2009年11月17日

今週の六十余州 その68「32. 加賀 金沢八勝之内 蓮湖之漁火」

32main 加賀国は現在の石川県南部で、加賀百万石といわれ江戸時代に権勢を誇った加賀藩は加賀国だけでなく能登、越中の三国のほとんどを領地としました。
 金沢八勝というのがどこを指すのが分かりませんが、蓮湖は金沢駅の北方に位置する河北潟のこと。潟が砂丘によって日本海と隔てられることによって出来上がった湖。5代加賀藩主が、美濃から蓮の苗を持ち帰り移植したところ、大変良質なレンコンが採れ、現在では「加賀れんこん」として知られるようになっています。
 金沢といえば日本三名園のひとつ「兼六園」が思い浮かぶのだが、兼六園の名称が付けられたのは天保8(1837)年頃とされているので、まだ著名ではなく、何より加賀藩の庭園として金沢城外郭に作られたものなので、庶民には関係のないところに違いない。ちなみに日本三名園は明治時代に称されるようになったものです。
(O)
32pt1
夜景の中の点々とともる漁火は、静かな湖に風情を添え、夜空に遠く黒い山塊を現す白山の雄姿に対して、寂々たるまたたきを示す、夜陰嫋々たるさまを描き出している。

歌川広重「六十余州名所図会」完全復刻版 別冊解説書より)
mainichi_art at 10:23│Comments(0)TrackBack(0)今週の六十余州 

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