洞宗の僧であった禅海は諸国行脚の途中、曹洞宗の寺で羅漢寺の総本山であるここを参拝した時、人や馬がしばしば滑落することを知り、近郷の援助を得て30余年の歳月をかけ1763年に完成させた。ところどころつけられた明かり取りの窓も描かれている。完成後は通行料を徴収し、日本最古の有料道路ともいわれています。(O)

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mainichi_art at 10:42│Comments(0)TrackBack(0)今週の六十余州 

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