舞さん通信74号「EFTセッションレポート」

先日、過食で8年間苦しんでいるという女性がEFTカウンセリングに訪れました。
 深刻な摂食障害は大変困難な強迫症で、未だ効果的な治療法は発見されず、病院でもお手上げ状態なのが実情です。

しかし、潜在的な摂食障害の人口は相当数に上ると思われます。

 私も多感な20代に、明らかに異常に食べ過ぎては、強迫的に歩き続けたりした時期がありました。

 幸いヨガや瞑想でそんな衝動もしばらくして落ち着きましたが、その時の苦しい気持ち、どうしようもない自己嫌悪や羞恥心、恐怖感は覚えています。

 結果から言うと、彼女は1時間もしないうちに、劇的に変わりました。

 それ以後もまったく過食衝動は起こっていません。

「同じ苦しみを持つ、沢山の人の役に立てるなら喜んで」と、彼女が許可してくれたので、以下にセッションの内容をご報告します。

 過食に限らず、どんな中毒、依存症状にも参考になるケースだと思うので、自宅でのEFTタッピングに役立ててみてください。

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まず、一番苦しいと思われる、過食してしまう自分に対する罪悪感から始めました。

セットアップフレーズ(アファメーション)

「感情がコントロールできず、食べることもコントロールできなくなってしまう自分が嫌で嫌でしょうがないけれども、
そんな自分をあるがままに受け入れ、深く愛します。」

 それを3回唱えてもらってからタッピングに入ります。

・嫌いだ・苦しい・辛い・許せない・嫌だ、、、

 そんな言葉を口にしながらタッピングと眼球運動。

 2周した後、今度はポジティブな言葉でタッピング。

・自分を許す・不完全でもいい・不完全でも愛おしい・弱くても愛する・情けなくても愛する・自分を受け入れる・許す、、、

 この時点で自分への嫌悪感は10から3へ。(0から10のスコアで主観的に感情の強さを表す)

二度目のセットアップフレーズ

「まだ自分のことが嫌いで許せないけれど、そんな自分をあるがままに受け入れ、深く愛します。」

・まだ嫌いだ・まだ許せない、、、、でタッピングと眼球運動

3週目のタッピングで

・まだ自分を受け入れられない自分も愛おしい、
・まだ自分が嫌いだけどそんな自分でも愛する。許す。認める。

という言葉を入れたら、自己嫌悪の感情指数は3から0へ。

つまり、過食が止まらなくなっている自分を思っても、何も嫌悪感は起こらず、逆に愛おしいとさえ思えるようになりました。


そこで今度は過食しようとするときの自分をよく思い出してもらいます。

その時自分に何がおきているか。
何を感じているのかに集中。

彼女は、お腹と胸に突き上げてくる大きな、何か恐ろしいものを感じていて、
それを押さえようとして、最も手軽な方法として食べ物を詰め込んでいることに気づきました。

そこで、今度のセットアップフレーズは

「お腹と胸に突き上げてくるものを感じるけど、あるがままの自分を完全に受け入れ深く愛します」

・突き上げてくる感覚・この突き上げてくるもの・お腹と胸の感覚、、、

と言いながらタッピングと眼球運動。

3週目に

・そのまま感じていい・そのまま受け入れる・ただ感じる・ただ受け入れて大丈夫。
と言いながらタッピング。

終わってから深呼吸をすると、

「いっぱいいっぱいだった、突き上げてくるものの中心に道ができて、そこに息が深く入るようになった。」
「やっと呼吸できる感じ。道ができたから大丈夫だと思える。」という彼女の感想。


そこで今度は、過食を始めるきっかけになったことに思いを巡らせてもらいます。

「そのころ、とにかく人にどう思われるかだけだった。
 評価されたい、ほめられたい、認められたい、の気持ちから、痩せればいいと思い、食べるのをやめたが、その反動で過食が始まった。」

 EFTはなるべく具体的である方がいいので、彼女に最近の出来事で、認められないと思って辛かったことを思い出してもらいます。

 そこで出てきたのは、姑から自分が認められてない、評価されていない、愛されていないと感じて、とても辛かった出来事。

 話すだけでも声が震えて涙が溢れてくる状態でした。

 セットアップフレーズ

「お義母さんの言葉にショックを受けた自分を、あるがままに完全に受け入れ愛します。」

・認められなくて悲しい・辛い・ショックだ・尊重されていない・愛されたい・認められたい、
でタッピングと眼球運動。

3週目に

・認められなくても自分を愛する。
・人がなんといおうと、自分は素晴らしい。
・私はこのままで価値がある。
・認められないとショックを受ける自分を愛する、、、、

終わって深呼吸をしてもらい、もう一度その辛かったときのことを思い出してもらいましたが、

「もうよく思い出せないです。
 どう感じていたのかも全然分からないし、、、
 なんか思い出そうとすると笑ってしまいます。」

(EFTで感情が0になったときによくあるケースです。多くの人が「思い出せない」「分からない」と言います)

そこで、ディクシャを受けてもらいました。

彼女の感想:
「ディクシャを受けていると、内側の小さな白いものがぽんと大きくなってはじけたように感じました。
 体の表面じゃなくて、内側にも、こんなにもたくさんの動き、働きがあるんだなぁってびっくりして。
 自分が生かされているんだなぁ、ありがたいなぁという気持ちです。」

 そして、身近な人がこのままの自分をすでに愛してくれていることに気づいたそうです。

「こんなにこのままの私を気遣い、愛してくれる人がそばにいたのに、
自分は外ばかりに意識がいっていて、人からどう思われるかばかりを気にしていた。」

「苦しみは自分の被害者意識で作り出しているのが実感として分かりました。
 これからは楽しいことばかりになるような気がします。」


全部で1時間弱のセッションでした。

翌日、彼女からメールをもらいました。

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昨日はカウンセリングありがとうございました。
帰り道はとても気持ちよくて
隣の駅まで歩いていました。
家に着くとバタンと寝てしまい
気付くと朝でした。

寝ている間に夢をみまして
狭い部屋で食べ物を食べ続けようとする私に
父と母が笑いながら
交互に外に連れ出してくれる夢です。
外の天気はすごく晴れていて気持ちよかったです。
やっぱりすごく愛されて育てられたのだと
実感できた朝でした。
今朝の気分はとてもすがすがしいです。

私の中で大きく固く、意地でも動かないと
思っていた大きな石が
別のものに形を変えたように思えます。
すごく柔らかくて温かくて
ふにゃふにゃな感じ。
この感じが続いていけるように
自分でタッピングを続けていきたいと思います。

本当のところ
もっと伝えたいことがいっぱいあるのですが
いい表現が見つからないのが今の現状です。
自分自身ではとても実感できていることが
いっぱいあるのに。

本当にありがとうございます。

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その後も彼女は変わりなく元気で、
嫌なことがあればすぐにタッピングをして、解放されるのを感じているそうです。

ネットで摂食障害のEFTの症例をいろいろ調べてみましたが、
深刻で複雑なケースは何度かのセッションが必要ですが、彼女のように一回で劇的に改善するケースも多くあるようです。

彼女は自分自身でも、仏教や瞑想など学び、視野を広げていたし、自宅でEFTも試していて、準備がばっちり出来ていたのですね。

ただひとつEFTには困ったところがあって、それは感情数値が0になっちゃうと、脳が理解できずに、EFTの効果を否定することが多々あることです。

・思い出せなくなっているだけ。
・なんか考えられなくなっているだけ。
・きっと抑圧しているだけだ。
・あたまがぼんやりして数値に出来ない。
・こんなに簡単に楽になるってことは、最初からそんなに辛くなかったんだ。

などなど。

前回のゆとりサークルでも、数値が0になるとそんな感想を言われる方が何人かいました。

中には長年の苦しみがそんな簡単に消えてしまうことに、プライドが傷ついて怒り出す人もいるそうです。いや笑い事じゃなく。

実は私たち、苦しみに中毒しているところがあるんですよね。
苦しみを抱えていることにプライドや生きがいを感じていたりして。

それでもポジティブなアファメーションを入れれば、ネガティブな感情が消えるだけでなく、明るい気持ちになるので大丈夫です。

私も確定申告でEFTに大いに助けられました。
もう確定申告がめんどうでめんどうで、、、、、
ずっと机の上に書類を置いたまま、いつかやらなきゃなぁと先延ばしにしていました。

そこでEFTを使って、「嫌だ、嫌だ、面倒だ、面倒だ、、、」とタッピングし、
後から「簡単、楽チン、楽しい、楽しい、、」とタッピングで入れたんです。

そしたら翌朝目覚めたときから、早速確定申告の書類作りがしたくなっちゃって(笑)。
けっこう手間取ったにも関わらず、ずっと嫌悪感を感じることなく、ゲーム感覚で仕上げて、達成感を楽しみました。

これは相当に便利なものです。

EFTのDVDを観ても、

戦争のトラウマで毎晩悪夢を見ていた人が熟睡できるようになったり、
高所恐怖症がビルの窓から平気で下を覗きこめるようになったり、
水恐怖症が水の中で遊びだしたり、
チョコレート中毒がまったく食べるのを止めたり、
長年の交通事故の後遺症の痛みがその場で消えたり、

まあ、奇跡とでも言いたくなるようなその劇的な効果ぶりには、ほんとに感心してしまいます。

なので、次回のゆとりサークル(4/13)もEFT特集にしようと思っています。
やはり1人でするよりも、2人組みで行う方が効果があるようです。
人との温かいつながり、サポートが感じられてとてもよかったので、また2人組みワークを練習していただきたいと思っています。

もっともっと広まっていけば、家庭円満、社会円満、世界円満になるんじゃないかと期待しているんです。

世界平和はあなたの心の平和から

今日も読んでくださってありがとうございました。

舞原さなえ
http://blog.livedoor.jp/maisan369/

2008年03月21日