2011年05月12日

フォント操作テスト

文字を右に振ったり左に振ったり、色変えたりのテスト。
テストしただけで実用しない事は良くある事。

********************
こぽ・・・

ごぽ、ぉっ・・・

苦しい・・・苦し、いっ・・・!  

  もう、ダメ、私、持たな、い・・・

やだ、やだ、わたし、死にたくない!    
溺れたく、ない・・・っ!    


    どうせ・・・溺れるの、なら・・・
    早く・・・楽、に・・・

      ゴボッ!
      ゴボボッ、ゴボ・・・!


!?      
わたしも、じき、に、      
あんな、風、に・・・?      


ごっ、ぽっ・・・        
ごぼ、ごぼぉっ・・・!        


        ・・・!!
        痛い、苦しい、
        水、が、入っ、て――!!


怖い! 苦しいっ!          
息、息、勝手に、出、ちゃ――!!          


お願、い、誰、か・・・っ


mainsadsoko at 13:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 自作 | ネタ

2010年07月07日

小さなミシャとおやすみの海

***前書きここから***
童話風に挑戦してみた。

何故挑戦したんだ、正気か貴様? >過去の自分
あと完成後の内容を確認した限りでは猫耳にした理由は無いように見えるが、一体どうしてこうしたんだ? >過去の自分

なお、本作品は発想の元となった文章が存在するのだが、出来たら当てないで欲しい。
***前書きここまで***



昔々ある所に、ミシャという名前の、それはそれは猫耳な少女がおりました。
ミシャは黙ってじっとしていればそれはまあ可愛い女の子なのですが、これが大層やんちゃな子供で、同じ年頃をした他の女の子達よりも、むしろ男の子達と一緒に、木登りやかけっこをして遊んでいる事の方が多い子供でした。



そんなミシャはある日、「おやすみの海」という海の事を耳にしました。
なにせミシャの耳は猫耳なので、色んなお話が沢山聞こえるように出来ているのです。
お話によるとその海は大層恐ろしい海という事で、子供は決して近寄ってはなりませんと強く言われている場所のようです。
女の子達は勿論、いつも一緒に遊んでいる男の子達でさえも、決して行こうとはしていません。

「そんなに怖い所だったら、きっと面白い事があるに違いないわ!」

ミシャはそう言って、引き止める遊び友達等を振り切り、一人っきりでおやすみの海へ向かいました。



さて。
ミシャが実際におやすみの海に到着してみると、そこは多少波はあるものの海の向こうまで緩やかに下る浅瀬となっている海で、とてもお話に出てくるような危ない海にはとても見えません。

「なによ、とっても静かな海じゃない!
全然楽しそうな事が起きそうになんてないわ、がっかりね!」

両手を腰に当て、ぷぅっと頬を膨らませているミシャ。
ちょっとばかり、おかんむりです。

「…でも、もしかしたら海の中には面白いものがあるのかも知れないわ?
ちょっと行って見てみましょう!」

一人きりの海岸で誰に言っているのか分かりませんが、そう言ったミシャは早速服を脱いでから簡単に畳んで波が来ない所に起き、泳ぐ時の格好になってから海へと入っていきます。



いつも、見た目は静かなおやすみの海。
しかしそれは上辺だけの事で、遠浅になっている海は打ち寄せた波の流れが乱れやすく、物凄い勢いで波が引いていく場所がある危ない海なのです。



「〜〜」

鼻歌交じりのミシャは、背の立つギリギリ辺りの深さの所を選んで右へ行ったり左へ行ったり。
泳ぐのは泳げるミシャですが、実はまあ、積極的に泳ぐかと言われれば実はそこまでではありません。
そんなミシャが、ちょうど海岸の真ん中辺りに入り込んだ時でした。

「〜〜、ぷぁっ!?」

いきなり強い水の流れに踏み込んでしまったミシャ。
まだ大人ではないミシャの力ではとても踏ん張ったりなんて出来ない強い勢いにもみくちゃにされ、ミシャはくるくる回りながら深みの方へ沈んでいきます。

小さなミシャをぱっくり飲み込んだ海は、それでも静かなまんまです。



(ううんっ……、ここ、どこ?)

いきなりの事でごちゃごちゃになっていた頭の中が落ち着くと、ミシャの周りは青い青い世界になっていました。

(海の……中? …あわわっ、息、息っ…!)

すっかり様子が変わったまわりにびっくりして、ぽかんと開けてしまったミシャの小さなお口から、大きなあぶくが一個飛び出しました。
慌ててお口を閉じるミシャですが、出て行った息はもう戻ってくる事なんてありません。

(んぐぐっ、苦しい…かも)

ついさっきまで、海の中できゅ〜っとなっていたミシャ。
もちろん、その間は息をしていませんでした。
ミシャのちっちゃなお胸がどきんどきんと鳴り出して、息がしたいと言っています。

(息、息したいの…。 …あれっ、足がつかない? …あれ? 上ってどっちの方かな?)

ちょっと慌てて手足を伸ばし、地面を探したミシャですが、実はさっきの波にそこそこ沖の方へ引き込まれてしまっていて、辺りを探った手足はお水を掻くばっかりです。
流された時にくるくる回されてしまっていて、どちらが上でどっちが下かも、今のミシャにはよく分かりません。

そんなこんなをしている間にも、ミシャの身体はどんどん力を使い、もっともっと空気が欲しくなっていきます。



(…うぅんっ!?)

大きく息を吐いてしまうミシャのお胸。
ごぼりっ、という音と共に、お口一杯分のあぶくが飛び出しました。
急に強くなった苦しさにびっくりして、耳も尻尾もぴぃんっと逆立ちます。

(く、苦しい、本当に苦しいよ! わ、私、こんなに苦しいのなんて知らない――あ、あうっ!?)

一つ、二つ、また一つ。
まるで打ち上げ花火みたいに、大きなあぶくの花を飛び出させていくミシャの身体。
その度に大きく跳ねる手足は、まるで踊りを踊っているみたいです。
腕を振り上げ、脚を突き出し、腰も尻尾も振り回して…。
耳もばたばた、大騒ぎです。



(うぅうっ、だ、駄目っ、このまんまじゃ私の息、みんな無くなっちゃうよっ!)

“このまんまじゃ溺れちゃう”、そう思ったミシャはもう一度、ぎゅっとお口を閉じなおし、更に両手で蓋までします。
お鼻の先がぴくぴく揺れて、息の粒々をまいていますが、もう使える手が残っていないのでそっちは閉じられません。

(息、息っ、息〜っ! どっち? あっち!?)

“きっとお水の上のほうは明るい筈”、ミシャはそう考えて辺り一周を見渡します。
ゆらゆら揺れる波のうねりで明るいも暗いももやもやですけれど、その中でもなるだけ明るく見える所を目指して、ミシャは残った力を皆引っ張り出します。
脚を腰ごとバタ足させて、空気を目指し一直線です。



(もう少し、多分もう少し……。 でも苦しい、今もう凄く苦しいよぉっ!)

頑張って頑張って、少しでも長くと我慢した息。
だけど、もうずっと前に息したばっかりのミシャの身体は、今すぐ息がしたいと言って、またまた暴れ始めました。
両手でした蓋のまわり一杯から、お空の入道雲みたいに沢山のあぶくが噴き出します。
身体がお腹を内側にしてぎゅうぅっと丸くなり、脚もきゅっと縮こまって、尻尾も身体に巻きつきます。
お耳もばたりと強く畳まれて、真っ赤なお顔もくしゃくしゃです。
こんなに息がしたいのは、ミシャの今までで初めてでした。



「うぅん、んむむむむぅっ…!」

だけどミシャは、それでも息を我慢しようとまだまだ頑張ります。
顔を赤らめて歯を食いしばり、右へ左へ身体を捩り、ちょっとでも長く持たせようと必死です。
息が出来る場所はまだまだもっと先、今は我慢するしかないのです。
だけど、けれどもミシャの身体は、ずっとずっと我慢のしっぱなしで、もう、ほんの少しだって待てないと言っています。



「ぷあぁっ!? あ、ふわああぁっ!?」

ミシャの顔がびくんと跳ね上がり、海の上の方を向いたお口が、一杯まで大きく開かれました。
細い首筋から背筋を抜けて、尻尾の先までが後ろへきゅうぅっと反り返り、まるでお月様のように綺麗なわっかを描きます。
びっくりしたみたいに開かれたミシャのまぶたの前で、大あくびするみたいに開かれた唇の間を、ミシャが持っている限りの全ての息が、元気一杯に通り抜けていきます。



「あぁっ!? あっ、きゃふっ、あっ!」

ミシャはもう一度、もう一度だけでもと手で蓋をしようとしますけれど、腕も脚も後ろから引っ張られたみたいに反り返っていて、まるっきりミシャの言う事を聞いてくれません。
自分の身体が息をするのを、もう自分で止められないミシャ。
持っている息をみんないっぺんに吐いたミシャの身体は、今度はお胸一杯に、新しい空気を貰おうとします。



「がふっ――ぁ――!!」

でも、今のミシャの周りにあるのは空気じゃないので、お胸の中には空気じゃないものが一杯飛び込んできました。
思っていたものと違うものが入ってきた身体は本当にびっくりして、今までよりもっと大きくじたばたします。
お胸の中が痛くて冷たくって、一杯一杯息をしているのに、もっともっと、我慢できなくなった時よりもっとず〜っと辛くなります。



「あ、がはぁっ! がふっ、きゃふ、や……あっ、か……!?」

びっくりしている身体や手足が一杯じたばた暴れるから、ミシャは上を向いたり下へ行ったり、ちっともじっとしていられません。
頭の中もぐるぐる回り始めて、目の前なんてぐらぐらのくらくらです。



「かは、かはっ……。 かふ、あぷっ……あっ。  あふっ、くぅ……ん……」

ミシャから元気に飛び出していった泡たち。
それに置いていかれたミシャの身体は、どんどんと元気が無くなっていきます。
細い腕は飛んでいったあぶくを追いかけて上の方へ伸びたまんまですし、脚は腿から背中の方へ折れ曲がって、連続でジャンプする時みたいにぴょこぴょこ跳ねていますけれども、それも体中が小さくぷるぷるっと震えるたびに、ふよふよしただるそうな動きになっていきます。
顎を上げた顔の表情も段々となだらかになり、一杯に開かれていた瞼も唇もゆっくり緩んで、ただただぼぉっと、遠くなっていく波間の向こうを眺め上げるばかりでした。



「…………」

空気から一番遠い所へ、頭からそぉっと降りてきたミシャ。
少しも息が残っていないのに、もうちっとも苦しそうにもがいたりなんてしていません。
ぼんやりとした面持ちで水面を見上げて、手足は降りてきた時のまんまの形で海の底へ寝かせて、そのまま流れに任せています。
最後に尻尾がゆらゆら降りてきて、腿に寄り添うみたいに寝転がりました。



おやすみの海と遊んだミシャは、その一番奥へとお招きされて、静かにお休みする事になりましたとさ。
おしまい おしまい。

mainsadsoko at 09:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 自作 | ネタ

2010年04月03日

動画を張り付けられるという事を知った(その2)

まあ、溺死後に沈むものが無いワケではないのでそれも貼ってみようと思う。 

なお、全ての動画は私以外の方が作成・投稿したものです。


『Sims 3 Drowning Child』
 

『忍道戒 溺死リョナ』
 

 …それはそうと、いいかげん色々更新すべき時期に来ている気がする。
とっくに桜の季節だし。 

mainsadsoko at 22:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 他の方を紹介 | 雑記